晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

ふるさとは遠きにありて そのニ

故郷の秋田に住んでいる幼馴染に電話をした。

昼のニュースで、故郷の街である大館の映像を見たからだ。

ニュースの映像では、河川の氾濫による浸水や、橋の崩落の様子が映っていた。

私の郷里の村は、大館市の山間部にあるので、どんな具合なのか心配だった。

このところ、私の故郷である秋田県北部は、集中豪雨に見舞われていて、テレビニュースで取り上げられることも多い。

1週間ほど前には、秋田県北部や青森県に線状降水帯が発生し、降水量がとてつもないとのことが伝えられていた。

 

幼馴染の話では、私の郷里のあたりでは、特に被害が出ていない、ということだった。

彼は、2年前にふるさとの村に帰った。

秋田県北部を東西に流れて日本海に注ぐ米代川がある。

米代川の源流は、岩手県八幡平市であるが、大館市を経て、私の故郷の岩瀬川を合流している。

白神山地を源流とする岩瀬川の流れる村で、彼と私は育った。

私たちの村の真ん中を、岩瀬川は北から南に流れていて、村の東西は橋で繋がっていた。

けれども、川の流れが深く落ち込んでいて、川が増水しても住宅地まで浸水することはなかった。

しかし、水田は住宅地よりは低い場所にある場合もあったので、浸水するところもあっただろう。

上流には、五つほどの集落があるのだが、川の流れと住宅地の落差がそれほど大きくはなかったので、心配だったのだが、、豪雨による被害は特に無かったらしい。

 

大館市は、北部の白神山地、南部の比内連峰など、四方を山に囲まれた盆地にある。

そして、東西に流れる米代川と北東から合流する長木川に挟まれている。

かつて、大館城のあった旧市街地は、河川から離れた高台にある。

私は、高校時代を大館市街に住んでいたが、豪雨などの河川の氾濫の記憶はない。

数年前の台風での、岩手県の大災害があって、それ以来東北での台風や集中豪雨が多くなった気がする。

今年は、ついに線状降水帯が発生した。

 

これまでは、テレビで、大館の話題が取り上げられるとすると、「秋田犬」か「きりたんぽ」くらいだったと思う。

「秋田犬」は、秋田県原産であるが、大館市はその中心地である。

「秋田犬会館」というのは、昔からあったし、大館駅前には忠犬ハチ公の像がある。

世界では、"akita"といえば、秋田犬のことらしい。

最近になって、大館駅前店に「秋田犬の里」という施設ができた。

入場無料で、秋田犬にふれあえるのがうりだったらしいが、コロナのせいで今は「ふれあい」はやっていない。

2年前、伯母の葬儀で帰郷したときに、初めて「秋田犬の里」によってみた。

すでに、「ふれあい」は中止していたが、ガラス越しに見ることはできた。

 

akitainunosato.jp

 

「きりたんぽ」といえば、「比内鶏」であるが、大館市の南部が「旧比内町」である。

平成の大合併の時に、私の郷里である「田代町」とともに、大館市と合併した。

古くから飼育されていた「比内鶏」は天然記念物なので、食用できない。

市場に流通しているのは、比内鶏を品種改良した「比内地鶏」である。

こどもの頃、農家に庭先には、その名のとおり「ニワトリ」がちょこちょこ歩いていた。

比内鶏に似ていた気がするが、それが正確には何という品種だったかはわからない。

ja.wikipedia.org

 

幼馴染の彼は、同じ集落の同級生、私を含めて男の子四人のうちの一人である。

長年の首都圏での生活していたが、2年前に帰郷した。

その時に、コロナがおさまったら遊びに行くよ、と私は言った。

でも、なかなか会える機会がない。

私たちは、来年70歳になる。

杜甫の詩には、「人生七十古来稀なり」とあるが、今は稀ではない。

体が元気なうちにということで、来年会おうと電話をきった。

 

 

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp

seiko-udoku.hatenadiary.jp