電子書籍を見るためのアプリが、立ち上がらなくなってしまったということを、昨日のブログに書いた。
Windowsがダメなら、Androidにしようかな、と考えていた。
以前に、iPadにいれていたのは、削除していたと思っていた。
でも、それは思い違いで、「EBPocket」はiPadにインストールしたままで、まだ使えた。
書籍も、10冊分くらい入ったままだった。
ソニーの「クリエ」というpalmOSを使ったPDAを手に入れたのが、電子書籍や電子辞書を知ったきっかけだった。
PDAというのは、現在のスマホから電話機能と通信機能を省いたようなミニパソコンである。
もちろん、カメラやビデオの機能もない。
その前に、サラリーマンの世界で電子手帳というのが、一世風靡していたので、その発展形だったのだと思う。
私は、電子手帳は使っていなかった。
私がクリエを買ったのは、2003年頃で、クリエシリーズは2004年で終了しているようなので、palmも終わりの時期で、時代はスマホ志向になっていたのだと思う。
日本は、ガラケーがガラパゴス化していたので、スマホへの移行は世界から遅れていた。
クリエを手に入れた頃に、デアゴスティーニが「PCサクセス」という雑誌の創刊号に、平凡社が製作して、日立システムアンドサービスが販売していた「マイペディア」という百科事典のCDROMを付録にしていた。
それを、PDAで使えるように変換できることを知ったので、さっそく書店で取り寄せた。
PC用の百科事典は、いろんなものが発売されていたが、ほとんどは独自規格なので、PDAで使うためには、EPWINGという規格に変換する必要があった。
しばらくは、市販の百科事典や国語辞典などを変換して、使えるようにすることをやっていた。
こんなことを、数年やってるうちに、既成の辞書だけではなく、自分の気に入った書籍を作ることができることを知った。
「EBWIN」や「EBPocket」を作ったhishidaさんという方が、EPWING規格の書籍を作るための、「EBSTUDIO」というアプリも提供していた。
電子書籍というのは、スクラップブックみたいなものだと思う。
気に入ったページや、サイトがあったら、コピーして保存したくなる。
まとめて一つにしておけば、いつでも見ることができる。
それが楽しくて、その後の数年は、いろんなものをつくっていた。
EPWINGの電子書籍を作るために必要なのは、素材となるhtmlファイルなので、サイトにあるファイルであり、特別なものではない。
単に、多くの文書を集めたものでもいいし、その素材の数がとても多いものだったら、辞典とか事典として、その項目が探しやすいように、整理することが必要となる。
多くのファイルが必要な場合は、テキストを地道に整理する作業が必要だが、そういうことは私の性格に合っているようで、楽しんでやることができた。
お気に入りの映画サイトには、多くの写真ファイルが置いてあるので、画像ファイルを表示するようにやってみた。
第一番に登録されているのは、フレッド・アステアだった。
私は、あくまでも自分が利用するために、電子書籍を作っている。
自己満足なので、当初はテキストにこだわっていた。
途中から、画像ファイルを利用できることが分かってからは、テキストだけではなく画像ファイルがある方が面白いと思うようになった。
ウィキペディアの関連サイトで、ウィキペディア・コモンズというサイトがある。
画像、音声、映像ファイルを集積していて、7600万を超えるファイルがアップロードされているそうだ。
それが、さまざまなジャンルごとに整理されている。
私は、山岳に興味があり、特に山岳写真は面白いなと思うので、もう少し調べてみようと思う。