晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

米価格の大暴落はほんとに起こるのか?

米価格の高騰が始まって、もう2年になるだろうか。

私が、定年退職して主夫になってから、10年になる。

家族の主食である米を毎月スーパーマーケットで買っている。

考えてみると、この間にいったいどれくらいの米を買ったのだろう。

だいたい5キロのビニール袋である。

私は、ブランド米などのこだわりはないので、適当に選んでいる。

妻からは、複数産地米ではなく、単数産地米にするように言われている。

私が徒歩で行ける買物範囲には、スーパーは6ヶ所ある。

歩いて、近くて5分、遠くても15分か20分というところである。

さらに、車で足を伸ばせば、商業モールや道の駅、農産物直売所などもあり、かなりの数になる。

 

この数ヶ月の米売り場を見ていると、ほとんどが5キロで4000円代というところである。

時々、3000円台のものがあるが、売り切れ状態である。

4000円台のものは、在庫が多く積まれている。

先日、テレビのニュース番組で、「お米券」の話題をやっていた。

私などは、「お米券」なんかよりも、適正な米価格をコントロールするのが、政府のやることだと思うが、どうもピントをはずれている。

この番組の中で、米流通業界で、いつ米の暴落があるかが、注目されているとのことだった。

来年の米作付け面積がはっきりする頃に、米が過剰になることが予想される時点で、暴落するだろうということである。

米の流通過程には、高価で買い入れた米が在庫になっているので、損失を出さないために高値を維持しなければならない。

しかし、その高値を維持できなくなれば、できるだけ損失を小さくするために、売値を下げるだろうにということである。

それが、暴落という程度なのか、大暴落なのか、ほんとに暴落があるのか。

 

米価格の高騰が始まった頃、政府は米の供給量は充分にあるので、新米が出れば米価格は落ち着くと言っていた。

ところが、新米が出ても米価格は下がるどころか、むしろ上がっている。

政府が、米の流通量は充分あると考えているということは、高価格の米が流通過程にダブついているのではないか。

米売り場の状況を見ていると、高価格米は消費者から避けられているのだと思う。

これで、「おこめ券」を配ると、結局高い米を買わせることになる。

消費者を救済しようとする「おこめ券」は、高い米を抱えている業者を救済することになる。

もしも、「おこめ券」が米価格の暴落を防ぐことになったら、その後ずっと高値を維持してしまうのである。

しかも、税金を使っているのに、米価格を適正なものにする役には立たない。

 

それにしても、この米価格の高騰は、何が原因だったのだろうか。

不透明な流通過程が、問題を見えなくしている確かだろう。

以前に調べた時には、三重構造となっていたような気がするが、再度調べて驚いた。

生産農家から消費者までの流れを抜き出したら、こんなことになった。

 

① 生産農家

② JA集荷センター(一次集荷業者)

③ 産地一次問屋(経済連・大卸)

消費地一次問屋(大手消費地卸)

⑤ 二次問屋(中卸)

⑥ 三次問屋(小卸)

⑦ 四次問屋(マイクロ卸)

⑧ 五次問屋(末端ブローカー)

⑨ 小売店・飲食店 → 消費者

 

それぞれの問屋が、役割を持っているというのだが、あまりにも複雑である。

市場競争不在のブラックボックスであり、果たして政府が把握できているのか。

 

我が家は、数十年間ある生協を利用している。

そして、かなりの食料を購入している。

宅配コースなので、週に一度品物が届く。

でも、お米は購入していなかった。

生協の米は、品質は良さそうだったが、価格が割高に思えたからだ。

それが、米価格が高騰して、生協の価格と逆転したので、生協で買ってみた。

数回利用したら、品切れにになってしまった。

生協は、生産農家と直接に契約しているので、扱い量が限られている。

買いたくても、なかなか買えない。

このほかに、生産農家から直接買う方法もありそうだ。

こんな時代なので、ネット販売している農家はけっこうありそうである。

その場合は、かなり多い量を玄米で、ということになるのかな。

我が家の近くにも、玄米用の精米機械を有料で使えるところがある。

郷里の親戚が送ってくれた玄米を、精米したことがある。

お米の購入について、もっと選択肢が増えることも必要かもしれない。

 

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