書籍に金を惜しまず、全集など買っていた頃、地図帳もいいものを買っていた。
ワールドアトララスは表紙が布張り、日本分県地図はビニール張りで、いずれもA3くらいの大判だった。値段も、どちらも3、4万円だった。
しっかりした作りだったが、あまりにも立派すぎて、重すぎて、使い勝手は良くなかった。
いつも広げておけるような、大きなテーブルでもあればいいが、普通の家庭向きではなかった。
数年前に、処分してしまったが、あとで早まったかなと思うこともあった。
今は、いつでも図書館も行けるし、まあいいか、と思っている。
ネットにも、いろいろ便利なサイトもある。
今手元にあるのは、ドライブ用の道路地図である。
発行年がかなり古いものもあるが、なかなか買い替えができない。
地図は、それなりに値段が高いということもあるし、長年使ってきた地図にはなにか愛着があるのだ。
地図、特にドライブ用は最新でこそ価値があるといえば、そのとおりなのだが、手放す思い切りがつかない。なんだろうな。
愛用の地図帳を紹介すると、こんな感じです。
「東日本道路地図」昭文社のマックスマップル・シリーズ A4
東北・関東・中部 1/200,000 北海道 1/300,000
都市・観光地拡大図 59面 巻末に道の駅施設案内
これは、進学のために、次男が山形市へ行くことになったのでそのために買った。
東北道で、仙台を過ぎて分岐があって山形道だったが、山形市に入るあたりが高速道路なのにかなり下り坂でカーブがあって怖かった。年に、一回か二回ぐらいしか行けなかったけど、何月だったか、アイスバーン気味の時は、ほんとに怖かった。
でも、上野から新幹線に乗れば、直通で山形駅まで着けて、あと徒歩で20分くらいだったから、その方がずっと便利だった。
もちろん、秋田の郷里には、この地図を使って何回か帰った。
関東近辺の旅行では、もう少し縮尺が詳しければと思うこともあるが、まあなんとか使える。
あとは、パラパラと眺める楽しみがある。
北海道だけで、なんと18面もある。いかに、北海道が広いかがわかる。
私は、たぶん5回北海道に行っているが、行ったのはほんの一部である。
旭川も網走も、通り過ぎただけである。
北の方は全く行ってない。近いうちに、行ってみたいものだ。
「千葉便利情報地図」 昭文社の街の達人7000でっか字シリーズ A4
主要都市部 1/7000 1/21000
広域図 1/140000
東京に近い地域は、1/7000という詳細な地図であり充分に使える。その他の地域については縮尺が大き過ぎてあまり、実用的でない。
千葉県の東部、銚子、九十九里あたりも我が家の行動範囲である。
南部の安房方面もかつては、よく行っていた。
やっぱり、もう一冊通常の全県版の道路地図が必要だ。
「東京23区便利情報地図」昭文社 街の達人コンパクトでっか字シリーズ A5
詳細図 1/10000 広域図 1/20000
江戸川周辺も詳しいので、サイクリングの際にバッグに入れて走っていた。
縮尺も見やすく、情報量も多いのでとても使いやすく、しかも通常の道路地図の半分のサイズで使い勝手がいい。
「千葉詳細便利地図」昭文社 ハンディマップルシリーズ A6
詳細図 1/15000 & 1/30000
主要部拡大図 1/6000
さらに小型のA6版なので、ポケットにも入る。
先にあげたA4版の1/4のサイズにもかかわらず、掲載内容はほとんど同じという優れものである。最近は、いつもショルダーバッグに入っている。
「茨城県広域・詳細」 昭文社 県別マップル道路地図シリーズ A4
県内全域 1/30000 & 1/60000
都市詳細図 1/6000〜1/15000 広域道路図 1/200000
我が家で、最も活用されている地図帳である。
北部の久慈川流域、八溝山、袋田の滝、笠間、水戸の美術館、ひたち海浜公園、大洗の水族館、筑波山、加波山、雨引観音、鹿島神宮、、、、、
「山形県広域・詳細」 昭文社 県別マップル道路地図シリーズ A4
県内全域 1/30000 & 1/60000
都市詳細図 1/6000〜1/15000 広域道路図 1/200000
次男の関係で買ったけど、あまり使ってない。米沢にちょっと行ったくらいだった。
「埼玉便利情報地図」 昭文社の街の達人シリーズ A4
1/10000 & 1/30000
長男が、一時住んでいたこともあったのが、近いわりには意外と行く機会がない。
県境を越える流山橋が、慢性的に超渋滞箇所であるのも、避けてしまうことになるかな。
「世界地図帖」国際地学協会 A4
紺色のハードカバーでとてもしっかりしたつくりである。
国際地学協会からは、日本地図帖も発行されていて、私もかつて持っていた。そっちは、赤のハードカバーだった。今は、一般用の地図帳は出してないようだ。
情報としては、もう古いが地図も、付録の資料も見ていて楽しめる。
この地図帳は、母が元気な頃に女子大で掃除の仕事をしていて、その大学の開学記念行事の際に、その記念品として頂いたものである。金箔でその旨が表示してある。記念品が「世界地図帳」というのは、なかなか素晴らしいセンスである。
大事に使おう、と思っている。