天気もいいので、手賀沼を走ってきた。
暦の上では秋なのだろうが、天気が良すぎて暑すぎるくらいだった。
走るのはしばらくぶりなので、手賀沼近くまで車で行った。
車を止められるところは、何ヶ所かある。
道の駅しょうなん、大津川河口のヒドリ橋、北千葉導水路ビジターセンター、柏市中央体育館とあるが、最も手賀沼西端にある中央体育館の駐車場にした。
ここから、手賀沼最東端にある曙橋を目指すことにする。
走るのは、江戸川を走って以来で、ひと月くらいになる。
このところ、運動が足りてないので、とにかくゆっくりと走り始める。
体育館の最寄駅は、JR北柏駅である。
それから、我孫子駅、東我孫子駅とあるが、目的地の曙橋は、位置的には東我孫子駅と湖北駅の中間くらいだ。
総距離にして9キロくらい、手賀沼南岸の遊歩道は、かなり曲線が多いので、10キロくらいあるかも知れない。
私は、走る時にはあまり時間は気にしないで走る。
ゆっくりでいいから、長く走るのが、目標である。
10キロというと、オリンピックのマラソン選手は、30分くらいで走る。
40キロを、2時間で走るのだから、そんな計算になる。
マラソン選手が、どれくらいのスピードで走るのか計算したことがある。
10キロつまり10000メートルを、30分つまり1800秒で走るので、100メートル18秒である。
私も、300メートルとか400メートルくらいなら、それくらいのスピードで走れるだろうが、それ以上は無理だ。
そのスピードで2時間走るのは、想像を超えている。
しばらく走っていると、稲刈りの終わった田んぼが見えて来た。
ところが、所々にまだ稲刈りしていない田んぼも残っている、
どういうことだろう。
すでに、稲刈りをやったところは、数週間前に終わっている。
どうして、稲刈りがまだなのか、考えてみた。
稲刈りが早いのは、新米の出荷ということを考慮してるのではないか。
今年の新米です、というのは経済的に有利なのかな。
それにしても、刈り入れの時期がかなり違っている。
収穫の時期が、早すぎても遅すぎても、それぞれに品質の低下につながってしまうので、なかなか難しいらしい。
やっぱり、収穫時期の異なる品種を組み合わせてるのかな。
ゆっくりペースで走っていたが、暑さがひびいてバテてきた。
息が苦しいわけではないが、体が重くて歩き出す。
全体の、三分の一くらいを歩いて、目的地の曙橋に着いた。
ずっと走れば、1時間ちょっとくらいのものだが、途中から歩いたので2時間近くかかってしまった。
いつもは、橋の手前の東屋で休憩するのだが、橋のたもとの手賀沼フィッシングセンターまで行って、そこの自動販売機で水分補給をする。
手賀沼フィッシングセンターは、手賀沼漁業協同組合が経営している施設である。
かつては、釣り堀が中心で、レストランがあって、宴会もできた。
私も若い頃に、ここで「すっぽん鍋」を食べたことがある。
現在は、バーベキュー、カフェ、ドッグランがある。
「ヌマカフェ」は、2度ほどきたことがある。
自家焙煎コーヒーとこだわりのスパイスと地元の野菜を使ったオリジナルカレーが売り物のお店である。
月曜日は、定休日らしく橋正面の入り口は閉まっていた。
東屋まで戻って、休憩をする。
帰りは、走ったり、歩いたり、まわりの景色を見ていた。
稲刈りが終わった田んぼに、近寄ってみた。
草に覆われた細い水路に、靴ごとはまってしまった。
片足が、泥だらけだ。
道の駅で休憩しようとよると、「キンモクセイ」の強い香りがしてきた。
建物のまわりをキンモクセイが、とりかこんでいた。
今まで、気がつかなかったのは、この時期に来たことがなかったということだな。
道の駅をふらふらしていたら、「チーバくんグッズコーナー」があった。
チーバくんは、千葉県のキャラクターだが、柏市の「カシワニ」と我孫子市の「うなきちさん」もあった。
ついでに、道の駅増築がどうなっているか、見ていく。
たしか、12月に拡張オープンとなっていた。
建物の工事はほとんど終わっているらしく、駐車場や樹木の整備が残っているらしい。
完成が楽しみではあるが、オープンしてもしばらくは近づけないだろうが。
駐車場はかなり広くなりそうだが、問題はアプローチだろう。
道の駅しょうなんから、3、4分歩いたところに、「手賀カフェ」がある。
しばらく、来てないので近くを通ることにした。
こじんまりとしてお店で、手賀沼を見ながら、ゆっくりとくつろげる。
何回か、モーニングの時間に来たことはあるが、今度はランチに来よう。
帰り道は、走るより歩く方が多かった。
運動不足のせいか、足の裏が痛い。
以前は、週一回くらいは走っていたが、最近は月一回くらいのペースである。
歩くことはやっているが、やはり走って、もう少し体に負荷をかけないといけない。
思いつきで行動しているのが、実態だからな。
もっと、計画的に運動をする必要があるんだな。