晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

その他

難しくて面白い漢字の世界③ 「三国志演義」と「封神演義」

若い頃に、横山光輝さんの「三国志」を読んでいた。 なんと、全60巻という大作である。 タイトルが、「三国志」となっているが、原作となっているのは、史書である「三国志」ではなく、説話である「三国志演義」である。 同じ頃に、「水滸伝」や「項羽と劉邦…

電化製品の壊れ方

電気炊飯器が、壊れた。 いつものように、予約機能で、炊き上がり時間を選んで、炊飯ボタンを押す。 ところが、エラーマークが出て、セットできない。 エラーは、「中ぶたが閉まっていない」ということらしい。 なかぶたを確認すると、しっかりと閉まってい…

難しくて面白い漢字の世界② 「超漢字」と「今昔文字鏡」

何万字、いや、十万字を越えるという漢字のことを考えていて、思い出したことがある。 ずいぶんと昔のことだけれど、ほとんどすべての漢字を使えるということを売りにしたアプリが、話題になったことがある。 たしか、そんなアプリが二つあったと思うのだが…

難しくて面白い漢字の世界① 漢字辞典と異体字

菅江真澄のテキストを校正していて、苦労するのは正確な漢字を探すことだ。 OCR、つまり「光化学文字認識機能」によって、文字画像から文字データに変換させているのだが、時にはとんでもない文字として認識されている間違いがある。 そんな時には、まず、漢…

無人探査機が月面に着陸した日

2024年1月20日、JAXAの無人探査機が月面に着陸した。 アメリカ、ソ連、中国、インド、に次いで日本が5カ国目ということになるらしい。 とは言っても、アメリカとソ連の探査機が着陸したのは、1966年であり、なんと半世紀以上昔のことである。 またまた、はる…

クマ出没 注意!

二十代の頃に、秋田県中央部の森吉山に一人で登っていた。 そしたら、こんな看板があった。 「クマ出没 注意!」 アスファルト舗装はされていないが、トラックの通れるような広い林道である。 「注意」と言われても、クマよけの鈴も持っていなかった。 まあ…

やるべき事をやるべき人がやる

二週間ぐらい前だったろうか、伊豆諸島や小笠原諸島で、津波が発生したということで、一日中テレビのニュースが津波の状況を伝えていた。 ニュースの映像では、どこかの湾内の小さなボートがひっくり返って、流れていた。 ところが、気象庁の会見では、鳥島…

客観的であること 論理的であること

客観的である、論理的である、そうありたいものだと自分では思っている。 しかし、人間というものは、なかなかそうはいかないものである。 自分にあまり関係のないものであれば、けっこう客観的論理的な判断ができる。 ところが、現実にはそういう訳にはいか…

青歯王とブルートゥースBlueTooth

カーオーディオが壊れて音楽を聴けなくなったので、しばらくスマホ本体だけで聴いていた。 スマホの音は、しばらく聞いていると疲れてくる。 なんとかしようと、電気屋やカー用品の店舗を覗いてみた。 カーオーディオは、ほとんどカーナビに内蔵されたもので…

かすむこまかた  菅江真澄テキスト

「かすむこまかた」は、天明6年(1786年)正月から2月にかけての日記である。 菅江真澄は、陸奥国仙台領胆沢郡前沢駒形で正月を迎えている。 天明3年春に、故郷の三河を離れて旅に出た菅江真澄にとっては、旅の途上の三回目の正月である。 天明4年は、信濃国東…

歴史とドラマ 「牧野富太郎自叙伝」

「牧野富太郎自叙伝」を読んでいる。 先日、図書館で「古代日本の道と駅」を借りて読んだことを書いた。 実は、図書館での目当ては、この本ではなかった。 牧野富太郎という植物学者についての本がないものか、探していた。 やはり、分館にはなく、本館に行…

バッテリーは消耗品

iPadのバッテリーを交換した。 昨年ごろから、バッテリーの持ちが目に見えて低下していた。 このところ、100%充電しても一時間ももたず、あっという間に60%を割って、突然電源が落ちる。 なんとかしなければと、ネットでバッテリー交換ができる業者を調べて…

けふのせはのゝ⑦ 菅江真澄テキスト

廿八日 あるじにいざなはれて、阿部(安倍)のふる館のあと見にとて行ぬ。 加志といふ処に、黒沢尻四郎政任のありしいにしへを偲ぶ。 北上河をへだてて、国見山のいとよく見やられたり。 国見てふ名はところ/″\に聞えたり。 神武の帝八十梟を国見丘に撃給ふ…

広葉樹と針葉樹

日曜日の朝に、「所さんの目がテン」という番組を久しぶりに見た。 この番組は、科学番組である。 身近なものを、いろいろ調べてみようというもので、ずいぶん昔から見てる気がする。 こどもが小さいころからなので、20年にはなるだろうと調べてみたら、19…

電子図書館が身近なものになる①

私の住む柏市の市立図書館が、電子図書館のサイトを開設した。 そんな噂は聞いていたのだが、サイトをチェックしていなかった。 今年の1月24日から、サービスを開始していた。 なるほど、こんな感じである。 柏市の電子図書館 web.d-library.jp 検索ワードを…

