晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

ふるさとは遠きにありて

私は、10棟の集合住宅からなる150戸ほどのこじんまりした団地に住んでいる。

入居した当時は、30代だった。まわりは、同世代かもっと上の世代だった。

私の知ってる限りでは、ほとんどが日本各地出身の方である。

職場は、半分か3分の1が地元か県内で、その他は全国出身という感じだった。

北海道もいれば、九州もいた。

この辺の地域自体が、東京のベッドタウンという感じなのだ。

 

妻の両親は、2人とも東京生まれ東京育ちだった。

でも話を聞いたところでは、その父親が若い頃に東京に出てきたらしい。

妻にとっては、おじいちゃんだから、ずいぶん昔のことである。

妻の父の方は、九十九里の成東がおじいちゃんの実家だと言ってた。

旅行で成東のあたりを、通った時にこの近くだ、と言っていた。

妻の母の方は、茨城の石下がおじいちゃんの実家だった。

ここには、おじいちゃんの何十周忌かの法要で行ったことがある。

東京にいる親戚たちと車を乗り合わせて行った。

まわりは、田んぼのある田園地帯だった。妻の母は、戦時中に疎開で何年か来ていたらしい。

よく、その頃の話しをしていた。

明治や大正の頃は、関東近辺の県から東京へ働きに行っていた。

それが昭和になって、日本全国から人が集まるようになっていく。

 

私の父と母も、秋田から東京や川崎に来ている。

戦前から戦中にかけてである。

秋田の田舎には、仕事がないので、仕事を求めて都会にやってきたということになるだろう。

それは、戦後もずっと続いてるってことだな。

そして、私もその中にいる。

 

私は、18歳で秋田を離れている。

それから、50年になろうとしている。

「自分は秋田の人間だ。」という気持ちで、ずっと生きてきた。

でも、考えてみると秋田のことをよく知らない。

秋田にいた頃の、私の行動範囲なんてほんとに狭いものだ。

一番近い観光地である十和田湖にも行ったことがなかった。

家族で旅行なんか行ったことがないのだから、ほとんどどこも行ってない。

十和田湖は、20代の頃にひとりで東北の山を登り歩いていた時に、八甲田山に向かう途中、初めて行った。奥入瀬渓流がきれいだった。

 

秋田とひとことで言うけれど、秋田は広いと思う。

日本海に面した海岸部と、内陸部があるし、内陸部にも山間部がある。

中央部に山地があるので、北部と南部が分断されている。

私は、東西に流れる米代川の支流岩瀬川沿いの村で育った。

北部も、岩手県に近い鹿角という地域は歴史的に盛岡藩が統治していたので複雑である。

地元についてでさえ、戊辰戦争の際に、奥羽列藩同盟から脱落した秋田藩と同盟側の盛岡藩と、大館や米代川に沿って行われた攻防で大館の街がほとんど焼失したというような歴史も、ずっと知らなかった。

まして、南部の方については、よく知らないし、あまり行ったことがない。

南部は、雄物川が真ん中を流れてるのかな、くらいの知識だ。

しいてあげれば、

乳頭温泉に泊まって、秋田駒ヶ岳に登ったことがある。

鳥海山に登ったあと、象潟に泊まったことがある。

秋田の姉のところに家族で行った帰りに、秋田市方面経由で帰ったことがあった。秋田空港に近いプラザクリプトンというホテルに泊まった。秋田県森林学習交流館というおもしろいところだった。

大曲に伯父さんが住んでいて、法事などで会うたびに「大曲の花火見に来るといいよ」と誘われていた。行きたいなと思いながら実現してないな。

 

考えてみたら、角館も行ったことなかった。

久保田城も復元されているようだ。かつて、行った時は城跡だったような気がする。

南部の方には、支藩とかもいくつかあったし、城下町もある。

秋田藩の館というのもいくつかあったはずだ。

歴史好き、お城好きの私としては行ってみたいところがいっぱいある。

 

 

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