晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

坂川支流の富士川を下る

このところ、あまり歩いていない。

今日は、朝から青空も見えていたので、どこか出かけることにした。

2、3ヶ月前に、坂川の支流である富士川をさかのぼるということをやった。

今日は、富士川を下って、坂川と合流するところまで行ってみようと思う。

f:id:seiko_udoku:20211015194148j:plain

光ヶ丘消防署前を通る

f:id:seiko_udoku:20211015194243j:plain

麗澤大学生涯学習センター

f:id:seiko_udoku:20211015194332j:plain

ひろいけの道

廣池学園の道を行く。

右手が麗澤大学、左手に学園本部、麗沢高校、麗沢中学校、麗澤幼稚園がある。

いつもの、富士川の支流である向小金の森に向かう。

いろいろ調べたが、川の流れの名前がわからない。

地図を見ると、廣池学園第四グランドで流れが消えている。

グランドのまわりは、緑の森なのでそこが水源なのだろう。

f:id:seiko_udoku:20211015195122j:plain

廣池学園第四グランド

f:id:seiko_udoku:20211015195217j:plain

向小金の森

県道の下にトンネルがあり、そこから支流は始まる。

f:id:seiko_udoku:20211015195451j:plain

支流の始まりのトンネル

いつ来ても、気持ちのいい流れだ。

小さな流れであるが、年中枯れることがない。

f:id:seiko_udoku:20211015195659j:plain

流れの反対側には、学園の乗馬クラブの馬場がある。

今日は、サラブレッド2頭である。

f:id:seiko_udoku:20211015195904j:plain

流れに沿って、歩いて行く。

f:id:seiko_udoku:20211015200242j:plain

前方に、ゴルフコースが見えてくる。

学園のゴルフクラブ用なのだろうが、一般の人も利用できるらしい。

私はゴルフの趣味はないので、利用したことはない。

キャンパス内に、自前のゴルフコースのある学校はあまりないだろうな。

f:id:seiko_udoku:20211015200617j:plain

f:id:seiko_udoku:20211015200659j:plain

バンカーもある

進んでいくと、藪の中に流れは消える。

f:id:seiko_udoku:20211015200824j:plain

車道に戻って、流れが現れるところに行く。

f:id:seiko_udoku:20211015201045j:plain

f:id:seiko_udoku:20211015201112j:plain

学園を振り返ると、鬱蒼とした森だ

この先で、流れは富士川に合流するはずだが、そのあたりに近づくことはできないようだ。
富士川を渡る橋の方に、歩いて行く。

f:id:seiko_udoku:20211015204423j:plain

富士川上流は、うっそうとしている

f:id:seiko_udoku:20211015203328j:plain

富士川下流は、コンクリートの護岸である

富士川は、ウィキペディアの記事によれば、一級水系利根川一級河川である。

一級河川は、国が管理を行う河川で14062あり、都道府県が管理を行う二級河川7082よりも多い。

富士川」という名称は、どのような由来があるのかは調べた限りでは、わからなかった。

川の近隣に「富士」に近いような地名はないように思われる。

ただ、富士川が坂川に合流する地点から、坂川を600メートルほど遡った所に、「富士見橋」がある。

f:id:seiko_udoku:20211015212009j:plain

県道261号線に出ると、根木内城址橋があり、これを越えると根木内城址公園の脇を流れ、河川管理用の歩道を歩くことができる。

f:id:seiko_udoku:20211015212038j:plain

f:id:seiko_udoku:20211015212110j:plain

f:id:seiko_udoku:20211015212149j:plain

進んでいくと、前方に国道6号線が見える。

流れは、国道下のトンネルへ、隣に歩行者自転車用のトンネルがある。

f:id:seiko_udoku:20211016064835j:plain

富士川国道6号の下を流れる

f:id:seiko_udoku:20211016065000j:plain

歩行者自転車用トンネル

国道6号を越えると、富士川は車道脇を流れる細い水路になる。

用水路という趣である。

f:id:seiko_udoku:20211016065252j:plain

f:id:seiko_udoku:20211016065326j:plain

車道を300メートルほど進むと、今度はJR常磐線にぶつかる。
やっと、車1台通れるようなトンネルがある。

f:id:seiko_udoku:20211016065744j:plain

JR常磐線を越える

トンネルをすぎると、それまでは住宅に囲まれていたのが、まわりの風景が変わる。

