晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

歴史

ひとり旅

旅をするようになった頃、友人を持たなかった私はひとり旅をしていた。 夏の長期のアルバイトの後に、4、5日か1週間くらいの旅行をしていた。 初めての旅行は、能登半島だった。なぜ能登半島だったのか、思い出せない。 たぶん、たいした理由はないだろう。 …

東京ドライブ

首都高速を初めて走った時、車間距離がほとんどなくて、しかも素速い車線変更が必要であることに、驚いてしまった。 これは、私には無理だ、と思った。 だから、東名高速や中央高速に行く時は、湾岸とか一般道を使っていた。 妻の伯母さん夫婦が、私たちの結…

成人式に思ったこと

テレビで、成人式のニュースをやっていた。 今年は、自治体によって成人式を開催したところと、中止したところがあったようだ。 本人にとっては、人生一回の成人式だけど、世の中は何があるかわからない。忘れられない成人式になるだろう。 今回のコロナは、…

わかこゝろ① 菅江真澄テキスト

天明三のとしの春より、科埜の国つかまの郡に在て、この秋、更科や姨捨山の月見てんと、おもふどちうちものがたらいて、葉月の十三日、いまだ明けはてぬより旅よそいして、もとせんばの里を出て野はらになれば、 さらしなの月おもふとてしるべなきやみにぞた…

半七捕物帳 岡本綺堂

この何週間か、「半七捕物帳」を、読んでいる。 青空文庫には、69編の「半七捕物帳」シリーズが収録されているが、現在その半分近くまできた。自分では、今までにけっこう読んだつもりでいたが、ほとんど読んだ記憶がなかった。 たぶん、新しく公開されたも…

ふるさとは遠きにありて

私は、10棟の集合住宅からなる150戸ほどのこじんまりした団地に住んでいる。 入居した当時は、30代だった。まわりは、同世代かもっと上の世代だった。 私の知ってる限りでは、ほとんどが日本各地出身の方である。 職場は、半分か3分の1が地元か県内で、その…

1月1日

私は、秋田で育ったので正月は雪の中だった。 雪が多いので、1月20日くらいまで冬休みだった。そのかわり、夏休みは短かかった。 子どもの頃のことを考えていたら、1月1日は登校日だったことを思い出した。 でも、小学校低学年くらいまでだったような気が…

ナマハゲと獅子踊り

毎年暮れの頃になると、ナマハゲがテレビで取り上げられる。 年末の風物詩になっている。 ナマハゲは、秋田県の男鹿半島周辺の年中行事に登場する仮面をつけ藁の衣装をまとった神の使い(来訪神)である。 角はあるが、鬼ではない。 家々を訪れ「泣ぐ子(ゴ)…

大字(おおあざ)と小字(こあざ)って何だろう

子ども頃から、地図を眺めるのが好きだった。 地名にもとても興味がある。地図には、地名がなければならない。 だから、大字と小字があるのは知っていた。 最近は、住所を書いても、大字や小字という文字は省略されている。 大字や小字って何?という人も多…

柏市の城跡

この数ヶ月で、根木内城址(松戸市)、前ヶ崎城址(流山市)、小金城址(松戸市)を訪ねた。 私は、柏市に住んでいるのだが、流山市と松戸市の境界に近いところである。 流山市は徒歩で10分ほど、松戸市は徒歩で20分くらいで行くことが出来る。 私の住む東葛飾には…

地方出版社はどうなってるんだろう

昨年(2019年)7月末をもって、崙書房(ろんしょぼう)が業務を終了し会社を解散した。 崙書房は、千葉県流山市で1970年に設立された出版社である。 設立当初は、千葉県、茨城県に関する文献の復刻版を発行、その後は、地域に根ざした題材を扱った書籍を発行して…

小金城址  松戸市大谷口

本土寺を後にし、小金城址「大谷口歴史公園」に、向かうことにする。 小金城は、千葉氏の家老であった原氏の重臣高木氏の居城である。 高木胤吉は、天文6年(1537年)、小金城を築き根木内城から移り、その後、胤辰、胤則と3代53年の居城となった。戦国末期に…

長距離移動と自転車

子どもたちが小さい頃に、秋田で嫁いでいた姉のところに、何回か家族みんなで自動車で遊びに行った。 常磐自動車道、磐越自動車道、東北自動車道を乗り継いで、700km弱だった。朝早く出発して、途中休憩しながら夕方到着する、と言う感じだった。 新幹線利用…

ランプと振り子時計

先日、薪ストーブと囲炉裏のことを書いた。 あとになって、思い出したのが、「ランプと振り子時計」である。 ランプから、電灯に変わったのは物心がついてからである。それまでは、灯油を使ったランプが照明器具だった。 今では、ランプといえば使ってるのは…

柏という街

私は、千葉県北西部柏市に住んでいる。 柏市は、今は、国道6号と国道16号が交差し、JR常磐線と東武野田線の乗換で賑わう、千葉県北西部の中心的な地域になっている。 しかし、歴史的に見ればかつての柏は、水戸街道沿いの一農村だった。 江戸を出て、松戸宿…

