晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

スーという名の少年 ジョニー・キャッシュ

私は、音楽の好みについては節操がないかも知れない。

でも、音楽のジャンルについては好き嫌いがないが、もちろん、好きな歌手が何人かいる、とか好きなバンドがいくつかあるということで、なんでも聴くというわけではない。

高校時代からカントリーもけっこう好きである。

秋田のAM放送に「カントリーサイド」というカントリーミュージックの番組があって、受験勉強しながら、よく聞いていた。番組の終わる12時頃には寝る人だったので、オールナイトニッポンなどの深夜放送は聞いたことがない。

 

ジョニー・キャッシュやチャーリー・プライドが好きだった。

ジョニー・キャッシュは、ドスの効いた太い低音が魅力の歌手である。

チャーリー・プライドは、唯一と言っていいのかも知れない黒人のカントリーシンガーで、ソフトな低音が心地よい。

「スーという名の少年」は、1969年なので高一の年に発売されている。

この曲は、ライブ・バージョンで、しかも刑務所での慰問公演の録音がシングルカットされている。バンドの演奏をバックに全編語りである。トーキングブルースというやつらしい。

スーというのは、私は最初、インディアンのスー族かと思ったが、女の子の名前をつけられた男の子の話だった。

途中で聴衆である囚人の歓声が入ったり、使っちゃまずい言葉が「ピーッ」という音で消されたりする。

おもしろい曲だなと思って聞いてた。

 

My daddy left home when I was three
And he didn't leave much to ma and me
Just this old guitar and an empty bottle of booze
Now, I don't blame him cause he run and hid
But the meanest thing that he ever did
Was before he left, he went and named me "Sue."

 

俺が3歳の時に、オヤジは家をでていった。

オフクロと俺には何も残していかなかった。

この古いギターと空の酒瓶のほかは。

いまは、オヤジがいなくなったことを責める気はない。

でも、あいつがいなくなる前にやった最低のことは、

俺にスーという名前をつけたことだ。

 

父親が、女の子の名前をつけたばっかりに、

彼は、馬鹿にされたり、笑われたりして成長する。

憎いオヤジを見つけて息の根を止めることだけを、考えていた。

そして、ついに白髪の老ぼれになっているオヤジを見つける。

 

And he said: "Son, this world is rough
And if a man's gonna make it, he's gotta be tough
And I knew I wouldn't be there to help ya along
So I give ya that name and I said goodbye
I knew you'd have to get tough or die
And it's the name that helped to make you strong

 

アイツは言った、「この世は厳しいんだ、

一人前になろうとしたら、タフじゃなきゃならない。

俺が、お前をずっと世話できるわけじゃない。

だから、俺はその名前をつけて、おさらばしたんだ。

お前は、タフになるしかなかった、でなきゃ死んじまう。

お前を強くしたのは、その名前だ。」

(下手な、日本語訳をやってみました)

 

なんか、都合の良い言い訳である。

お前には、俺を殺す権利がある、みたいなことも言う。

まあ、結局オヤジの息の根を止めることはなかった。

わかったような、わからんような顛末である。

でも、囚人の聴衆には大いに受ける。

 

この曲は、ジョニー・キャッシュのオリジナルだと思っていたけど、シェル・シルヴァスタインという人の曲だそうだ。

この、コンサートのために選曲したらしい。

作者のシルヴァスタインさんも、やはりシェルという女の子の名前をつけられた方らしく、自分の経験がベースになってるらしい。

 

 この頃のカントリーミュージックは、ロックの影響受けたシンガーやバンドがいっぱいでていた。私の知ってるのだけでも、

ウイリー・ネルソン、ケニー・ロジャースマール・ハガード、バック・オーエンス

女性だったら、タミー・ウイネット、ドリー・パートン、ロレッタ・リン

ギタリストは、ドク・ワトソン、チェット・アトキンス

 

日本でも、ロック・バンドが出てくる前は、バンドといえば、

カントリーバンド、ジャズバンド、ハワイアンバンド、ラテンバンド、いろいろあった。

エスタンカーニバルなんてのも、カントリー系の祭典から始まったのかな

音楽バンドのお笑い、好きだったな。

演奏しながら、コントをやる。音楽を使ったコント。

クレージー・キャッツ、ドンキー・カルテット、ドリフターズ、そしてビジー・フォーかな。

その後は、どうなったんだろう。

この前、You-Tubeで、打首獄門同好会というおもしろいバンドを見たけど、この系統だろうか。これは、お音楽自体がお笑いだった。

 

 

 

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