晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

2022-05-25から1日間の記事一覧

あきたのかりね⑧ 菅江真澄テキスト

十日 みちつきたりといふまゝ、ふねにのりて川ひとつ越て、雪のなか路をかいわけ行くば梭はしとて、木を間遠にあみたるに雪のいたくかゝりて、日のてれるに半けち行たるを、見るだにおそろしき谷川のどよみながるるを、人にたすけられて、からうじてわたりぬ…