晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

善九郎物語

数年前に、秋田にある父の実家の当主だった伯父さんが亡くなった。伯父さんの父親は、私の父親の長兄だったが、末子だった父とは親子ほど年齢が離れていた。だから、正確には、私にとっては伯父さんではなく、従兄である。 伯父さんは、「善九郎物語」という…

地図はタイムマシン

明治初期に発行された「迅速測図地図」というものを見たくて、近隣の図書館の蔵書を検索していた。その結果、「迅速測図地図」は、松戸市立図書館と鎌ヶ谷市立図書館にあることがわかった。 柏市立図書館、流山市立図書館、我孫子市立図書館には、「迅速測図…

マフィンおばさんのぱんや

「パン焼き入門」という話を、何週間か前に書いた。子どもが小さいころに、パン焼き器を買ってパンを焼くようになったこと。パン焼き器が壊れたが、新しいものを買い換えたことについてだ。 たしかに、パンは大好きでよく食べていた。でも、何がきっかけでパ…

図書館へ行く

市立図書館が、現在休館中である。 システム入れ替えのため、11月2日まで休館ですとなっていたので、二週間ほど休むことになる。ホームページも使えないとなっていたから、大掛かりである。 棚卸しのための休館なら、毎年あるような気がするが、システム…

いなのなかみち⑥ 菅江真澄テキスト

seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp 十八日 永通がやに洞月上人とぶらひたまひて、砌に、としふる柿の樹の下の、風涼しう吹かたにむしろしいて、上人の、 いにしへをこゝにうつして柿の本聖のをしへあふぐか…

歴史を遡る

たいていの歴史の教科書は、はるか昔から始まって、現代に至る。 私の体験で考えると、日本史の授業は、中学校でも高校でも現代までたどり着いていない。 だいたい、昭和の途中で年度終了だった。 こんなことを言うと、いろいろと差し支えがありそうだが、も…

国名について調べてみた① 千葉と茨城

私は、姓氏や苗字とか地名とかが、とても気にかかるところがあって、すぐに調べないではいられなくなったりする。 ここで言う国名は、世界の国々の名前ではなく、 日本の律令制に基づいて設置された地方行政区分である令制国(りょうせこく)や律令国(りつりょ…

深田久弥の日本百名山

山に登らない人でも「日本百名山」ということばは知ってるかもしれない。 文筆家で登山家だった深田久弥の山岳随筆集「日本百名山」は、1964年新潮社から出版された。それに先立って、1959年から1963年まで、朋文堂の「山と高原」に毎月2座づつ連載された。…

いなのなかみち⑤  菅江真澄テキスト

seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp 甘七日 この里の人々とぶらひ来て、すむは八橋の近きにや、今もみづゆく河やながるゝ、燕子花の咲るやなどとひもて、熊谷直堅のかいつけける。 けふよりは心へだつなかき…

現代詩人全集 角川文庫

長年、多くの本を買い集めてきたのだが、今は手元にほとんどない。 最近になって、もう一度読んでみたいなと思う本がある。でも、とっくに絶版になっている。 角川文庫の「現代詩人全集」である。明治から昭和まで、全10巻で、神保光太郎、伊藤信吉、村野…

音楽と漫画に出会う

私には、二人の姉がいる。 姉たちが好きだった音楽や漫画に、私も囲まれて育ってきた。音楽や漫画については、姉の影響があると思う。姉の影響というよりも、そういうものが身近にあった環境かな。 音楽や映画の写真や記事が載っている「明星」「平凡」とい…

柏の歴史地図 市役所ロビーにて

140年前の柏市 柏市役所ロビーに、明治初期の柏市の地図の大きなパネルが展示されている。 数年前から、このパネルは展示されていて私はその存在に気がついていた。すごいなあ、と思って見ていた。 私が住んでいる光ヶ丘の台地を水源として新柏方面へ流れ…

十五少年漂流記

小学生の時に、初めて買った本の中に「十五少年漂流記」があった。そのころは、小学生が買うような文庫本は旺文社文庫しかなかった。薄緑色の表紙で、ソフトカバーだけれどコーテングしてあるしっかりした製本だった。旺文社文庫は、すでに、1987年に廃…

地図というもうひとつの世界

山へ行こうと思ったら、地図を用意しなければならない。有名な観光地にあるような山だったら登山地図が専門の出版社から発行されている。それが無いような地味な山だったら、国土地理院の地図である。五万分の一と二万五千分の一の二種類あるが、登山には二…

いなのなかみち④   菅江真澄テキスト

seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp 甘三日 ていけよければ、外島をいづ。このごろの雨にや河水いやまさり、橋々おちながれうせ、天流川は、あら海などのやうに浪うちあぐる。岸まで人々をくり来て、むかふ…

