晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

サーカスがやって来る

数年前、市内の大型モールの近くにサーカスがやって来た。

モールの近くの空き地に、巨大な白いテントが建設された。

何だろうと思っていたのだが、サーカスのテントだった。

秋ごろに、2ヶ月半ほど公演していた。

孫娘が、ママとばあばといっしょに観に行くのを、送り迎えしてた。

今は、ディズニーランドのようなテーマパークはあるが、まだサーカスもがんばってるんだと思った。

 

私も、子どもの頃にサーカスを見たことを思い出した。

私は、秋田の山奥の村で育ったが、大館の市民会館の広場でやってたサーカスを見に行った。

家族で行ったと思うが、その辺はよく覚えていない。

広場に大きなテントのあったことは記憶にある。

象使いがいて、本物の象を初めて見たと思う。

空中ブランコや綱渡りも、見ている。

でも、私の記憶にしっかりと刻まれたのは、「バイク曲芸」である。

鉄骨で組まれた直径何メートルかの鉄球の中を、バイクが駆け回るのだ。

左右上下、自由自在に駆けるというよりも、くるくる回っていた。

ただただ、ぽかーんと見ていたと思う。

今思うと、あんな狭い鉄球の中を、ぐるぐる回るのはどんな世界だったのだろう。

ドライバーが、どんな人だったかは、覚えていない。

 

柏でやっていたサーカスは、「木下大サーカス」だった。

その時のポスターには、次の三つのショーが描かれている。

ホワイトライオンの猛獣ショー

地上15m新空中大車輪

ロシアン空中アクロバットショー

そして、「世界三大サーカス」の一つであることも書かれている。

三大サーカスは、ロシアのボリショイサーカスとアメリカのリングリングサーカスであるらしい。

リングリングサーカスは、2007年に解散したとある。

 

ボリショイサーカスは、わが家の子どもたちが小さい頃、見に行ったことがある。

毎年、千葉市で公演していた。

 はるばる、電車を乗り継いで千葉市まで出かけていた。

サーカスは、大人も子どもといっしょに楽しめた。

バイク曲芸もやっていたと思う

なんと、鉄球もかなり大きくて、2台か3台のバイクが駆け回るという、恐ろしいことになっていた。

あんな狭い中を、複数のバイクが入るなんて、想像を超えてしまっている。

 

「日本三大サーカス」というのも、あるらしい。

札幌を拠点とする「キグレサーカス」は、2010年に解散している。

私が、子どもの頃に見たのは、この「キグレサーカス」だと思う。

そして、大阪の「ポップサーカス」と岡山の「木下サーカス」である。

ポップサーカスというのは、名前も聞いたことがなかったが、たぶん東日本にはあまり来ないのだろうか。

地域的な、住み分けがあるのかな。

 

自分がまだ勤めていた頃、職場の親睦会で「シルク・ド・ソレイユ」を見に行ったことがある。

会場は、舞浜あたりだったが、ランチをみんなで食べてから、ショーを見た。

ランチで、ちょっとアルコールをいただいたので、ショーの途中で睡魔におそわれた。

恥ずかしい話だが、「シルク・ド・ソレイユ」の「シルク」がサーカスのこととは気がつかなかった。

「シルク・ド・ソレイユ」の本拠地は、カナダのケベック州なので、フランス語だったのだ。

Cirque  du  Soleil   太陽のサーカスだった。

私は、「シルク」のように優雅でおしゃれなショーだとばかり、思っていた。

一世を風靡した「シルク・ド・ソレイユ」もその後、経営困難に陥っているというニュースは聞いていた。

今の世の中は、サーカスのようなものが存在するには、難しいことが多いのだろう。

 

 

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