晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

テレビはどう変わって行くのだろう

晦日に、「紅白歌合戦」を見ていた。

昔ほどではないが、すこし楽しみにしていた。

知ってる曲もあるし、知らない曲もある。

まあ、それはしかたない。

30分くらいで、見ている元気がなくなってしまった。

なぜだろうか。

1時間しないうちに、脱落した。

布団に入って、タブレットを眺めていた。

私は、音楽はけっこう好きなほうだと思う。

紅白歌合戦は、楽しみにしている。

それなのに、見る意欲が持続しない。

まあ、しょうがないか。

 

先日、ラジオはどのように変わっていくのだろう、ということを書いた。

テレビの世界も、Netflixのようなスクリーミングサービスの企業が存在感を増している。

これがテレビの世界となるかどうかは、微妙である。

DVDレンタルからスタートしたというこの会社は、今や映像コンテンツの制作と配信を行なっている。

言ってみれば、映画会社とテレビ会社を兼ねたような存在である。

配信に、電波を使うか、インターネットを使うかの違いなのだろう。

 

テレビの業界の最近の大きな出来事と言ったら、2011年の「地上波デジタル放送」の導入だろう。

最近といっても、10年も経っている。

アナログによる放送を完全にデジタル放送に切り替えた。

それまでのテレビ受像機やビデオデッキがそのままでは、完全に使えなくなったのだから、よくやったものだと思う。

「電波の有効利用」ということだったのか、民放は空きチャンネルを埋める形で、チャンネル移行している。

10チャンネルだった「テレビ朝日」が5チャンネルに、12チャンネルだった「テレビ東京」が7チャンネルになった。

この二つのテレビ局は、ちょっと変わった会社である。

どちらも、教育放送のテレビ局としてスタートしているのだ。

 

私の学生時代は、1972年から1976年である。

その頃、「テレビ東京」は、「東京12チャンネル」という名のテレビ局だった。

1964年に、日本科学技術振興財団による「科学テレビ」を開局している。

同時に、科学技術学園高等学校を立ち上げ、そのための通信制の授業を放送していた。

しかし、1967年の免許条件の緩和により、娯楽番組を放送できるようになり、娯楽番組を制作を請け負う「東京12チャンネルプロダクション」に日本経済新聞社日本生命毎日放送が出資する。

1973年には、財団は免許権を12チャンネルプロに譲り、社名を「株式会社東京12チャンネル」に変更し、他のテレビ局と同様の体制となり、教育放送は翌年に終了した。

学生だった私は、「科学テレビ」だった頃の記憶はないが、東京12チャンネルを見ていたことは覚えている。

時代劇好きだった父が、杉良太郎主演の「大江戸捜査網」という見ていたし、私は、東京ボンバーズという日本人チームが登場する「ローラーゲーム」という格闘系のローラースポーツの番組が気に入っていて見ていた。

東京12チャンネルは、他のテレビ局とはちょっと変わったテレビだったが、1981年に社名が「株式会社テレビ東京」になっても同様であるらしい。

どんな大事件が起きても、なかなか緊急番組を放送することなく、通常の放送を続けるという独自性を維持している。

 

テレビ朝日」は、私が学生の頃は「NETテレビ」だった。

NETは、Nippon Educational Television ということである。

1956年の開局時は、「日本教育テレビ」であった。

東映、日本短波放送とその親会社である日本経済新聞、そして旺文社などの出版業界が中心となって設立している。

営利を目的にした教育専門局であったが、業績不振のために1960年には名称を「NETテレビ」に改称し、事実上の総合局に方針を変化する。

だから、私が学生時代にNETテレビを見ていた頃に、教育テレビの面影はほとんどなくなっていた。

そして、1973年には総合局免許を交付される。

朝日新聞社は、開局当初より東映と合弁し「朝日テレビニュース社」を設立して、同社が制作したニュースを放送していた。

その後、東映の持ち株の半分を譲り受けるなど、資金面や経営面で結びつきを強化して、傘下におさめていく。

1977年には、名称を「全国朝日放送株式会社」とし、略称を「テレビ朝日」とした。

 

地上波での民放局は、関東だけでも何局もある。

でも、番組構成などを見ると、みんな似たり寄ったりで、変わり映えしない。

地元にケーブルテレビ局ができた時に、数年契約したことがある。

ケーブルテレビには、その頃でも20くらいのチャンネルがあったので、びっくりした。

私の好きな歴史などを扱った「デスカバリーチャンネル」や子どもたちのためのアニメなどのチャンネルもあったので、契約していた。

ニュース専門だったり、スポーツ専門だったり、ジャンルごとに専門チャンネルがあるのだ。

見たい時に、見たいものを見ることができる。

ところが、ジャンルのグループ分けが変わって、料金的に割高な契約しかできなくなって、契約をやめた。

NetFlixなどスクリーミングサービスの契約は、どのようになってるのだろうか。

見たい番組を見たい時に見れる、というのが視聴者のニーズだと思うので、それに近いのであれば将来性がある、と思う。

その点で、地上波デジタルなどは、限界を抱えてるのではないだろうか。

 

 

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