晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

大町公園 窪地と低湿地


秋バラを見に、市川市の大町公園のバラ園に孫娘を連れて行った。

自宅から車で30分ちょっとなので、子どもたちが小さい時からときどき来ていた。

大町公園は、有料施設の動植物園と無料施設の水生植物園、バラ園、自然観察園、観賞植物園から成る複合施設である。

時期のせいか、花数は少なめだったが、いつ来ても種類も多くて気持ちがいい。  

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名札もついているが、なかなか覚えられない。

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孫娘は、花より山登りや駆けっこの方が楽しそう。ハイキングのできる、森のコースもある。

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バラ園の脇に、岩のオブジェみたいなのがあった。

孫娘は気に入って、登ったり降りたりしてた。

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バラ園の先は、自然観察園になっている。谷津の自然をそのまま生かしたつくりだ。
大町公園は、全体では南北に1.3kmにわたるひろさである。そのうちの北部半分くらいが自然観察園になっている。東西は、斜面林になっていた、周りは緑しか見えない。

いったい、ここはどこだろうと思うくらいである。

 

ここは、周りが梨畑などの農地、民有地の中に大きな窪地がある感じである。一応、東側に水が流れ出る水路はあるようだが、全体として見ると、四方を高台で囲まれていて、周りから水が流れ込んでくる感じである。コブシやキショウブなど色とりどりの湿地植物が咲き、サワガミやアメリカザリガニウシガエルなどの水辺の生き物や、メジロコサギカルガモなどが住んでいるようだ。夏には、蛍も出るらしい。

 

こういう地形を、どこかでも見たぞ、と思った。

鎌ヶ谷市の貝柄山公園である。広さは、南北に500mか600mでこじんまりして湿地帯は残っていないが、大町公園のように中央に大きな池がある。周りが四方は高台で囲まれている。子どもの遊び場が3ヶ所くらいあり、周りがほとんどが住宅地という感じである。

貝柄山という名がついてるが、山と呼べるものはない気がする。貝塚が近くにあってそれからつけられたらしいが。

 

松戸市の中央に 、「21世紀の森と広場」という公園がある。ここもまた、周りから大きく落ち込んだ窪地である。50.5haという、とんでもなく広い公園だ。

もともとは、千駄堀という谷津が残っている地域だった。周辺はかなり住宅化が進んでいるが、谷津の斜面林を中心に緑が多く残っている。

「千駄堀の自然を守り育てる」を基調概念として、公園化を進めたらしいが、芝生広場を造成するために湿地帯の埋め立てなどをしたために、自然を最大限残そうとする市民と議論になったらしい。

 

これらの公園は、みな広い台地の真ん中に、大きな窪地ができている。どうしたら、こんなものができるのだろう。川の流れがあってその途中にできたとは思えない。周りの土地がみんな高くなっているように思える。

まわりの農地や住宅地に降った雨がしみ込んで、時間をかけて斜面林から湧き出して、中央部に集まってくるらしい。流れ出るところがない

だから、住宅開発に取り残されてしまう。結局、公園にでもするしかない。

そういう、ことなのかなあ。

 

でも、私のおすすめは、大町公園の自然観察園かな。

尾瀬のような広さはないけど、気持ちいいところです。

 

 

 

 

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