晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

ロックの時代 14  ブーレ

ビートルズの「イエスタデイ」は、ポール・マッカートニーがギターの弾き語りでレコーディングした。

リンゴ・スターは、この曲にドラムを合わせるのは難しいと言い、ジョージ・ハリスンジョン・レノンは、もう一本ギターを追加することは無意味だと思う、と言いレコーディングには立ち会ったが、演奏はしなかったという。

結局、プロデューサーのジョージ・マーチンがアレンジした弦楽四重奏の演奏を、オーバーダビングした。

今となっては、「イエスタデイ」はこの演奏しか考えられない。

翌年1966年に、「エリナー・リグビー」という曲が発表されているが、この曲は弦楽八重奏がバックで、メンバーは演奏せず、ボーカルとコーラスである。

ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2という編成らしい。

これもまた、「イエスタデイ」と同じで、弦楽あっての曲になってしまっている。

 

ジェスロ・タル   「ブーレ」

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ジェスロ・タル」というイギリスのロック・バンドは、1967年に結成され、「ブーレ」は1969年の2枚目のアルバム「スタンド・アップ」に収録されていた。

イアン・アンダーソンがリーダーで、ボーカルそしてフルートを演奏していた。

フルート奏者のいる不思議なロックバンドだった。

長髪でヒゲモジャでブーツをはいて、バッハの「ブーレ」を演奏する。

今聴くと、ロックというよりもジャズである。

高校生だった私には、なんともインパクトのあるバンドだった。

この曲以外は、覚えていない。

「ブーレ」はその後、私のクラシックギターのレパートリーになった。

Jethro Tull Bouree live - YouTube

 

ハービーマン 「メンフィス・アンダーグランド」

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ハービーマンは、ジャズのフルート奏者だが、ジャズとロックの境がなくなったクロスオーバーと呼ばれるものが出てきた時代だった。

この曲は、シンプルなリズムをバックに、軽快なジャズのフルートが乗って行くような感じで、私は気に入っていた。

そういえば、日本にも渡辺貞夫さんというミュージシャンがいた。

渡辺さんもフルートを吹いていて、軽快でさわやかな感じは、共通するものがあった気がする。

Herbie Mann    Memphis Underground

https://www.youtube.com/watch?v=BO_Lfk-8P5c

 

ハーブ・アルパート  「蜜の味」

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ハーブ・アルパートとテファナブラスという、ラテン系のグループはその頃ヒット曲がいろいろあって、誰でも知っていた。

マリアッチといったかな、とにかく軽快な音楽だった。

ハーブ・アルパートは、トランペットを吹いていたが、この頃はイージーリスニングが全盛で、トランペットと言ったら、「ニニ・ロッソ」と「ジョルジュ・ジューバン」だった。

「夜空のトランペット」は、どっちのヒット曲だろう。

ニニ・ロッソはイタリア、ジョルジュ・ジューバンはフランスで、しっとりしたトランペットだった。

Herb Alpert The Tijuana Brass     A Taste of Honey

https://www.youtube.com/watch?v=LGmQXuySF28

 

 

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