晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

住宅地図という地図について

ゼンリンという会社が発行している「住宅地図」というものがある。 ある程度の規模の書店だったら、地図コーナーにその地域近辺の市の住宅地図が置いてある。 かなり高価なので、個人の趣味用に買う人はいないだろう。 私のように地図好きでも、買えるような…

日の下に新しいものなし

太陽の下に、新しいものなどない。 というようなことばを、ずいぶん前に聞いたことがあった気がする。 人間なんて、みんな似たようなものだ。 人間が考えることなど、自分では画期的な新しい考え方だと思っても、ずっと昔に遡ればすでに誰かが考えている。 …

問題をすりかえること

ネットの掲示板のような、いろいろの人たちが一つのテーマについて語るようなサイトを見ていると、あれっと、違和感を感じることがある。 書き込みというか、発言の内容が一つの流れができているようになると、必ず一人、二人とその流れを変えようとする発言…

わかこゝろ⑦ 菅江真澄テキスト

いくとせかこゝろにかけて姨捨のやまにこよひぞ見つる月かげ 僧洞 月 あくがれてをばすて山にみる月のくまなきかげやよもにめづらん 永 通 名にたかき姨捨山にこよひみん月のむしろにまどゐあかして 啓 基 をば捨の山のまどゐに見る月のさやけきそらにかたる…

我孫子市立図書館 我孫子市若松

図書館ウォーキング第四弾で、我孫子市立図書館に行くことにした。 借りた本の返却期限がだいぶ過ぎてしまっている。 他の図書館で借りてまだ読んでないものがあるので、新しく借りる訳にはいかない。 返すだけなので、どうしようか迷っているうちに、出発が…

出走 ディック・フランシス

ディック・フランシスの「出走」という文庫本を読み終わった。 ディック・フランシスについては、しばらく前に「競馬ミステリーの巨匠 ディック・フランシス」という文章を書いた。 彼の作品については、40冊くらいある文庫本のうち半分くらい読んでいると思…

日本旅行記、訪問記、滞在記の類いについて③

我孫子市立図書館で借りた4冊のうちの残り2冊を読んでみた。 いずれも、講談社学術文庫文庫だった。講談社学術文庫は、1976年発足の文庫で、古典新訳や書き下ろしも多く、私もずいぶんお世話になった文庫である。 2000冊以上刊行されているらしいが、著者の…

私にとっての図書館

図書館ウォーキング第三弾で、鎌ヶ谷市立図書館へ行ってみた。 ナビで調べてみると、8.48kmで、所要時間1時間45分となっている。 最短コースは、いつも車で走っている千葉県道57号松戸鎌ケ谷線である。 面白味はないが、確かにほとんど直線で無駄がない。 今…

わかこゝろ⑥ 菅江真澄テキスト

十九日 つとめて浅間をたつ。 このあたりをさして、 「浅羽野にたつ水輪小菅ねかくれてたれゆへにかはわが恋ざらん」 と聞え給ふる。 この朝葉をあやまりて浅間といへるにや。 鈴虫のふり出てながめ紅のあさはの野良やいざわけて見ん 松本を過ぎ村居をへて芝…

日本旅行記、訪問記、滞在記の類いについて②

我孫子市立図書館から借りてある4冊の書籍を読んでいる。 気にかかる箇所の文章を抜き出そうと思う。 フランシスコ・デ・ザビエル 「聖フランシスコ・デ・ザビエル書翰抄下」 岩波文庫 アルーべ神父 井上郁二 訳 ザビエルは、ポルトガル国王ジョアン3世によ…

ゴルゴ13 さいとうたかを

先日、妻がゴルゴ13の最新巻を借りてきてくれた。 最新刊は、第199巻で2020年12月に刊行されている。 内容は、長編2編が掲載されている。 「オクトパスの疑似餌」脚本協力 横溝邦彦 ニューヨークの大手銀行の自社サーバーに大規模な攻撃を仕掛けた相手の狙…

どうして英語が話せないのか

どうして英語が苦手なのだろうか。 私を含めて、日本人全体についても同じことだろう。 自分のことを考えてみても、中学校で3年間、高校で3年間、英語を学んでいる。 大学でも、英語は必修単位になってたと思うので、いくつかの科目をやっているはずである。…

落語と歌舞伎

菅江真澄は、宝暦4年(1754年)に三河国で生まれ、文政12年(1829年)に出羽国角館で亡くなった。 天明8年、郷里を離れ信濃を経て、出羽、陸奥、蝦夷と北国への旅に出た。 信濃においての著作「いなのなかみち」の本文は、次のようにはじまる。 このひのもとにあ…

ゲームは苦手だな

世の中は、デジタル、デジタルと言われて久しい。 でも、日本ではデジタル一辺倒にならず、それまでのアナログも残している。 たとえば、スマホの時代になっても、ガラケーも少ないながらずっと作っている。 妻のように、スマホの必要性を感じない人は、それ…

わかこゝろ⑤ 菅江真澄テキスト

十六日 つとめて神宮寺といふ寺にまうづ。 このみてらのふみにいはく、彦火々出見尊の妹姫、おはんこゝろ世にさかなうおましまししかば、此かぶり山に捨られ奉りしより、山は姨捨の名におへりとか。 此こと、いづれのふみにかありけん、 「わが心つきはてぬ…

