晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

2020-08-06から1日間の記事一覧

いなのなかみち   菅江真澄テキスト

天明3年2月末、真澄は故郷を出発し信濃国伊那郡に入った。 これは、信濃で年末まで過ごした日記である。 このあいだに真澄は、5月24日に東筑摩郡洗馬村で宗福寺洞月上人に再会し、医者可児永通を紹介され滞留することになり、付近を巡遊した。 本文には、…