晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

2022-02-09から1日間の記事一覧

あきたのかりね① 菅江真澄テキスト

天明四年甲辰の九月十日、出羽の国に入たるより、おなじき、しはすの三十日の夜までかいのせ、はぐろやま、きさがたのことをしるす。 いではのくに田川郡鼠が関といふ、うまやのをさがやに泊りぬ。 これよりなべて庄内とよぶ。 こゝより、なにさ、かさと、言…

あきたのかりね 菅江真澄テキスト

天明4年9月10日に越後を出発し、鼠ヶ関を越えて出羽庄内に入り、鶴岡を経て羽黒山に詣でる。 最上川を降り、酒田、吹浦、さらに、9月25日に由利郡で象潟を見学している。 そのあと、本荘、矢島、西馬音内を過ぎ、10月10日には、佐竹藩の雄勝郡に…