私は、車についてそんなに知識もないし、とても関心がある訳ではない。
とは言っても、30年以上車に乗っていて、5台乗り換えてきている。
それなりに、興味はある。
はじめの2台は、軽自動車だった。
1台目が三菱の「ミニカ」、2台目がスズキの「アルト」だった。
軽自動車の排気量が550cc以下という規格の時代である。
現在の軽自動車は、排気量が660cc以下になっていて、車長も3.40m、車幅が1.48mとなっていて、かつてよりだいぶ車体が大きくなっている。
普通車と同じ安全衝突基準を採用されることになったことが、大型化の理由らしい。
子どもの頃、「スバル360」という車があった。
私でも知ってるのだから、テレビなどでCMをやっていたのだと思う。
ウォルクスワーゲンをかわいくしたような、ちいさくて丸い車だった。
その頃の軽自動車の規格が排気量360cc以下だったので、この名前がつけられたらしい。
自動車メーカーも、今はなくなってしまった会社や、自動車を作らなくなってしまった会社もあるようだ。
他にも、似たような名前の車が発売されたようだが、「スバル360」だけが記憶に残っている。
調べてみたら、こんな車があった。
マツダ「R360クーペ」、三菱「360」、愛知機械工業「コニー360」、ホンダ「N360」。
東京育ちの妻は、子どもの頃父親の運転するスバル360に乗っていたと言ってる。
秋田の田舎では、中学校の頃に初めて自家用車で通勤してきた先生が、子どもたちの話題になった。
それまでは、バスで通勤してたのだと思う。
先日、このブログに初めての海外旅行でタイのバンコクで「トゥクトゥク」というタクシーに乗ったことを書いた。
トゥクトゥクというのは、三輪自動車をタクシーとして使っているものだ。
これをみた時、私も子どもの頃に、三輪自動車が走ってるのをみたことがあるのを、思い出した。
私が育ったのは、秋田県の山間の農村であるが、その村の商店に商品を納入するために来る業者の車が、三輪自動車だった。
昭和30年代の頃には、まだ自家用車は珍しかったのだ。
三輪自動車は、私の記憶では、「オートバイ+リヤカー」を合体させたイメージだった。
「自転車+リヤカー」で、おじさんが荷物を運ぶのも見た気がする。
運転席は、オートバイのように座席にまたがっていて、ハンドルは丸くはなく、オートバイのハンドルそのものだった。
今の日本では、三輪自動車は走っていない。
私が、タイでトゥクトゥクに乗ったのは、もう20年以上前のことだと思う。
今でも、アジア、特に東南アジアでは、三輪自動車が走っているようだ。
トゥクトゥクは、ドアも無く、吹きっさらしだった気がする。
当然、窓ガラスというものもない。
タイのように暑い地域だからの乗り物なのだろうと思う。
日本では、エアコンがないと、暑過ぎたり寒過ぎたりで、使えないかもしれない。
考えてみたら、浅草あたりでは人力車が走っているらしい。
YouTubeで見たことがある。
観光客向けで、若い女の子が走っていた。
狭い街中を走るには、人力のほうが小回りも効いて、いいのかもしれない。
たしか、15分3000円だったかな。
YouTubeで、「トゥクトゥク」を調べていたら、タイでは「三輪自転車」とでもいうようなものが、タクシーとして走っていることがわかった。
これは、「自転車+人力車」とでもいうようなもので、「サムロー」と呼ばれているらしい。
エンジンがないので、まったく自転車扱いで、ナンバープレートもなく、登録の必要もない。
ウィキペディアを調べていると、写真がいっぱいある。
見ていると、なにかなつかしくて、温かみを感じる。
どうしてだろうと考えてみた。
やっぱり、ドアや窓ガラスがなくて、車内が密閉されていないことが、あるのかもしれない。
外の世界と遮断されていないのだ。
でも、これが今でも使われているのは、東南アジアだからかもしれない。
日本では、やはりエアコンが必要だろう。
ウイキペディアの記事には、興味深い写真が多くあります。
おもしろいので、見る価値があります。
リンクのページを見ることを、おすすめします。