晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

コロナ療養中

コロナ療養中である。

ついに我が家にも、コロナがやって来てしまった。

パートから帰ってきた妻が発熱し、苦しそうだった。

かかりつけの病院に連絡したら、コロナ用の発熱外来に来るように指示された。

病院の裏にある救急医療の入り口のさらに裏側に、プレハブの診察室の隣には、CT検査室もできていた。

血液検査や尿検査など5種類の検査を手際よく受けた。

結果が出るのに一時間近く、かかるので診察室のベッドで待っていた。

コロナ感染の検査の結果は、陽性だった。

妻は、毎月検査と薬剤を必要とする持病を持っている。

即入院することになった。

入院はたいへんだけど、家族としてはその方が安心である。

 

コロナ病棟の受け入れ準備ができるまでは、車で待っていた。

妻は、後部座席で横になっている。

4階のフロアが、コロナ専用病棟になっているらしい。

看護師さんが車椅子を押して、迎えにきた。

よく見かけるビニールで覆われたベビーカーの車椅子版といったところだ。

外気から完全に遮断されている。

コロナ病棟は家族の面会不可なので、車椅子の妻を見送った。

妻は、今までに何回か入院している。

ひと月から二ヶ月くらいで、無菌病室のようなところにいたこともある。

すでに定年退職していた私は、毎日日課のように見舞いに通っていた。

それでも、面会ができないということはなかった。

それを考えると、「コロナ」はとんでもないものだ。

入院中の妻の母は、もう3年近くも面会できていない。

3年?、確かに2年ではなく3年になるのだ。

家族は、回復するのを待っているしかない。

 

わが家は、三男と三人家族である。

私と三男は、濃厚接触者ということになる。

離れて暮らしている二男も、入院の直前に帰っていて二日間滞在していた。

やはり、濃厚接触者となるのだろう。

フリーな身の上である私と違って、二人は仕事がある。

自宅で待機しなければならない。

柏市は市独自事業で、濃厚接触者のためのPCR検査を無料で実施している。

さっそく、ネットで申し込む。

市立体育館の裏の駐車場で、ドライブスルーの検査だ。

駐車場に止めると、係員が唾液を入れる容器を持ってきた。

先の尖った容器に1センチくらい溜めるのに、10分くらいかかった。

終わったら、車のハザードランプを点滅させる。

すると、係員が容器を回収に来る。

結果は翌日中に、陽性は電話で、陰性はメールで知らせてくれる。

 

私は陽性、三男は陰性だった。

この時点では、二人とも平熱で症状はない。

さらに翌日、平熱36.5℃の私が、36.9℃という微熱になって、のどがイガイガして咳が出る。

微熱は二日間だけで、すぐに平熱に戻った。

私と入れ替わるように、陰性だった三男が発熱し咳が出始めた。

熱は38.3℃くらいが二日続いたが、その後平熱に戻った。

近所のかかりつけ病院に連絡したが、発熱外来はお年寄りで基礎疾患がある、病状が重い人しか受け入れないようで、あきらめる。

ネットを調べて、千葉県が提供している無料PCR検査キットを送ってもらう。

私の方は、陽性が判明した時点で、厚生省のMy HER-SYSというシステムに登録されている。

自動登録の4条件のうちの、65歳以上だからだ。

すぐに、“Pulse Oximeter"という酸素量検査器が送られてきた。

毎日、体温、酸素量、それに顔色、咳など病状についての9項目を報告する。

 

入院中の妻とは、電話やメールで連絡している。

入院の翌日に、三回分の着替えなどを届けた。

電話で病棟に連絡すると、かかりのかたが駐車場まで取りに来てくれる。

荷物は届けるだけで、洗濯物を持ち帰ることはできない。

病棟内で洗濯してくれるということだ。

10日の入院と言われていたので、もうすぐ退院できると思う。

体調がよくなった妻は、退屈しているようで、テレも飽きたと言ってる。

多分、今日の診察で退院できるか判断するのだろう。

 

私の場合、病状はとても軽いものだった。

ちょっと風邪っぽいかな、という程度だった。

五回目のワクチン接種が終わっているので、そのおかげかも知れない。

妻の陽性がわかったので、PCR検査したので感染がわかった。

もしそれがなかったら、何事もなくすんでしまったと思う。

コロナ感染者のうち、発症するのはそれほど高い割合ではないだろうから、自覚せずに生活する人が多くいるのが、現実だろう。

こんな状況が、いつまで続くのだろうか。

 

 

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