北国育ちのせいだと思うが、暑いのが苦手だ。
暑がりなので、冷たいものを食べたり、飲んだりしてしまう。
かつては、夏は水風呂に入ったりしてたが、腰痛をおこしてからはさすがにやめた。
暑い部屋で、じっとしているのは耐えられない。
それなのに、暑い中を歩いたり、走ったりサイクリングするのは平気である。
平気というよりも、好きである。
汗を流すのが、好きなのだ。
運動をしている人はわかると思うが、汗をかくと満足感があるのだ。
人間の体は、不思議なものである。
真冬の凍りそうに寒い時でも、30分も走れば汗をかくし、1時間走ったら汗だくだ。
さすがに、最近はやってないが、昔は休日の朝早く走ったりしてた。
日本海側や北日本は、まだ荒れ模様らしいが、関東は今日は暑くなりそうだ。
夕飯の買い物がてら、散歩に出る。
歩くのは久しぶりなので、スーパーまではまわり道して、のんびりと行く。
新しい公園に、孫娘が気に入りそうな遊具があったが、まだ連れて来てなかった。
孫娘も5歳になったので、そのうちこどもっぽいのは卒業してしまいそうである。
住宅地の中の道を歩いていたら、セミがひっくり返っていた。
そういえば、私の団地もセミの鳴き声がすごくて、外の階段にセミがひっくり返っていた。
何年も地中にいて、地上に出て数週間の短い生を終えたのだ。
スーパーの近くの公園に着く。
この公園は、はしっこに遊具がちょっとあるだけで、あとは森林の中を通り抜ける。
いつも、わざわざ通り抜けている。
今日は、ベンチに腰掛けてみた。
足元を見たら、ハエのような虫が止まっていた。
ハエににしては、大きめで金色っぽく光ってる気がする。
ドングリも転がっている。
このところの強風で、落ちたのだろう。
見てると、まだ緑のドングリもけっこう転がっていた。
今日も、30度を越えているのだろが、ここにいると別世界である。
緑に囲まれて、日陰にいると暑さを感じない。
森林の中の道を、真っ直ぐ進むと、スーパー前の車道に出る。
スーパーで買い物を終えて、ベンチで缶コーヒーを飲む。
帰り道も、さっきの森林の公園を歩く。
至るところに、折れた枝が落ちている。
枝というよりも、幹のような太いものもある。
よく見ると、中は枯れかけてるようである。
あまり、葉のついてるものはない。
そういえば、私の団地にも強風で折れた枝が、いっぱい落ちていた。
どれも、葉の付いていない枝ばかりだった。
外見ではわからないが、葉のついてる枝はまだ弾力があって、強いのかもしれない。
出かけた時よりは、雲が少し多くなった気がした。