晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

マクワウリとメロン

 

今年は、天候不順のため洗濯物が乾かず、コインランドリーによく通った。自宅から車で10分ほどのところに行っていた。そこは、駐車場が広く止めやすいので、舗装が一部分しかされておらず中途半端だが気に入っていた。

裏は、鬱蒼とした森で、横はかつては畑だったろうが今は放置されている。そして、「売地」の大きな看板が建てられている。

今日も行ってきたのだが、放置された畑に、大きなカボチャの花が咲いていた。カボチャの花は、もっと暑い時に咲くものだと思うが、かなり時期がずれている。

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カボチャの花

よく見るカボチャの花の倍くらい大きい花を見ていて思い出した。瓜の仲間の花は、カボチャもメロンもキュウリも黄色い。ただ、大きさが違うだけで、似ている。

 

子どものころ、マクワウリというのがあった。メロンの原種みたいなものだと思うが、メロンに比べて小さく楕円形だった。お盆の頃に実がなって、お盆の祭壇におそなえしてた。

名前からしてウリだし。今でも、マクワウリってあるのかな?

でもメロンだってウリの仲間だよなあ。

子どもの頃は、甘いなあと思ってたべていた。今なら、どうかな。

これが甘いか? って感じだと思う。

他に、甘いものがなかったから、うまかったんだな。

 

でも、なんでも甘けりゃいいってものじゃないよな。

トマトが甘くて美味しいってどういうこと。

トマトはやっぱり土くさくて、

しょっぱいくらいに味の濃いのがいいな。

野菜は、甘くなくていいから、

それぞれの味があっていいと思う。

 

こっちに出てきて、キュウリを見てびっくりした。

こんなウラナリをこっちの人は食べるんだ。

水分たっぷりの太ったキュウリを食べて育ったので。

キュウリは、水に浮かしておいて、水分補給に食べていた。

缶ジュースみたいなものかな。

半分に切って、味噌をぬってもいい。

塩分も補給できるので、これはスポーツドリンクかな。

 

子どもたちが小さい頃、

子どもたちを秋田に連れて行きたくて、

秋田にいる姉のところへ何回か行った。

姉は、育った村の隣りの村に嫁いでいた。

田舎の家は、裏庭の畑で家族分の野菜は育てる。家族分だから、多種類少量である。

姉が、ご飯支度の時に子どもたちに声をかけていた。

「畑に、トマト取りに行くよ。」

 子ども達と畑に行ってた。

秋田に、帰ってきたなあと思った。

 

小さい頃の食生活は、その後に影響を与える。

インスタント食品の登場が、日本の食生活を大きく変えたと思う。

私は、田舎にいたおかげで、畑のものと野山のものを食べて育った。

インスタント食品は、街に引っ越した高校生になってから出会った。お湯をかけるインスタントラーメンだったな。

いろんなグルメに興味がないわけではない。あれば、好き嫌いなく食べる。いっぱい食べれる。

でも、基本的には、ご飯とご飯のためのおかずが一品あれば大丈夫だ。それで、満足だ。

 

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帰り道の空