餅つき
年末に、妻と買い物に出かけた。
だいたい、買い物が決まったところで、まだ「おもち」がないことに気がついた。
売り場を探していたら、伸し餅が積んであるところを見つけた。
一枚2,100円だった。
妻は、おもちが大好きである。
もちとせんべいがあれば、ごはんはいらないんんじゃないかと思うくらいである。
妻の育った東京では、おもちは和菓子屋とか米屋で買うものだったのだろう。
秋田の農村で育った私にとっては、もちは家でつくものだ。
父が出稼ぎで不在だった我が家では、母と私で餅つきをやっていた。
たぶん小学生のころから、私が杵をもってついていた。
年末の30日、何臼ついただろうか。
普通の白いおもちのほかに、小豆入りのもちもついていた。
その他に、干しもちという乾燥餅もつくることもあった。
ひと臼で、かなりでかい押しもちになった。
それを、切り餅にするけれど、売ってるものの2,3倍の大きさだったな。
だから、正月からしばらくは、おもちをよく食べた。
そのせいか、今はおもちは、嫌いではないが、あまり食べない。
子どものころに嫌になるほど食べたから、もう食べなくていい、と妻には言ってる。
とはいっても、もちろんお雑煮をちょっとだけ食べる。
大晦日、年越しそばのためにてんぷらを揚げた。
生協で届いたエビは小ぶりだったので、エビかき揚げにした。
てんぷらを揚げ終わったら、もう7時のニュースだった。
紅白歌合戦が始まるのだなあ、と思ったが、あまり見る気もしない。
そのうちに眠くなってしまい、寝てしまった。
この数年、紅白歌合戦はちらちら見る程度だった。
今回は、結局全く見なかった。
かつて、毎年欠かさずにしっかり見ていたことが、うそのようである。
それなりに音楽は好きなのに、見る気がしないというのも、年のせいだろうか。
現在のように多様化した時代に、全てを網羅しようということに限界があるのかな。
もっと、違った音楽番組がつくれないのか。
番組表をチェックしてないけど、なんかあったんだろうか。
1月1日
冬休みと言えば、私の住む千葉県では、年末年始の2週間である。
12月24日から1月6日、ということである。
私は雪国である秋田で、生まれて育った。
秋田では、冬休みは1月20日までだった。
その分、夏休みは短かった。
日本全国で、夏休みと冬休みの期間が、どのような具合になっているかはわからない。
でも、夏休み+冬休みの合計は、同じなのだろう。
私が育ったころ、1月1日は学校の登校日だった。
雪の山道を歩いて、学校まで行った。
体育館で全校集会があって、それから教室で紅白の饅頭をもらった。
それが、毎年の正月の行事だった。
それが、いつごろまで続いたのか、覚えていない。
小学生の頃は確かだが、中学生のころもあったのか。
あの紅白の饅頭の代金は、どこから出ていたのだろう。
お屠蘇
結婚して妻の実家に出入りするようになって、初めて「お屠蘇」を飲んだ。
マンガやテレビで、お屠蘇というものがあることは知っていた。
妻の実家には、お屠蘇用の用具がそろっていた。
そこで、お屠蘇というものが、「屠蘇散」という漢方薬と味醂とで、作られていることを知った。
秋田には、正月にお屠蘇を飲む習慣はなかった。
妻の母が健在の頃は、我が家では、とくにお屠蘇を用意しなかった。
でも、この数年お屠蘇を飲むようになった。
今年は、私がお屠蘇を作った。
屠蘇散の袋に書いてあるレシピどおりに作ってみて、驚いた。
今までに、屠蘇散と味醂だけで、できていると思っていたのだが、違っていた。
主たる材料は、日本酒で、それに屠蘇散を浸し、さらに味醂と砂糖を加えていた。
このやりかたが、古来の方法であるかはわからい。
きりたんぽ
正月の3日、きりたんぽを作った。
その日、スーパーに行ったら、野菜の売り場に「セリ」があったのである。
セリがあるのなら、今日はきりたんぽにしよう。
秋ごろになって、鍋の季節になると、真空パックのきりたんぽが売り場に並ぶ。
たいていのスーパーに、きりたんぽはある。
ところが、「セリ」が並んでいるスーパーは、ほとんどない。
きりたんぽの真空パックに印刷されているレシピには、きりたんぽの材料として、セリ、ゴボウ、マイタケなどが書かれている。
それなのに、セリを多くのスーパーでは置いていないのが、現実である。
むかし、どうしてもセリがないので、ミツバを使って作ったことがある。
結果は、まったく「きりたんぽ」ではなかった。
以来、セリがないときは、あきらめることにしている。
野菜売り場で、セリらしきものが見えたので、急いでいくと、それは「パクチー」だった、ということもあった。
そんなわけで、これがこの冬三回目のきりたんぽだった、のである。
三ばか大将
正月早々、南米ベネズエラが大変なことになった。
それに続いて、コロンビアやグリーランドも、巻き込まれそうである。
歴史や国際法をしっかり踏まえればありえないことが、起こっているのである。
でも、太平洋の向こうの大国では、それほどの大問題ではないらしい。
同じような状況が、我が国の隣の大国や、北の大国にも存在している。
それを考えていたら、頭に浮かんだことがある。
小学生の時に見ていた、「三ばか大将」というアメリカ製のコメディ番組である。
調べてみたら、日本では1963年から1964年に放送されたというから、私は小4から小5だろうか。
おバカな三人のオジサンが主演のドタバタコメディだった。
きっと私の世代の多くの小学生は、この白黒ドラマを見て大笑いしていただろう。
でも、現代の世界の「三ばか大将」は、笑えない。