歩いて図書館へ行くと、何かがプラスされる

ときどき自分の行動について、なにやってるんだろう、と思うことがある。 何か行動をはじめるには、かなり時間がかかる。腰が重い。 いざ、やりはじめるとどんどんエスカレートしていく傾向がある。 完璧というわけではないが、やれるだけやりたくなる。 先…

図書館ウォーキング

先日、松戸の八柱にある千葉県立西部図書館へ行ってきた。 ブログに書いた文章がきっかけで、外国人の日本訪問記とか日本滞在記の類で、読んだことのない本がないか、気になっていたのだ。 今までに、自転車では2、3回行ったことがある。 今日もまた、青空の…

競馬ミステリーの巨匠 ディック・フランシス

ディック・フランシスという小説家に出会ったのは、ほんのちょっとした偶然からだった。 私は、我孫子市の図書館をよく利用する。 図書館と公民館の複合施設である「アビスタ」の一階のフロアの半分くらいが、我孫子市立図書館本館である。 その一階のロビー…

わかこゝろ④ 菅江真澄テキスト

旅衣おもひたつより姨捨の月に心をかけて来にけり すみのぼる光ありやとをば捨の山口しるき月の夕かげ よそに見しみねも尾上もおしなべて月のなかなる姨捨のやま あきらけき御世の光もさしそへて今はなぐさむをばすての月 野路山路分こし露の袖の上に宿して…

マンガが描いている世界

妻は、テレビのサスペンスについては、すごい集中力でチェックを欠かさず録画している。 このことは、以前に書いたと思う。 もう一つ、集中力を発揮する対象があって、それがマンガ、コミックである。 毎週、レンタルショップに通っている。 割引で借りられ…

銭形平次捕物控 野村胡堂

野村胡堂の「銭形平次捕物控」を読み始めている。 青空文庫には、なんと通し番号で376番まで登録されているが、よく見ると入力作業中の作品があったり、番号が飛んでいるのもあるようなので、実質的には300篇前後になると思う。 スマホで読んでいるのだが、…

わかこゝろ③ 菅江真澄テキスト

十五日 雨雲の余波なう晴て、あさひらけ行空に、月の山口をよろこびうちいひて、宿を出て桑原といふ名のあれば、 草枕かりねの露もおなじくははらはで袖に月やどさなん おなじところのながめを、なをかた。 里の子がかふこのまゆのいとなひもほどへて淋し秋…

アマゾンとクロネコ

アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏の社長退任のニュースを見て思ったのは、アマゾンができたのは、26年前なんだ。たった、26年しか経ってないのか。 1994年というと、Windows95が出る前年だ。 アマゾンという会社の名前をはじめて知った頃の事は、よく覚えて…

郷土の歴史を知りたい

この東葛飾といわれる地にすむようになって、四十数年である。 長く住んでいると、地理や歴史に興味が出てくる。 自宅から、2、3分歩けば、市役所の出先が入っている近隣センターがあって、そこに市立図書館の分館も入っている。 歴史関係の書籍も少しはある…

ブログを始めて思ったこと

このブログを始めて、6ヶ月になろうとしている。 ブログの第一回目に、このブログを始めた理由を書いている。 定年退職後の、自由な生活の中で、だいぶ働きが悪くなってる自分の頭脳に刺激を与えようとしたのだ。 今まで、自分のことばで文章を書いたことが…

本の世界は海である

何ヶ月か前に、隣の市の図書館に行った。 その時に、ポスターが貼ってあった。 「本の世界は海である。」みたいな標語が書いてあった。 いいなと思ったのだが、正確なことばが思い出せない。 千葉県内の公共図書館の蔵書は取り寄せができますとあった。 図書…

わかこゝろ② 菅江真澄テキスト

十四日 よべより雨ふれば、つとめて、あまづつみしていでたつ。 みちのかたはらに、としふりたる松の四本ふし立るに紙ひきむすびたるは、いかなるゆへかあらんととへば、これなん高埜大師の手かけ松に侍れば、身にねがひある人は、かく、紙さきむすびて行侍…

わかこゝろ① 菅江真澄テキスト

天明三のとしの春より、科埜の国つかまの郡に在て、この秋、更科や姨捨山の月見てんと、おもふどちうちものがたらいて、葉月の十三日、いまだ明けはてぬより旅よそいして、もとせんばの里を出て野はらになれば、 さらしなの月おもふとてしるべなきやみにぞた…

わかこゝろ 菅江真澄テキスト

天明3年、菅江真澄は、東筑摩郡洗馬村の医師可児永通宅に滞留中だった。 8月の名月を、更級郡八幡村の姨捨山で眺めるために、風流な同好者数名が誘いあって出かけることにした。 8月13日に出発して、29日に帰着している。 この年の日記「いなのなかみち」か…

半七捕物帳 岡本綺堂

この何週間か、「半七捕物帳」を、読んでいる。 青空文庫には、69編の「半七捕物帳」シリーズが収録されているが、現在その半分近くまできた。自分では、今までにけっこう読んだつもりでいたが、ほとんど読んだ記憶がなかった。 たぶん、新しく公開されたも…