今年は、天候不順のため洗濯物が乾かず、コインランドリーによく通った。自宅から車で10分ほどのところに行っていた。そこは、駐車場が広く止めやすいので、舗装が一部分しかされておらず中途半端だが気に入っていた。
裏は、鬱蒼とした森で、横はかつては畑だったろうが今は放置されている。そして、「売地」の大きな看板が建てられている。
今日も行ってきたのだが、放置された畑に、大きなカボチャの花が咲いていた。カボチャの花は、もっと暑い時に咲くものだと思うが、かなり時期がずれている。
よく見るカボチャの花の倍くらい大きい花を見ていて思い出した。瓜の仲間の花は、カボチャもメロンもキュウリも黄色い。ただ、大きさが違うだけで、似ている。
子どものころ、マクワウリというのがあった。メロンの原種みたいなものだと思うが、メロンに比べて小さく楕円形だった。お盆の頃に実がなって、お盆の祭壇におそなえしてた。
名前からしてウリだし。今でも、マクワウリってあるのかな?
でもメロンだってウリの仲間だよなあ。
子どもの頃は、甘いなあと思ってたべていた。今なら、どうかな。
これが甘いか? って感じだと思う。
他に、甘いものがなかったから、うまかったんだな。
でも、なんでも甘けりゃいいってものじゃないよな。
トマトが甘くて美味しいってどういうこと。
トマトはやっぱり土くさくて、
しょっぱいくらいに味の濃いのがいいな。
野菜は、甘くなくていいから、
それぞれの味があっていいと思う。
こっちに出てきて、キュウリを見てびっくりした。
こんなウラナリをこっちの人は食べるんだ。
水分たっぷりの太ったキュウリを食べて育ったので。
キュウリは、水に浮かしておいて、水分補給に食べていた。
缶ジュースみたいなものかな。
半分に切って、味噌をぬってもいい。
塩分も補給できるので、これはスポーツドリンクかな。
子どもたちが小さい頃、
子どもたちを秋田に連れて行きたくて、
秋田にいる姉のところへ何回か行った。
姉は、育った村の隣りの村に嫁いでいた。
田舎の家は、裏庭の畑で家族分の野菜は育てる。家族分だから、多種類少量である。
姉が、ご飯支度の時に子どもたちに声をかけていた。
「畑に、トマト取りに行くよ。」
子ども達と畑に行ってた。
秋田に、帰ってきたなあと思った。
小さい頃の食生活は、その後に影響を与える。
インスタント食品の登場が、日本の食生活を大きく変えたと思う。
私は、田舎にいたおかげで、畑のものと野山のものを食べて育った。
インスタント食品は、街に引っ越した高校生になってから出会った。お湯をかけるインスタントラーメンだったな。
いろんなグルメに興味がないわけではない。あれば、好き嫌いなく食べる。いっぱい食べれる。
でも、基本的には、ご飯とご飯のためのおかずが一品あれば大丈夫だ。それで、満足だ。