晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

2021-02-10から1日間の記事一覧

わかこゝろ③ 菅江真澄テキスト

十五日 雨雲の余波なう晴て、あさひらけ行空に、月の山口をよろこびうちいひて、宿を出て桑原といふ名のあれば、 草枕かりねの露もおなじくははらはで袖に月やどさなん おなじところのながめを、なをかた。 里の子がかふこのまゆのいとなひもほどへて淋し秋…