晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

九十九里浜へ行ってきた

久しぶりに、九十九里浜に行ってきた。

孫娘を預かる日だったので、我が家の4人と孫娘とで出かけた。

柏から九十九里浜の中央あたりの本須賀海岸まで、70km以上あり、2時間はかかる。

我が家の息子たちが小さい頃、九十九里浜はホームタウンといってもよかった。

妻の実家が、十数年間山武郡山武町というところに転居していた。

月に、2回ほどは通っていたと思う。

山武町は、成東町の隣であり、九十九里浜まで30分ちょっとで行くことができた。

山武町の実家をベースにして、九十九里を中心に銚子方面や安房方面に出かけていた。

 

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九十九里浜を初めて見た時の感動は、忘れることができない。

九十九里浜は、それまでに見た海岸の砂浜とは、全く違っていた。

こんな、すごい、すばらしい砂浜があるんだ、と思った。

何がすごいかと言ったら、砂浜の広さとなだらかさである。

遠浅で、勾配の小さな砂浜が波打ち際から堤防まで100m以上はある。

波で濡れた砂は、なめらかでほんとにきれいである。

走っても足が砂に沈むことはない。

それが、南北66kmにわたって続いているのである。

九十九里ではなく、十七里くらいだ。

北は、屏風浦の南端の刑部岬、南は太東岬であり、霞んでいるが見ることができる。

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北方の刑部岬方向を望む

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南方の太東岬方向を望む

今回は、蓮沼海浜公園という千葉県の施設で、展望台に登ったあと、公園遊具で遊んだ。

展望台は、ビル6階分くらいの高さで、すべて階段でエレベーターはなかった。

津波シェルターを兼ねているので、そういう仕様になっているのだろう。

孫娘は、元気に階段を登っていた。

下りは、階段を数えながら降りていた。

ぜんぶで、136段だそうである。

かなり、上り甲斐、下り甲斐があった。

 

海岸に出ようとしたら、海岸への車道は海水浴場設置期間外ということで閉鎖されていた。

徒歩で行ったが、津波対策と思われる5、6メートルの堤防が作られていた。

南浜海水浴場の近くの砂浜だった。

九十九里浜は、5市4町1村あるらしいので、それぞれの市町村に何十という海水浴場がある。

かつて、実家が山武町にあった頃来ていたのはそこよりも南方の本須賀海岸にある白幡海水浴場だった。

孫娘は、久しぶりの海で波の音におびえていた。

去年も、海には来たはずなのに、こわがっておんぶしていた。

帰る頃には、慣れてきて裸足で駆けまわっていた。

むかし、よく貝殻やシーガラスを拾ってたのを思い出して、探してたらハマグリの貝殻がいっぱいあった。

こんなに、ハマグリの貝殻は見たことがない。

つがいのままなのが、あっちにもこっちにも転がっている。

異常発生でもしたのだろうか。

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その辺りは、ちょうど九十九里浜の真ん中あたりなのだが、成田空港への航空機の進入経路にあたるらしく定期的に航空機が頭上を通って行く。

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航空機が成田空港へ向かう

帰ろうとして、車でちょっと走ったら、「海抜1.7m」という看板があった。

確かに、海から離れても同じように低い土地がずっと続いている。

走っても走っても、平地である。

やっと、鉄道や国道の通ってるところまで、10kmくらいある。

きっと、鉄道や国道を作る時に、ある程度の標高の場所を探したら、あんなに海岸から遠くなってしまったのだろう。

帰ってきてから調べたら、それでも標高10mもない。

堤防は、5、6メートルだったけど、あれを超える津波が来たらどうなるのだろう。

巨大津波だったら、簡単に堤防は越えるだろうけど、あんなに平地が続くのだから、そのあとはどうなるのだろう。

津波自体の容量というのか、ボリュームというのか、それ次第ということになるのだろうか。

ちょっと想像できない。

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海面が9m上昇するとこうなるらしい

もちろん、津波と海面上昇は全く違うものである。

 

 

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