晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

さくらんぼを摘む

早咲きの桜の話題を、テレビで放送するようになった。

さくらの季節は、もう少し待たなければならない。

まして、さくらんぼは、まだまだ先のことである。

でも、なにがきっかけか思い出してしまったので書くことにする。

 

何年か前に、山形でさくらんぼ摘みをやってみた。

半日くらいの、ほんの体験である。

さくらんぼを摘むのは、なかなかむずかしかった。

近所に住む妻の友人の旦那さんの実家が、山形のさくらんぼ農家だった。

毎年収穫の頃に、手伝いに帰っていて、本場の美味しいさくらんぼをいつもおみやげに頂いていた。

自分では買えないようなさくらんぼを、家族でいただいていた。

さくらんぼ摘みやってみませんか、との話が妻をとおしてあった。

私は、なんにも予定の無い人なので、もちろんやってみることにした。

 

とりあえず、私にもできるものか、行ってみることにした。

さくらんぼ農家は、寒河江市という山形市の隣にある町だった。

山形市には、次男が学生時代に住んでいたので、少しは勝手がわかってるので車で行くことにした。

旅行がてら妻も、いっしょに行くことにした。

日程は、2泊3日で考えた。

1日目に、目的地の山形市に到着し、寒河江市さくらんぼ農家の下見をし挨拶する。

2日目、さくらんぼ摘みの体験である。

3日目、寒河江市山形市周辺を観光し、帰着する。

2泊なのでどこに泊まるかが問題である。

いろいろ検討した結果「旅籠屋」に決めた。

ウェブサイトには、アメリカンスタイルのロードサイドホテルファミリーロッジ旅籠屋」となってる。

テレビで取り上げられているので、最近店舗を増やしているのは知っていた。

アメリカのMOTELを手本にした素泊まりのミニホテルである。アメリカの映画などで、車で旅する人が手軽に泊まるのは見たことがある。

素泊まりなので、食事は外で食べればいいので、かえって都合がいい。

でも、日本ではどうしてこういうスタイルの手軽に利用できる宿泊施設が普及しなかったのだろうか。

 

柏から山形まで400キロである。朝出発して、昼には着けた。

目的のさくらんぼ農家も順調に見つけられ、挨拶して明日の打ち合わせをする。

さくらんぼの収穫は、朝始めて午前中に終わるとのことだった。

それから宿に向かうが、旅籠屋寒河江店は山形自動車道のSAのすぐ近くだった。

敷地に入ると、平家建ての宿泊棟があり、手前にフロントがある。

オープンな廊下なので、駐車場からすぐに客室に荷物が運べる。

こじんまりした部屋であるが、ベッドはクィーンサイズでゆったりしている。料金も安く良心的である。

しかも、最上川を見下ろせる高台にあって、気持ちいい立地である。

 

翌日は、朝からさくらんぼの収穫の体験をした。

さくらんぼの収穫は、とても繊細な作業である。

実についている軸を小枝から、ひねってもぎ取るのだが、その力加減がむずかしい。

小枝や軸を傷つけないように、気をつけてやるのだが、なかなか思うようにはいかない。

試行錯誤でがんばっているうちに、お昼である。

体験しただけで、あまり役には立っていない。

でも、帰りにさくらんぼが詰まった箱をいただいた。

お世話になり、ありがとうございました。という感じである。

さくらんぼ収穫体験していたのは私だけで、妻はひとり車でふらふらしていた。

 

そのあとは、二人でいろんなところをまわっていた。

たいぶ前のことなので、詳しいことは覚えてない。

でも、紅花会館のような博物館に行ったことは覚えている。

江戸時代、特産品だった紅花を栽培、加工して、酒田から大阪方面に日本海を船で運んでいた。そんな、展示があった。

おいしそうなお店を見つけて、おいしいお酒も飲んだ。

妻は、お酒は飲まないので、運転は妻にお任せして、好きなように飲めるのはうれしい。

 

山形は果物王国で、他にもおいしいものがあるのでまた行きたい。

妻は、出羽三山に行きたいらしい。

ところで、今栽培されているようなさくらんぼは元々、日本にあったものではないらしい。

明治時代に、ドイツ人のガルトネルという人が、セイヨウミザクラを北海道に植えたのが、東北地方にも広がったのだそうです。

もちろん、花咲く桜にも、さくらんぼの実をつけるけど、ちっちゃくておいしくないです。子供のころ食べたことあるけど。

 

 

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