晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

保育の日

きのうは、保育の日だった。 同じ市内に住む長男夫婦のところの4歳の孫娘を、一日預かった。 保育園が休みの日曜祝日に、夫婦とも出勤の日が、月に2、3回ある。 夫婦ともに、365日シフト制の職場なので、そうなってしまう。 コロナ禍で、保育園が休園にな…

手賀沼の白鳥

手賀沼に白鳥がいる。 いままでは、白鳥に似ている鳥がいるなあ、と思っていた。 白鳥は渡り鳥だし、こんな時期にいるはずない。ところが、最近こんな「看板」を見た。 「白鳥のフンがあります。注意してください。」 やっぱり、白鳥だったんだ。 コブハクチ…

南部せんべい

ときどき、無性に「南部せんべい」が食べたくなる。 草加せんべいの類いなら、妻が無類のせんべい好きなので、いつも各種揃っている。 おかきやソフトせんべいのようなものもある。 私は、秋田県北東部で育った。 せんべいと言えば、南部せんべいだった。ピ…

古地図を見る

いつもの図書館でいつもの閲覧机に座る。そこは、高齢者用の大机で番号札がいらない。しかも、私の好きな地図コーナーのすぐそばである。 まえから、気になっていた地図の書籍を広げて見る。 「地図で見る百年前の日本」と「日本200年地図」 その中から、私…

夏の雲

すげえ雲だ、と思って、用事が済んでから手賀沼に行って写真を撮った。 時間が経っているからなんか違う。雲は生きものなんだな。 まあ、これはこれでいいか。 東の空 北の空 西の空 南の空 seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-ud…

野生の果実

果物のおいしい季節である。子どものころに、お気に入りだった野生の果実は、どこのお店でも売っていない。 ① ぐみ (茱萸 Silberberry) 実は、楕円形でさくらんぼに似ているかな。でも、まん丸の種類もあった。 大きさは、1、2cmくらい。熟すと赤くなり、酸…

昆虫記

夏の終わりの今頃になると、毎年玄関先にセミやコガネムシの死骸がいっぱいころがっている。 ひっくり返っているので片付けようと手を延ばすと、突然バタバタと動き出して驚かされる。 低層のこじんまりした集合住宅が何棟かある住宅地で、樹木が多いのだ。 …

いなのなかみち②  菅江真澄テキスト

seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp 一ばかり市田てふところにゆくに、いとおほきなる松の朶ごとに藤のまつはりて、こきむらさきに咲たり。 くれて行春をとゞめて松が枝にかかるはうれし花の藤波 かくてその…

高橋竹山

生で見たいバンドがある、と先日書いた。 和楽器バンドは、そのバンドのひとつだ。 筝、和太鼓、尺八、三味線という和楽器に、ギター、ベース、ドラムの洋楽器そして詩吟師範であるボーカルから成る他に類がないバンド。 三味線は、蜷川べにさんという津軽三…

百科事典の世界

ClieというPDAを使っている頃、百科事典をPDAに入れることができることを知った。 DeAGOSTINIからでている平凡社のMYPAEDEAというソフトを専用ツールを使ってEPWINGという形式に変換する。 CLIEはソニー製なので、メモリカードはメモリーステックだった。 容…

芙蓉が咲いた

久しぶりに、手賀沼を朝歩いてみた。 芙蓉の花が咲いていた。 いっぱい蕾があるから、しばらく楽しめそう。 芙蓉の花 「芙蓉の人」いう小説を読んだことがある。 新田次郎の作品で、富士山頂上に気象観測所を作った人の物語だった。 富士山 の別名が芙蓉峰ら…

ロック・フェスティバル

野外のロック・フェスティバルというものに行ってみたい。 屋内のコンサート会場よりも、野外のいろんなバンドが出るようなのがいい。 その方が自由にふらふら出来そうだし。 疲れたら座り込んだり、寝転んだりできる。 遠くから、音楽が聴こえてくるという…

夜行高速バス

今年、2月郷里の秋田に帰った。 コロナ禍だったが、まだそれほど深刻ではなかった。 夜行高速バスなので、少し躊躇はしたが、睡眠中もマスクはして、無事行って帰って来た。 ジュピター号に乗るのは何回目だろうか。 ジュピター号は、国際興業バスと秋北バス…

バーコードとQRコード

図書館で借りてきた本のバーコードを見ていて、バーコードアプリをスマホに入れようと思った。 アプリを検索してみたら、どうもQRアプリでバーコードも読めるみたいだ。 QRアプリはすでにインストールしてあるのでやってみた。 すると、バーコードを数字に変…

ボケとツッコミ

テレビを見始めた頃から、漫才が好きだった。 今でも、漫才は好きだが、テレビではあまりやらないので、You-Tubeで「サンドイッチマン」をときどき見る。 ワンパターンといえば、そのとおりだと思うが、いつも笑わせてくれる。 むかし、見てた漫才コンビをあ…