菅江真澄のうた

菅江真澄の旅の日記は、全体に自作の短歌が織り込まれている。短歌があって、菅江真澄の旅の日記は成り立っており、短歌のない文章は考えられない。 しかし、菅江真澄の業績を高く評価してきた研究者の柳田國男は、菅江真澄の短歌を酷評している。 「思い切…

PDA ミニパソコン①

私にとっては、今のスマホはミニパソコンの到達点だと思っている。かつて、パソコンがこうだったらいいのに、と思ったことをほとんど実現している。 たとえば、 小さくて手軽に持ち運べる。 フォントが綺麗で、気持ちよく読書ができる。 好きなフリーソフト…

図書館を巡る

この数年、図書館は私にとって身近なものになっている。 自宅から歩いて2、3分のところに市役所の近隣センターがあり、その中に図書室がある。広さ的には、図書室という感じで蔵書数は言えばキリがないが、月刊誌も置いてあり、気軽に寄ることができる。残…

いなのなかみち③ 菅江真澄テキスト

seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp 五月五日 みはるがやどをひるより出たつ。 ひとおき、ふたおき、ふななどいひて、里は、こかひのわざに露のいとまなみ、柔のさえだ折もてありき、やの中は、ところせく、…

駅と宿と町

「手賀沼は印旛郡?」で、沼のまわりは、村しかないように書いた。 周辺をよく見ると、町はあった。 小金町と野田町。そして、我孫子宿と松戸駅。 明治11年に「郡区町村編制法」が制定され、 「府県ノ下郡区町村トス」となっており、町か村しかないように…

セロ弾きのゴーシュ

「宮澤賢治全集」を手離した。就職して、はじめて買った全集ものだった。 子育てしてたころ、お風呂に入れて、寝かしつけるのは私の役割だった。布団に入って、読み聞かせをしていた。たいていは、2、3ページで読み切りになっている世界のお話と日本のお話の…

手賀沼は印旛郡?

昨日書いた地図の閲覧システムで、旧地図と新地図を見ていたら奇妙なことに気がついた。 旧地図の手賀沼の湖面に、「印旛郡」の表示がある。「南相馬郡」ではないのだ。 旧地図は明治13年ごろに作成されている。この時点で、現在の我孫子市全域と柏市の一…

フランス式彩色地図

先日、「古地図を見る」を書いた時に、「地図で見る百年前の日本」と「日本200年地図」を紹介した。 「地図で見る百年前の日本」で使われていた地図は、フランス式彩色地図という、すべて手書きで、欄外余白には風景のスケッチまである、絵画のような不思議…

地名と名字

図書館を歩いていて、借りてしまったうちの一冊である。 常陸国風土記に見る古代 井上辰雄 学生社 1989年発行 二週間でそんなに読めるものではないのに、つい何冊も借りてしまう。 「風土記」は、奈良時代に官命によって地方の国衙に提出させた報告書であり…

活字を拾う

「銀河鉄道の夜」第二章は「活版所」のシーンである。 ジョバンニは、そこで活字拾いのアルバイトをしている。 「これだけ拾ってゆけるかね。」と言われ、紙切れを渡される。 拾った活字をいっぱい入れた平たい箱を渡して、小さな銀貨を受け取る。 私は、高…

古地図を見る

いつもの図書館でいつもの閲覧机に座る。そこは、高齢者用の大机で番号札がいらない。しかも、私の好きな地図コーナーのすぐそばである。 まえから、気になっていた地図の書籍を広げて見る。 「地図で見る百年前の日本」と「日本200年地図」 その中から、私…

昆虫記

夏の終わりの今頃になると、毎年玄関先にセミやコガネムシの死骸がいっぱいころがっている。ひっくり返っているので片付けようと手を延ばすと、突然バタバタと動き出して驚かされる。 低層のこじんまりした集合住宅が何棟かある住宅地で、樹木が多いのだ。鳥…

いなのなかみち②  菅江真澄テキスト

seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp 一ばかり市田てふところにゆくに、いとおほきなる松の朶ごとに藤のまつはりて、こきむらさきに咲たり。 くれて行春をとゞめて松が枝にかかるはうれし花の藤波 かくてその…

百科事典の世界

ClieというPDAを使っている頃、百科事典をPDAに入れることができることを知った。DeAGOSTINIからでている平凡社のMYPAEDEAというソフトを専用ツールを使ってEPWINGという形式に変換する。 CLIEはソニー製なので、メモリカードはメモリーステックだった。容量…

バーコードとQRコード

図書館で借りてきた本のバーコードを見ていて、バーコードアプリをスマホに入れようと思った。アプリを検索してみたら、どうもQRアプリでバーコードも読めるみたいだ。 QRアプリはすでにインストールしてあるのでやってみた。すると、バーコードを数字に変換…