晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

神様はどこにいるのだろう

墓参りに行ってきた。

お彼岸の時には行けなかったので、しばらくぶりだった。

孫娘を預かる日だったので、いっしょに行った。

いつものように、妻の父の墓と私の父母の墓の二箇所である。

墓石に水をかけてきれいにして、まわりの枯れ葉を拾って、雑草を抜く。

孫娘は、墓石に柄杓で水をかけていた。

ものごころがついてから、墓参りは初めてかもしれない。

花を生けて、お線香をあげて、お参りする。

みんな元気でいるよ。

見守っていてね。

そして、また来るね、といって帰る。

 

墓参りの時、亡くなった父母のことを考えるけれど、神様や仏様の存在を感じたり、考えたりはしていない気がする。

神社やお寺にお参りしているときも、神様や仏様のことを考えていないかもしれない。

私は、神話や仏教に関心のある方だと思う。

関係の本をいろいろ読んだりもしている。

経典や聖書などを少しは読んでいる。

それでもこんな感じなのだから、神様も仏様も信仰の対象ではないのだと思う。

生まれ育った村の周辺には、お寺はひとつしかなかった。

秋田を離れてからも、何年かに一度は葬式などで帰っていた。

その寺院は、道元のひらいた曹洞宗だったので、主たる経典は「般若心経」だった。

妻の実家は、日蓮宗だったので、親戚関係の法事があれば、「法華経」だった。

だから、そういうものになれてはいても、何かあっても仏様が身近にいるように感じてはいない。

 

神様はどこにいるんだろう。

いい歳をした人間が口にすることばではない。

あと一年とちょっとで七十歳になろうとしている。

神様ってなんだろう。

宗教ってなんだろう。

そんなことを、考えてしまう。

何がそうさせるかというと、今の世界の状況を考えるからだ。

 

ウェブサイトを眺めていると、外国人のこんな発言を見かける。

日本人は、無宗教だ。

日本人は、無神論者だ。

でも、そんなはずはない。

そんな国に、十万もの寺院や、十万もの神社があるはずがない。

そう考えるのは、無理もない気もするが、自分たちの考え方を基準に日本人についても考えるからだろう。

 

なぜ、日本にこんなに寺院と神社があるのか。

寺院と神社が、混在しているのか。

これについて考えていると、ヨーロッパはどうなのだろう。

ヨーロッパにとってのキリスト教と、日本にとっての仏教は似たような存在だと思う。

どちらも、後になってよそから入ってきたものである。

日本においては、仏教はすでに古事記日本書紀にあるような神話が成立してから、中国を経由して入ってきたものだ。

各地に国分寺国分尼寺が建設されたのだから、国教となったといえる。

ヨーロッパにおいても、ローマ帝国ユダヤ属州で生まれたキリスト教が帝国内に広まり、それを追認する形で、国教になった。

4世紀のコンスタンチヌウス帝が公認し、テオドシウス帝が国教に定め、それ以外は異教とし禁止した。

その頃のヨーロッパには、ギリシャ神話、ローマ神話ゲルマン神話北欧神話ケルト神話などがあったはずである。

世界史が苦手だった私には、その後このような神話がどんな運命をたどったかは、よくわからない。

パルテノン神殿のように遺跡としては残っていても、キリスト教が国教となってからは、そのような神殿は建設されなかったということなのかな。

日本には、仏教寺院と同じくらいの数の神社がある。

自宅の周辺を、ちょっと散歩するだけで、いくつもの神社とお寺がある。

ヨーロッパには、あの神話の流れを汲むものは遺跡以外にはどこにあるのだろうか。

キリスト教以外のものは異教とされたらしいので、消されてしまったのだろうか。

 

日本では、仏教は神道と一体化して受け入れられてきた。

さまざまな仏が、化身として日本に現れ権現となり、それが八百万の神である、ということにしてしまったらしい。

天照大御神は、大日如来の化身であり、八幡神阿弥陀如来の化身という具合である。

だから、明治維新までは、同じ境内にお寺と神社が同居していたし、「神宮寺」なんていうのもあった。

ヨーロッパの神話の世界も、日本のように八百万の神々の世界のようなものだっただろうから、残っていたらにぎやかなことだったことだろう。

どちらも、国教とされたことで、政治や権力に利用されてきたからこそ、こんなにたくさんの教会やら寺院やら神社が存在しているとは、言えるのだろうな。

 

 

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