緑が多くなって、農村の雰囲気である。

f:id:seiko_udoku:20211016070310j:plain

仲田橋というのが見えてきた。

その手前で、平賀川と合流する。

f:id:seiko_udoku:20211016072130j:plain

平賀川合流地点

一見、滝のように見えるが、自然の岩ではなく、コンクリートの護岸のようなところから流れ落ちているのだろう。

正確には、この合流地点から上流は「上富士川」であり、ここから下流が「富士川ということになる。

この川は、柏市松戸市流山市の境界付近を流域としている。

松戸市小金原と柏市酒井根の境界にある「大清水湧水」を源にして、北上している。

水源の標高は20メートルであり、標高は5メートルほどの坂川との合流地点まで3.7km流れている。

この流域は、柏の酒井根、流山の前ヶ崎、松戸の小金原、平賀などの台地に挟まれた低湿地であり、古くから水害に悩まされてきたらしい。

これを解決するために、近年まで護岸工事が行われたようだ。

 

仲田橋から下流富士川は、護岸も緩やかな傾斜の自然土手であり、両側に遊歩道もある。

土手の外側は、畑や田んぼそして農家があって、農村風景である。

いったい、どこの田舎に迷い込んだのだろう、と思ってしまった。

自宅から1時間ほどで、こんな風景があるとは知らなかった。

f:id:seiko_udoku:20211016082030j:plain

 

f:id:seiko_udoku:20211016081101j:plain

鯉もいる

f:id:seiko_udoku:20211016080938j:plain

亀の甲羅干し発見 中央部

土手を歩いていると、買い物帰りの主婦の自転車が通り過ぎたりする。

北小金あたりまで行くのだろうか。

今日の天気なら、自転車も気持ちいいだろう。

f:id:seiko_udoku:20211016082621j:plain

f:id:seiko_udoku:20211016082705j:plain

土手を歩いて気がついたのだが、西側の土手の外はほとんど畑で、向こう側の東の土手の外は田んぼが多い。

f:id:seiko_udoku:20211016083018j:plain

栗林にイガの山

f:id:seiko_udoku:20211016083113j:plain

まだこれからのネギ畑

正面に、大きな建物が見えてきた。

流山運転免許センターだけど、何年前にできたんだっけ。

かつては、千葉市郊外まで出かけて、1日仕事だったなあ。

その後、幕張に免許センターできて少し近くなった。

今は、30分くらいで来れる。

 

f:id:seiko_udoku:20211016084408j:plain


ついに、坂川との合流地点に到着した。

このあたりは、コンクリート護岸になっている。

f:id:seiko_udoku:20211016084903j:plain

上が坂川、下が富士川

f:id:seiko_udoku:20211016085015j:plain

f:id:seiko_udoku:20211016085111j:plain

坂川上流

「坂川」は、流山市野々下を源流として、松戸市市川市の境の国府台近くで、江戸川の合流する、延長16kmの川である。

逆川」という別名があるらしい。

逆流する川ということだろうか。

確かに、富士川の合流地点で標高は5メートルくらいしかなさそうなので、ほとんど標高差のないところを、10km以上も流れるのだから、無理がありそうだ。

人の手を加えなければ、なんともならないだろう。

 

ひと休みして、帰り道は東側の土手を歩く。

f:id:seiko_udoku:20211016091122j:plain

流山側の土手

f:id:seiko_udoku:20211016091226j:plain

幼稚園があった いいところにあるなあ

f:id:seiko_udoku:20211016091351j:plain

せせらぎの音が聴こえた

f:id:seiko_udoku:20211016091625j:plain

f:id:seiko_udoku:20211016091656j:plain

稲刈りの終わった田んぼ

平賀川の合流まで戻ったので、角度を変えて写真を撮ってみた。

f:id:seiko_udoku:20211016093455j:plain

平賀川が流れ込む

さらに歩いて、根木内城址公園である。

先程、対岸から稲干の稲架らしきものが見えた。

近くに、行ってみる。

たしか、観察用の田んぼがあった気がする。

f:id:seiko_udoku:20211016093907j:plain

シンプルな一段掛けの稲架

f:id:seiko_udoku:20211016094018j:plain

根木内城址公園の田んぼ

 

山と川で育った私にとって、遊び場は渓流だった。

山から駆け降りてきた、冷たくてきれいな水、川底は石っころで深くはない。

このあたりの川は、まったく別物である。

川底は、泥だし、子どもが水遊びできるところではない。

それでも、水の近くに行くだけで、気持ちがいい。

そして、緑があればそれで満足である。

 

 

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp