愛用しているノートパソコンを、Windows11にしてみた。
数年前に、Windows8からWindows10にアップグレードしたものである。
パソコンの調子がおかしいと、初期化するようにしていた。
だいたいは、いつものアプリが立ち上がらないというようなことだが、初期化するとまた使えるようになっていた。
ところが、いつものように初期化しようとすると、途中で「予期しないエラーのため変更しませんでした」のようなメッセージがでる。
2回やってみたが、同じような状態だった。
Windows10のサポート期間が、あと2年くらいで終了することは知っていた。
ノートパソコンの機器自体は、まだ使えそうなので、そのうちアップグレードしなければとは、思っていた。
これを機会に、Windows11にアップグレードしてしまおうという気になった。
今使っているノートは、DELLのInspiron11の3000というシリーズである。
Windows8が搭載されいて、とにかく安さに惹かれて買った。
たぶん、2015年くらいだから、充分に元は取れている。
あまり性能など考えずに、5万円位でメーカーのショッピングサイトで買った。
でも、この製品はよく見るととても値段からは考えられないくらいに、よくできている。
デスプレィは11.6インチでのタッチパネルで、360度回転できるヒンジ設計で、画面も回転できて、タブレッドとしても使える。
外部接続も、USB 3.0、USB 2.0x2、Bluetooth 4.0、無線LAN 、HDMI と必要なものは装備している。
それでいて、使い勝手も良く丈夫で、あと何年か使えそうなのだ。
Youtubeで、自称パソコン博士の方が、Windows11へのアップグレードの動画をあげていた。
Microsoftのアップグレードの機種についての条件は、かなり厳しいが裏ワザを使えば古い機種でもアップグレードはできるということだった。
条件のチェックを回避するというだけで、私にもできそうな簡単なことだった。
まず第一にやることは、Microsoftのサイトからダウンロードすることである。
なんと5.1Gもあったので、けっこう時間がかかった。
作業は簡単である。
普通のアプリのように、setupのファイルをクリックして、インストールを始める。
あとは、ひたすら待つだけである。
作業進行状況のパーセントの数字が、いっこうに変わらない。
それでも、時計のようにくるくる回ってはいる。
気がつくといつの間には、数字が飛んで変わっている。
なんだかんだで、半日近くかかってアップグレードは終了した。
起動させてみると、画面はそれほど変わっていない。
動作も、そんなに重くなったわけでもない。
でも、画面をよく見ると、フォントやアイコンが違っている。
フォントは丸くてやさしい気がするし、アイコンも色使いやデザインがかわいい感じである。
言ってみれば、マックぽいのかもしれない。
インストールしてあったアプリは、ほとんどそのままで使えた。
考えてみると、昔はOSのアップグレードは大変だったな。
私にとって最初のPCは、今は無くなってしまったDECというメーカーのノートパソコンで、Windows3.1搭載だった。
Windows3.1は、まだGUIにはなっていなくて、DOSプロンプトというまったく無の画面に文字を打ち込んで、起動させていた。
Windowsの場合は、フロッピーを差し込んで、“win”でリターンキーである。
ロータス123は、“123”でリターンキー。
しばらく使ってから、Windows95にアップグレードした。
フロッピー20枚ほどの箱入りで、けっこういい値段だった。
フロッピーって容量は、たしか1枚1.4MBくらいだったから、20枚でも30MBにもならなかったのだな。
その頃40代になっていた私は、独学でやってたけど、OSのアップグレードは敷居の高いものだった。
前回、Windows8からWindows10にした時あたりから、グレードアップは無償になったのだろうか。
ダウンロードしたデータをUSBに入れて、USBから起動させたような気がする。
それを考えると、気分的にも、経済的にも、負担の軽いものになっている。
今は、OSを金で買う感覚は無くなっている。
機種の値段に、OSの分が含まれていてアップグレードも無償でやってくれるというシステムになっているのだ。
私の最初の2台のスマホのOSは、Windows Mobileだった。
でも、Windows Mobileは、もう消えてしまったのかな。
アップルとMicrosoftだったPCの世界に、今はGoogleの Androidが加わって、三つ巴になっている。
これからどうなって、行くのだろう。