晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

柴又帝釈天へサイクリング

今日はひとりで留守番、特に出かける用事もなく、しかも天気がいい。

ということで、サイクリングに出かけることにした。

思いついたのが、いつも素通りする柴又帝釈天にお参りしよう、ということ。

いつものように、江戸川流山橋に向かう。

しばらく、運動してないので体が重い。

1時間近くかかって、流山橋を渡り、三郷側の土手に着く。

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かすかに筑波山が見える

三郷幸手自転車道の看板がある休憩所で、ひと休み。

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川向こうには、流山の街並みが見える。

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東京都葛飾区柴又を目指して出発。海から27kmの看板がある。

しばらく走っていて、あれっと思う。

右手に、富士山らしきものが見える。今日は、かなり遠くが霞んでいるが、中腹まで冠雪で真っ白な富士山である。

肉眼だとそれなりに見えるのだが、カメラだとどうだろうか。

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大きな建物と建物の間なのだが、微妙である。

なんと人間の目は性能が良いことだろう。

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真ん中へんにスカイツリー、左端に富士山

しばらく走って、柴又公園に到着。

川向こうは、松戸市矢切の渡しである。渡し舟が、何艘か見える。

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先日、テレビで、柴又の川甚が閉店するというニュースをやっていた。

川甚は、私も来たことがある。結婚したばかりの頃、松戸の八柱の近くの牧の原団地に住んでいた。そこから、二人でママチャリで帝釈天まで来て、川甚で鰻を食べた。

よくまあ、こんな遠くまで来たものである。

川甚は、江戸時代の寛政年間からの老舗の川魚料理の店である。個室の和室で静かに食べた記憶がある。

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せっかくなので、店先をのぞいてきた。
帝釈天にお詣りしたが、閑散としていた。

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寅さんの顔も見てこようと、参道の商店街を柴又駅に歩く。

チラホラ、人は歩いているが、休業の張り紙の店もあった。

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土手まで戻り、さらに南下する。

千葉街道にぶつかるので、市川橋を渡り、市川市に入る。

今度は、江戸川を北にさかのぼって行く。

すぐに、江戸時代の関所跡がある。江戸時代の初期に、江戸川が下総国武蔵国の境になった。

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さらに、進んでいくがこのあたりは、国府台という地名である。

国府台という名前が示すように、律令制の時代に下総国国府がこのあたりにあった。

その隣の地名は、国分で国分寺から来ていて、下総国分寺は今も存在する。

その頃は、江戸川ではなく、太日川(ふといがわ)と呼ばれていて、もっと川幅も狭いものだったろう。川向こうの、江戸川区葛飾区も下総国だった。

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緑の森が国府台、この裏にある国府台公園が国府跡らしい

このあたりで、川向こうを見たら、スカイツリーと富士山が並んで見えた。

かなり霞んでいたけど、写真を撮ってみた。見えないか?

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江戸川を上流にさかのぼって行く。登り勾配自体は、たいしたことはないと思うが、やや向かい風で、疲れが倍化する。

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松戸市に入りると、「川の一里塚」と名付けられた休憩所がいくつかある。

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松戸中心部のあたりに、緊急用の舟行き場がある。そういえば、三郷にもあった。

江戸川だけで、5、6箇所あるらしい。

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流山方面に北上して行く。

いつものことではあるが、サイクリングの終盤はつらい。

力を振り絞って、がんばる。

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正面に筑波山

いつも通るたびに、心配になる東京ガスガス橋の下をくぐる。

正確には、ガス導管専用橋となっていて、目的は都市ガス供給のため、となっている。

かなり、導管がむき出しで、大丈夫だろうか。

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やっと、流山橋に着く。

しかし、これからの一般道が、かなり長い。

ひと頑張りである。

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