前ヶ崎城址  流山市前ヶ崎

秋の空は、見ていて飽きない。 秋の雲は、芸術の秋というだけあって、芸術的である。 どうしたらこんなにきれいな模様になるのだろう、と思うような雲が毎日見れる。 夏の雲は、躍動的で、モクモクと力強いもの感じる。 秋の雲は、繊細で滑らかな、流れるよ…

国名について調べてみた② 都道府県への移行

律令制による令制国という古い国名に興味があって、調べはじめた。 seiko-udoku.hatenadiary.jp 調べているうちに、これはどうも現在につながっていることなんじゃないか、と思うようになった。 これは、私の勉強のための覚書です。 現在の都道府県制は、1都…

馬蹄の話

馬蹄形ということばがある。 だいたいが、馬のひづめの形。Uをひっくり返した形。みたいに説明している。 その形をしている具体的なものとしては、蹄鉄(ていてつ)というものになる。主に、馬のひづめを保護するために装着するU字型の保護具となっている。 今…

3D映像の故郷

生まれた育った村を離れてから、50年くらいになる。 でも、何年かに一度は帰っている。 姉のところに遊びに家族を連れて行ったこともある。 親戚の葬儀とかで帰ることが多かったかな。 今年も、2月に、伯母さんの葬儀で帰った。 夜行バスで朝着いて、レンタ…

タイムマシンへの招待 比較地図サイト

140年前の地図と現在の地図が、一つの画面で表示できるタイムマシンのようなサイトがあるので紹介したい。 むかしどうだったのか知りたい場所がある、 興味のある場所だったり、今住んでいるところだったり。 空想を働かせていろいろと考えるのが好きである…

いなのなかみち⑦ 菅江真澄テキスト

seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp 七日 あしたの空うちくもり、軒の梢に蜩の集く。 たなばたのうれしからましあしたよりいのり日くらしもろ声にして ふたつ星にたいまつるふみ。 「秋風やゝふいて、けふは…

森林鉄道の時代

人間の記憶は、他の何かと細い糸で繋がっているようだ。 ひとつ引っ張り出すと、それに繋がった何かも引っ張られて姿を現す。 ものごとは、常に他のなにかと繋がっている。 記憶の奥底に積もっていたものが、何かを思い出そうとした途端に動き出す。 先日、…

根木内城趾 松戸市根木内

天気もいいし、散歩に行くことにした。 根木内城址が我が家からいちばん近い城跡である。住所は松戸市になっているが、歩いて行ける距離である。 住んでいるのは、柏市であるが、松戸市、流山市との境界が近いので、次に近い城跡は、流山市の前ヶ崎城址であ…

菅江真澄を旅にかりたてたもの

菅江真澄を旅にかりたてたものは、何だったのだろう。 天明3年(1783年)、30歳の春に、真澄は故郷三河を離れている。 30歳という年齢は、当時どういうものだっただろう。 江戸時代の平均寿命は、30歳とか40歳と言われる。ええっと思うが、これは今で…

天形星神社  流山市長崎

天形星神社 先日、鎌ヶ谷市立図書館に行った時に「迅速測図地図」で見つけた不思議な名前の神社が気になっていた。 流山市に「天刑星神社」という神社があった。調べてみたら、今は「天形星神社」になっている。でも、正確に言うと地図では「天刑星」という…

善九郎物語

数年前に、秋田にある父の実家の当主だった伯父さんが亡くなった。伯父さんの父親は、私の父親の長兄だったが、末子だった父とは親子ほど年齢が離れていた。だから、正確には、私にとっては伯父さんではなく、従兄である。 伯父さんは、「善九郎物語」という…

地図はタイムマシン

明治初期に発行された「迅速測図地図」というものを見たくて、近隣の図書館の蔵書を検索していた。その結果、「迅速測図地図」は、松戸市立図書館と鎌ヶ谷市立図書館にあることがわかった。 柏市立図書館、流山市立図書館、我孫子市立図書館には、「迅速測図…

地形と住宅開発

私の住む「東葛飾」という千葉県北西部は、江戸川と利根川に挟まれた地域である。この辺を、車で走るようになって思ったのは、アップダウンが多いということだ。高台があってもそれほど続かず、低地になってまたすぐに高台になる。 私は、そういう地形を見た…

図書館へ行く

市立図書館が、現在休館中である。 システム入れ替えのため、11月2日まで休館ですとなっていたので、二週間ほど休むことになる。ホームページも使えないとなっていたから、大掛かりである。 棚卸しのための休館なら、毎年あるような気がするが、システム…

歴史を遡る

たいていの歴史の教科書は、はるか昔から始まって、現代に至る。 私の体験で考えると、日本史の授業は、中学校でも高校でも現代までたどり着いていない。 だいたい、昭和の途中で年度終了だった。 こんなことを言うと、いろいろと差し支えがありそうだが、も…