昭和28年

私は、昭和28年に生まれた。 今年の誕生日で、67歳になる。 そのことについて、最近強く思うことがある。 生まれたのは、終戦から、十年経っていなかったんだ。 終戦は、わずか八年前なんだ。不思議な感じがする。 しかし、育ってきた環境のなかで、戦争の傷…

電子図書館

先日、図書館をふらふら歩いていて、ある本のタイトルにあれっ と思って借りてしまった。 「電子図書館・電子書籍貸出サービス 調査報告2014」電子出版制作・流通協議会 著 となっている。 「電子図書館」ということばに反応してしまったのだ。この言葉を、…

オール・スタンディング

手持ちのCDを、カーオーディオに入れようとしていたら、Eric ClaptonやJeff BeckなどとLove SpychedelicoのCDが出てきた。 CDの時代になってからほとんどCDは買わずもっぱらレンタルを利用していたので、CDはほんの十数枚しかもっていない。 Love Spychedeli…

父と山

父は山師だった。 山師ということばはいくつかの意味で使われている。 1 鉱脈の発見・鑑定や鉱石の採掘事業を行う人。 2 山林の買付けや伐採を請け負う人 3 投機的な事業でおおもうけをねらう人。投機師。 4 詐欺師。いかさま師。 (デジタル大辞泉) 父は、2…

登りたい山

今年になってから思い立って、これから登ってみたい山はどこか、考えてみた。 今は大丈夫だけどいつまでも元気で歩けるわけじゃないだろうから、ほんとに登りたい所をはっきりさせておいた方がいいと思ったのだ。 忘れてしまわないように、紙に書き出して部…

クズの花

クズの花 クズの花は咲いたかな、と外へ出るたびにさがしていたのだが、やっと見つけた。 不順な天候のせいなのか、なにか元気がない。 クズは、ツル性の多年草で房状に密集した花をつける。 花は赤紫色でとても甘い匂いを発する。 私は、花を見かけるとつい…

神社めぐり

一時期、自宅から自転車で行ける範囲の神社とお寺をまわっていた。 1日で、10カ所くらい行ってたので、何十ヶ所になるだろう。 鳥居、本殿、森などの写真を撮っていた。 神社は、まったく新しく建てられることはないので、神社があるところは、かつて集落が…

手賀沼散歩

サルスベリ 手賀沼を歩いてきた。かなり暑かった。 手賀沼はいつ行っても、何か花が咲いている。 今日は、紅色のサルスベリ。 白やピンクもあるらしい。 漢字だと百日紅。 猿ものぼれないくらい幹がツルツルだ。 そして、山法師の実が、緑から赤に変わるとこ…

映画の時代

東京オリンピック2020は、どうなるのだろうか。 記録映画の監督は、川瀬直美さんに決まっているらしいが、今たいへんなんだろうな。 私の少年時代の東京オリンピック1964は、市川崑さんだった。 学校みんなで町の映画館まで見に行った。 小さな町だったけど…

いなのなかみち①  菅江真澄テキスト

seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp seiko-udoku.hatenadiary.jp 天明三年癸卯のやよいより、しなのの国をわけて、もとせばとふ里に在て、月はしわすに至るまでをのす。 その頃…

江戸川サイクリング

自宅から、自転車で30分ほどで江戸川の土手に着く。 流山橋のあたりである。 かつては、ここで自転車を降りてランニングしていた。 土手を走って北上し、運河で休憩してまた流山橋までもどる。 または、運河から更に北上し玉葉橋を埼玉県三郷市側に渡り、流…

いなのなかみち   菅江真澄テキスト

天明3年2月末、真澄は故郷を出発し信濃国伊那郡に入った。 これは、信濃で年末まで過ごした日記である。 このあいだに真澄は、5月24日に東筑摩郡洗馬村で宗福寺洞月上人に再会し、医者可児永通を紹介され滞留することになり、付近を巡遊した。 本文には、…

菅江真澄テキスト

菅江真澄という人を知って、すぐに菅江真澄に関する書籍を探して何冊か手に入れた。 いろいろな視点から、彼の漂泊の人生を描いていた。 私は、江戸時代にこのような人生を送った人間が存在したことが信じられない気がした。 三河で育った人間にとつて、彼が…

自己紹介です

1953年、秋田県北部の白神山地東部にある田代岳(1178m)の麓の田代町(現大館市)の農村で生まれ育ちました。 田圃の真ん中にある農家で、夏はカエルの鳴き声がうるさいくらいで、田圃のうえをホタルがいっぱい飛んでいました。 高校生のときに、近くの大館…

菅江真澄との出会い

菅江真澄を知ったのは、私が20代後半のころだった。 私の郷里である秋田県のローカル紙「秋田魁新報」の記事を通してだった。 記事は血友病のため長く病床にある民俗学者の内田武志氏についてのもので、内田氏の研究対象が菅江真澄だった。 菅江真澄は、江戸…