晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

はしわのわかば⑤ 菅江真澄テキスト

十二日 (宮城県)桃生ノ郡鹿股(カノマタ)(河南町鹿又)の有隣(アリチカ)ノ翁、ところ/″\尋ねわびて、けふも又あはでむなしく皈るなンど書て、 尋ねこしかひもなぎさにすむ鶴のこと浦遠く声ぞ聞ゆる とあるを見て、 たちあそぶ方こそしらね友つるのうら珍…

難しくて面白い漢字の世界④ 漢字文化圏の国々

「ウィキペディア」の中国語版である「維基百科」の関連サイトの「維基文庫」が、中国の古典書籍の宝庫であることを、先日書いた。 これを、このところ眺めていたが、中国の古典だけではなく、中国の周辺の漢字文化圏の国々に関わる書籍も数多く収録されてい…

はしわのわかば④ 菅江真澄テキスト

十日 けふもさるがう舞あり。 こよひまた一夜なンどあれど、風なぎたれば、此あたりの花のちり残るも見まほしく、また春のころ見し逹谷(タツコク)ノ窟(イハヤ)、桜原といふ処は名さへおもしろければ、ふたゝびとて平泉を出たつ。 むかし悪路王ひそかに都…

欧米人のおなまえ④

サッカー日本代表の2次予選の試合をテレビで見た。 アウェーのミャンマー戦だった。 試合は、力の差が大きく、ホーム戦と同じスコア、5-0で日本が勝利した。 名前好きの私が、試合を見て感じたのは、ミャンマー選手の名前である。 こんな、スタメンだった。 …

難しくて面白い漢字の世界③ 「三国志演義」と「封神演義」

若い頃に、横山光輝さんの「三国志」を読んでいた。 なんと、全60巻という大作である。 タイトルが、「三国志」となっているが、原作となっているのは、史書である「三国志」ではなく、説話である「三国志演義」である。 同じ頃に、「水滸伝」や「項羽と劉邦…