雪のある生活

私は、雪国で育った。 このことについては、ブログに何回か書いている。 秋田県と青森県の県境をなす白神山地の南麓の村で、生まれて高校卒業まで暮らしていた。 11月に初雪が降って、12月からから根雪となって、3月頃から溶け始めて4月初めには、あちらこち…

コロナ療養中

コロナ療養中である。 ついに我が家にも、コロナがやって来てしまった。 パートから帰ってきた妻が発熱し、苦しそうだった。 かかりつけの病院に連絡したら、コロナ用の発熱外来に来るように指示された。 病院の裏にある救急医療の入り口のさらに裏側に、プ…

そとがはまかぜ③ 菅江真澄テキスト

十二日 川ひとつわたりて百田邑(弘前市)を過て、名によぶ津軽野に出たり。 いまはつがのといひ、村あり、つが野邑といへり。 「みちのくのつがろの野辺の萩盛こやにしき木をたつるなるらん」 大久保(以下弘前市)、撫牛、堅田、和徳、広崎(弘前)の里に…

時代は変わる

パチンコ店の閉店が、すごい勢いで続いているらしいことを、何ヶ月前かのブログに書いた。 我が家の最寄駅である東武新柏駅前のパチンコ店も、最近になって突然閉店した。 私は、パチンコはやらないので、入店したことはない。 駅前のロータリーを挟んで、駅…

高音と低音の音楽文化

バンドメイドという女性バンドが、全米をコンサートツァーしているということを、このブログに書いた。 すでに、ツァーは終わったが、ツァー中は毎日コンサートのライブ映像をYouTubeで見ていた。 ロックフェスティバルとコンサートが13回、追っかけのような…

欧米人のおなまえ③

南米の国で、日本のアニメの登場人物の名前を、自分の子どもに名付ける人が多いという記事を読んだ。 日本のアニメやマンガは、世界中で放送されたり、読まれたりしているということは聞く。 日本で作られたものだと知らずに、見ていたりして、日本のものだ…

国名について調べてみた16 陸奥国と征夷大将軍

これは、私の日本の歴史の勉強のための覚書です。調べたこと、考えたことを書きとめてます。 令制国というものに興味があって、気が向けば調べたりしています。 今年のNHK大河ドラマは、「鎌倉殿の13人」であり主人公は「源頼朝」かなと思っていた。 しかし…

MVPをどうやって選ぶのか

大リーグのMVPに、誰が選ばれるのかが、話題になっている。 大リーグといっても野球の大リーグMLBには、アメリカンリーグとナショナルリーグがある。 MVPに誰が選ばれるか、議論が加熱しているのは、ヤンキースとエンジェルスが所属しているアメリカンリーグ…

あぶくのように中身がないからバブルか

2ヶ月ほど前に、テレビのニュース番組などで、「中国の不動産バブル崩壊」というのを、よく取り上げていた。 雨不足のため大河が干上がっているという、つぎの話題に移ってしまって、今は何かな。 建築業者が業績悪化のため工事が未完成のまま放置され廃墟…

コミックの未来はどうなるのかな

妻が長年通っていたコミックのレンタルショップが、ついに閉店した。 毎週欠かさず、借りにいって、数日後に返却する。 一度に、10冊くらい借りていたので、そんなによく読めるものだと、思っていた。 性格的に、そんなに持続性のあるほうではないのだが、コ…

ロックの時代19 時代遅れのロックンロールバンド

YouTubeをながめていたら、「時代遅れのロックンロールバンド」というMVがあった。 メインが、桑田佳祐で、共演者として、世良公則、佐野元春、Char、野口五郎という名前が並んでいた。 この顔ぶれは、いったいなんだろう、と思った。 共通点といえば、タイ…

眠れなくなる話

地下鉄の電車は、どっから入れたんでしょうね? それを考えてると、一晩中寝られないの。 こんな漫才が一世を風靡したことがある。 地下鉄の階段から入れたんですよ。 よく改札通れましたね。 それ考えるとまた寝れなくなっちゃう。 地下鉄について言えば、…

1970年代の記憶②

アルバニアという国について、調べてみた。 たぶん、東欧の社会主義国であるらしい、ということしか知らなかった。 調べてみたら、アドリア海の東岸、ちょうどイタリアの長靴のかかとの対岸にあった。 北はモンテネグロ、北東はコソボ、東は北マケドニア、南…

1970年代の記憶①

私の学生時代のアルバイト生活については、このブログで何回か書いている。 1972年から1976年なので、もう半世紀も前のことになる。 先日、吹奏楽の演奏会に、バイト仲間に誘われて行ったことがあることを書いた。 それを考えていたら、他にも記憶に残るバイ…

日々のルーティン

私の起床期間は、午前6時である。 これは、勤めていた頃から、変わっていない。 たぶん、結婚した頃からで、その前はもう少し遅かっただろうと思う。 7年ほど前に退職して自由な身の上になったが、起床時間は変わらなかった。 四人家族の中で、私がもっとも…