晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

電化製品の壊れ方

電気炊飯器が、壊れた。 いつものように、予約機能で、炊き上がり時間を選んで、炊飯ボタンを押す。 ところが、エラーマークが出て、セットできない。 エラーは、「中ぶたが閉まっていない」ということらしい。 なかぶたを確認すると、しっかりと閉まってい…

難しくて面白い漢字の世界② 「超漢字」と「今昔文字鏡」

何万字、いや、十万字を越えるという漢字のことを考えていて、思い出したことがある。 ずいぶんと昔のことだけれど、ほとんどすべての漢字を使えるということを売りにしたアプリが、話題になったことがある。 たしか、そんなアプリが二つあったと思うのだが…

はしわのわかば③ 菅江真澄テキスト

八日 つとめて、里の童を道あないとして、きのふの路をいさゝか分て、大金(オホガネ)といふ処の岨に、桜の二三本(フタモトミモト)たてるが朝風に吹さそふをうち見やり彳めば、童の小河に臨(ノゾミ)てものうかがふさま、何ならむとおもへば石斑魚(カジ…

難しくて面白い漢字の世界① 漢字辞典と異体字

菅江真澄のテキストを校正していて、苦労するのは正確な漢字を探すことだ。 OCR、つまり「光化学文字認識機能」によって、文字画像から文字データに変換させているのだが、時にはとんでもない文字として認識されている間違いがある。 そんな時には、まず、漢…

ボクの音楽武者修行 半世紀を経て再読する

三ヶ月ほど前に、小澤征爾さんについて書いた。 逝去のニュースを知って、高校生の頃に、彼の若かりし頃の著作を読んだことを、思い出したからだ。 とても印象深い本だったのは確かだが、なんといってももう50年以上前の記憶である。 もう一度読んでみたくて…

はしわのわかば② 菅江真澄テキスト

六日 よむべの雨もなごりなう晴て、花かあらぬか、山のはごとにかゝる白雲いとふかし。 松井といふ処におもしろき飛泉(タキ)あり、けふはその滝見なむ、いざたまへとあるじ芳賀慶明のいへれば、やをらこゝを出たち、うちかたらひゆけば山吹が柵といふあり…

菅江真澄の旅日記

菅江真澄の旅日記のテキストを校正している。 菅江真澄全集十二巻のうち、日記の部分は、第一巻から第四巻までである。 数年前に、全集の原文をスキャナーで画像ファイル化して、更にOCRでテキストに変換した。 オンラインで、OCR変換してくれるサイトを使っ…