晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

6枚目の図書館カード

ひさしぶりに、図書館ウォーキングに出かけた。

小金原にある松戸市立図書館の分館に向かうことにした。

朝から天気も良く青空で、気温もだいぶ過ごしやすくなっている。

今年の夏は暑かったので、遠出は避けていた。

遠出のウォーキングは、いつ以来だろう。

小金原までは、今まで何回か歩いたり自転車で行っている。

近隣センターや図書館が入っている建物は、小金原団地の中央部にある。

歩いて1時間はかからず、40分ぐらいのものだから、距離にして2キロちょっとである。

ちょうどその中間ぐらいが、柏市松戸市の境になる。

自宅からは南西方向になるが、できるだけ最短距離にしようとすると、住宅地を斜めに進むことにする。

途中に「酒井根下田の杜」という里山もあって、都合がいい。

 

kankou.kashiwa-cci.or.jp

 

私の住む光ヶ丘から松戸市である小金原団地は、柏市松戸市の境にある。

地図アプリで見ると、こんな感じである。

地図アプリ「スーパー地形」 光ヶ丘団地小金原団地

右上に光ヶ丘団地あり,小金原団地の中央部にある図書館分館は、左下の郵便局マークの上部にある。

それぞれの団地は平坦な台地上にあり、その間には落ち込んだ低地がある。

緑色で表示されている台地は標高25メートル前後、茶色で表示されてる低地は15メートル前後で、10メートルほどの高低差がある。

県道に沿っていくよりは、ショートカットにもなるし、歩きやすいのがいい。

麗澤大学生涯学習プラザ

自宅を出て、麗澤大学生涯学習プラザを見ながら、光ヶ丘団地を進む。

この施設は、完成してからずいぶん経つがまだ敷地に足を踏み入れたことがない。

社会人向けのオープンカレッジを開設していて、様々な講座があるらしく、大学院もあるようだ。

光ヶ丘団地が建て替えになる前は、団地北部には光ヶ丘マーケットという昔懐かしい市場のような商店街が一つ屋根の下に同居していた。

それが、建て替え時に麗澤大学に譲渡された。

他には、学生向けのスペースの建物もあって、モスバーガーが入居している。

団地の西部は、民間に譲渡され、マンションや病院になっている。

かつての光ヶ丘団地に比べて、かなり規模は小さいものになっている。

光ヶ丘グリーンタウン

団地を抜けて、県道を100メートルほど進むと、下田の杜の入り口である。

下田の杜

下田の杜に隣接して農家があるので、大きなカキの木が何本もあって、実をつけている。

柿好きの私にとっては、うらやましい。

こんな木が、一本くらい欲しいものである。

NPOが管理しているので、活動のための建物がある。

湧き水のせせらぎが池に流れこんでいて、畑もある。

この池から流れ出て、住宅街の脇を行くが、暗渠になって隠れている。

並木道をしばらく歩くと、左側に小金原公園のしばらく住宅街を歩くと、目の前に小金原団地が見えてくる。

団地から斜面が10メートルくらい低くなって、そこを上富士川がながれていて、そこに合流するのである。

たぶん、この川が柏市松戸市の境界だ。

富士川は、北上して根木内城址公園の脇を流れ、さらに進んんで流山の免許センターのあたりで坂川に合流する。

合流した坂川は、今度は松戸市内を南下して、なんと市川市との境である国府台で江戸川に流れ込む。

坂川(さかがわ)というのは、逆川(さかがわ)なのかもしれない。

このあたりは、土地に高低差が少ないので、逆流したのではないかな。

富士川の低地に、酒井根の住宅地と小金原の台地を結ぶ橋が架かっていて、それを渡ると小金原団地の並木道に出る。

イチョウ並木

しばらく行くと、交差点を過ぎ小金原公園である。

気持ちのいい雑木林を歩くと、どんぐりが落ちている。

久しぶりに団地の中央部に来たが、いずこの団地もおなじだと思うが住民の高齢化でかつての賑わいはない。

それでも商店街はがんばってる、そんな感じだ。

今日の目的地である図書館分館は、市民センターの二階にある。

隣には交番もあって、団地の中心である。

かつてはさらに病院もあって、私の父も入院したことがあるが、今は老人介護施設になっている。

病院は、流山の方に移ったようだ。

 

今日、松戸市の図書館分館に来た目的は、図書館の利用者カードを作るためである。

今までに、松戸市の図書館本館にも行ったことがあるし、この分館にも来ているがカードを作っていなかった。

近隣の市立図書館が、電子書籍などに対応を始めたということで、調べたことがある。

柏と流山は、電子図書館ということで、自宅でも電子書籍を借りたり返却したりできる。

松戸は、自宅での貸し借りはできないようだった。

図書館内のPCを使って、図書館が契約している民間のデータベースなどにアクセスすることはできが、自宅のPCではできない。

ただ、音楽データベースについては、自宅でもできるようだった。

それが、どんなものか試してみようと思ったのだ。

音楽データベースのポスター

受付カウンターの前に、ポスターがはってあった。

ナクソス・ミュージック・ライブラリー」である。

なるほど、専用ソフトもいらない。

100万曲以上聞き放題。

私のPCの中にも、聞ききれないぐらいの音楽ファイルはあるのだけれど。

クラシック音楽だけではあるが、とりあえず利用者カードを作ろう。

アクセスのためのIDなどは、後でメールで申し込むようだ。

 

これで、図書館カードが6枚目になった。

柏市我孫子市流山市鎌ヶ谷市、そして千葉県立西部図書館が、すでにある。

だいたい、「利用カード」とか「利用者カード」となってるが、千葉県立西部図書館はなぜか、「資料貸出券」とお役所的である。

6枚目の図書館カード

館内の蔵書を見ていて、司馬遼太郎さんの「街道をゆく」シリーズが気になった。

司馬遼太郎さんは、日本全国だけではなく世界の国々も歩いている。

それなのに、テレビのシリーズをちょっと見たくらいで、まったく読んでいなかった。

このシリーズだったら、ここでなくてもどこの図書館にもあるだろうという気はした。

全部で43巻あったが、第3巻「陸奥のみち」と第29巻「秋田散歩」を借りた。

気になっている人物である安藤昌益と菅江真澄のことにふれていたからである。

司馬遼太郎さんが、この二人についてどのように書いてあるか気になった。

 

自宅を出たのが午後一時ごろだったが、帰宅したのが三時半くらいだった。

たった2時間半で、行って来れるのだ。