4年後の2024年が、運転免許証の次回の更新時期になる。
もう、免許証は返納だなあ、と思っていたのだが、よく考えてみると返納してほんとに大丈夫か心配になってくる。
定期的に、病院に行かなければならない家族がいる。その、通院が問題なのだ。バス電車乗り継いで行くのは、かなり大変だ。
行動範囲が、狭くなってしまうのはしょうがないとしても、何か緊急なことが起こった時が心配である。
高齢者の事故のニュースを見たりすると、どこかで思い切らないといけない、とは思う。
もともと、車の運転があまり得意な人間ではない。
でも、運転免許を持ってて良かったと思うことはいっぱいあった。
子どもを育てていた時とか、両親が病気で入院していた時は、ほんとに助かった。
何度、病院へ通ったことだろう。
真っ暗な中を、救急受付に駆け込んだことも何度もある。
免許証を見ると、29歳の時に取得している。
ずっとバス電車で通勤していて、あまり運転免許の必要を感じていなかった。
山仲間でもあった友人たちも、誰も免許を持っていなかった。
友人のお兄さんに、4人もいて誰も免許持ってないのか、と呆れられたこともある。
そのうち、ひとり、またひとり、と免許を取ったので、私も取ることにした。
合宿免許が出始めた頃で、「二週間、最短10日」というふれこみにひかれて、行ってみた。
ところが、私はブレーキとアクセルもわからないような人間だったので、途中で脱落してしまい、結局自宅近くの教習所に転校して、免許証を取得した。
子どもたちがまだ小さい頃、妻の実家が成東の隣りの山武町というところへ引っ越しした。
月に2回ぐらいは、遊びに行っていた。
そこから、車で30分くらいで九十九里海岸の中心部の本須賀海岸に出られた。
山武をベースにいろんなところに、出かけた。
銚子、成田、茂原、勝浦、鴨川、、、、、
柏から、片道60kmくらいあったけど、よく通ったものだ。
夕飯を食べた後、帰る途中で子どもたちは眠ってしまっていた。
妻も運転するので、どこへ出かけてもきつくはない。
妻の母が、松戸に転居するまで、10年以上続いたと思う。
私は、そんなに運転が好きでもないかもしれない。
それでも、秋田まで車で行ったこともあるし、京都も行った。
東日本大地震の後、高速料金が定額1000円になったことがあった。
ちょうど長男が転勤で京都に行ってたので、思いつきで遊びに行こうということになった。
ネットで簡単に、ホテルも予約できた。
長男の案内で、きれいな桜の名所を案内してもらった。
京都市内は、一方通行だらけである。妻はそういうところは得意なので、運転はお任せしていた。
平安神宮近くのホテルに泊まって、帰ってきた。いい思い出である。
でも、京都まで500kmくらい、秋田の大館までは700km近くある。
京都の方が、遠そうな気がするけどな。ただ、どこまで行っても混雑する。
東北道のように、どこどこ過ぎたら空いてくるというのがない。
スキーに新潟の津南まで、行ったこともある。チェーンも付けて大変だった。
津南といえば、最近、テレビで積雪2メートルってやってた。
私たちが行った時も、一晩で積雪1メートルだった。朝、みんなで車を掘り起こして、なんとか帰ってこれた。
車でスキーに行けたのは、妻の弟二人のおかげだった。
うちの車の、前と後ろをサポートしてくれた。
年をとると、人間の個人差は大きくなる。
寿命に、その差がはっきり出てしまう。
80なっても、90なっても、元気な人は元気だ。
免許更新まで、あと4年ある。
まあ、ゆっくり考えてみよう。