一時期、自宅から自転車で行ける範囲の神社とお寺をまわっていた。
1日で、10カ所くらい行ってたので、何十ヶ所になるだろう。
鳥居、本殿、森などの写真を撮っていた。
神社は、まったく新しく建てられることはないので、神社があるところは、かつて集落があって生活していたところである。
私の自宅から一番近い神社は、南側に「八坂大神」でこの地域の氏神であると表示されている。
そして、北側に白山神社がある。
しかし、なぜか東側には神社がない。
何か、事情があるのだろうか。
日本には、10万を超える神社があるらしい。
そのほとんどは、常駐の神主のいない氏神とか鎮守といわれるものだと思う。
私の郷里の神社も、神主さんはいなくて40戸ほどの村の人たちで分担して運営していた。
東西を山に囲まれている村の東側の山の中腹に稲荷神社があった。
木の階段を100段ちかく登ると、広場になっていて神社があった。
かなり広くて相撲の土俵もあった。
お祭りには、奉納相撲をやっていた。
ラジオ体操もそこでやっていたので、朝から走っていた。
近隣の村も同じようなものだったと思う。
いろいろな神社を訪ねて一番残念なのは、森や林がまったくない神社である。
自然を敬うのが神社の基本だと思うので、私としては、山全体で神社になっているようなところが好きです。
誰でも知っているような立派な神社も多い。
言ってみれば、大スポンサー付きの神社。
妻は、東京育ちなので、神社といえばそういうイメージが強いらしい。
人がすむところ、神社がある。
でも、ニュータウンができて神社もつくったという話は聞いたことがない。
やっぱり、そこがほんとの共同体ではないからなのかな。