「中国の詩人」「現代詩人全集」と、かつて手元にあったけれど手放してしまった本を買った。
次に手に入れたのは、「パーソナルコンピュータを創ってきた人々」である。
これは、私がパソコンと出会った頃に愛読していたPC誌に、連載されていた記事をまとめたものである。
そのPC誌は、パソコン初心者向けに、ソフトバンク株式会社出版事業部から発行されていた「Hello!PC」というものだった。
そこに、「パソコン快人伝」として、毎回連載されていた。
初心者向けにとはいえ、コンピュータというものについての知識がほとんど無い私のとっては、難しいものであったが、楽しみに読んでいた。
この本の著者などを調べようと、ネットで検索してみた。
なんと、3年以上前に、このブログに私が書いた記事が出て来た。
これから読んでみたい本として、取り上げて書いていた。
図書館を探せばあるだろうが、かなりページ数は多いので、2週間では読めないだろう。
Amazonをみたら買えそうなので、迷っている、と書いている。
結局迷ったまま、そのままになって、3年後に買ったわけである。
その記事では、自分がコンピュータに出会った経緯について、いろいろと書いている。
「パーソナルコンピュータを創ってきた人々」は、1998年に脇英世氏の著作として、刊行されている。
ソフトバンクが提供した内容情報は、次のとおりである。
「Hello!PCの連載の単行本化。毎回1人の人物またはグループを取り上げ、著者独自の視点から紹介しています。取り上げているのは、パソコン創生期に活躍した人や画期的な発明をした技術者、企業の創業者、独特の経営方法で成功した人物など、コンピュータやインターネットに関係する約60名。誰でも知っている有名人から「この人が」というような人物まで、多岐にわたっています。人物伝というよりは、様々な角度からパソコン業界を見る楽しみを味わえる読み物です。」
417ページという分厚い本だけれど、60人以上なので、一人当たりのページ数は、7、8ページといったところである。
連載時には、ランダムに取り上げられていたが、人物をジャンルごとにまとめている。
七つの章は、次のとおりである。
第1章 マイクロソフトとその周辺の人々
第2章 アップルとその周辺の人々
第3章 ハードウェア業界の栄枯盛衰
第4章 ソフトウェアビジネスの成功者たち
第5章 我が道を行くソフトウェア開発者たち
第6章 パーソナルコンピュータの思想を作った人々
第7章 インターネットビジネスの開拓者たち
もちろん、第1章のマイクロソフトは、ビル・ゲイツで始まり、第2章のアップルはスティーヴ・ジョブスで始まる。
ところが、この二人以外の人たちは、現在ほとんどその名を目にすることがないような気がする。
もちろん、コンピュータに精通する人たちは、また違ってくるだろう。
ちなみに、マイクロソフトの二人目はポール・アレン、アップルの二人目はスティーブ・ウォズニアックである。
ビル・ゲイツも、スティーヴ・ジョブスも1955年生まれで、1953年生まれの私よりも若かった。
ともに、大学を中退して、創業している。
技術系のポール・アレン、スティーブ・ウォズニアックという相棒とともに、コンピュータの事業に飛び込むのだ。
この頃のコンピュータは、まだホビーだった時代である。
学生のヴェンチャー起業のようなもので、読んでいても怪しげというか、あぶなっかしい。
それが、徐々に趣味やゲームのツールから、ビズネス、生活のツールに、コンピュータは変わって行ったようだ。
マッキントッシュは1980年に、Windowsは1985年に登場している。
そして、1990年代になって、私のようなものもコンピュータに出会う時代になるのである。
今でこそ、ソフトバンクという会社は、いったい何が本業だろうか、という会社になっている。
その頃の私は、PC関係の雑誌を発行する出版社だと思っていた。
私が愛読していた「Hello!PC」は、1994年に創刊されている。
Windows95が発売される前年であり、Windows3.1の時代である。
ソフトバンクは、すでに1982年に「Oh!PC」、「Oh!MZ」という月刊誌を出していたというから、年季の入った会社だったのである。
たしか、パソコン雑誌と言ったら、「月刊アスキー」という雑誌もあったが、これは上級者向けの分厚くて、値段も高かったので敬遠した。
それでも、近くの市立図書館分館の雑誌コーナーに置いてあったので、ときどきのぞいていた。
最新号は貸出不可だったが、バックナンバーは借りられた。
ソフトバンクは、その後Yahooを買収し、インターネット接続のサービスもやるようになった。
インターネットが、一般家庭にも普及し始めた頃である。
大手業者が、月額8000円とかの高額料金でやってたところに、半分以下の料金でサービスを始めた。
Yahooが、インターネットの世界に風穴をあけたのである。
我が家もさっそく、加入した。
それでやっと、インターネットをしてる間は、電話が使えないという状況から解放された。
書いていて思い出したのだが、その頃私の住む柏市には、「柏インターネットユニオン」(KIU)という組織があった。
市内の麗澤大学が中心になって、インターネットの接続サービスを無料で行なっていた。
私もそのおかげで、インターネットに触れることができた。
それから、30年が経過して、なんと大きく状況が変わったことだろうか。
やっと、第2章が終わりそうである。
のんびりと読んでいくことにしよう。