晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

時代は変わる

パチンコ店の閉店が、すごい勢いで続いているらしいことを、何ヶ月前かのブログに書いた。

我が家の最寄駅である東武新柏駅前のパチンコ店も、最近になって突然閉店した。

私は、パチンコはやらないので、入店したことはない。

駅前のロータリーを挟んで、駅前の一等地にありながら、立体駐車場も併設した店舗だった。

店舗の敷地内に、銀行のATMがあるのであるので、時々利用していた。

先日、ATMを使おうと行ったら、ATM機はすでに撤去されていて、そばにあるスーパーのイートインのコーナーに移っていた。

パチンコ店の店先には、閉店のお知らせなどはまったく掲示されていなかった。

よほど、急な閉店だったのだろうか。

その後通りかかったら、ATMがあった建物も取り壊されて、更地になっていた。

東武鉄道新柏駅は、1983年に開業しているので、パチンコ店も同時にできていたと思う。

40年くらい営業していたことになる。

ネットで、閉店の記事を探していたら、JR南柏前のパチンコ店も今年の6月に閉店したとの記事があった。

私が利用するのは駅の東側で、パチンコ店は反対の西側だったので、気がつかなかった。

 

私は、新柏駅ができて3年後の1986年に、光ヶ丘団地に転居して、新柏駅が最寄駅になった。

光ヶ丘団地は、1957年竣工の日本で最初の賃貸公団住宅である。

私が入居したのは、それに隣接した分譲マンションであり、1982年に完成している。

その頃の光ヶ丘団地の敷地内には、本屋や床屋、蕎麦屋などの個人商店が数軒と、「光ヶ丘マーケット」という商店の集合市場のような建物があった。

マーケットは、八百屋や肉屋などの商店が並び、下町的な雰囲気だった。

そして、団地はバス通に囲まれていて、外側には何十軒かの商店が並んでいて、商店街になっていた。

そこには、「スーパーマーケット」も2店舗あった。

「スーパーマーケット」の「スーパー」ってなんのことか考えたことがなかった。

ただの「マーケット」(市場)が、特定の品目を専門的に扱うのに対して、幅広い品目を取り揃えることが「スーパー」ということらしい。

たいていのものは、団地内で用が足りていた。

 

その後、団地の老朽化が進み立て替えることになった。

建て替えに伴う退去について、反対運動があったが、結局押し切られて建て替え計画は進んだ。

団地の建物は低層のものが108棟あったが、すべて10階を越える高層の建物になった。

建て替えが終了するまでに、10年くらいかかっている。

工事のあいだ住民が減少したために、商店街の商店はどんどん閉店してしまった。

個人経営の本屋とチェーンの本屋も、どちらも無くなってしまった。

レンタルビデオ店も無くなった。

ラーメン屋や蕎麦屋もなくなってしまった。

団地の外へ出かけなければ、用が足せなくなったのだ。

いまだに、かつての商店街の店舗で残ってるのは、三分の一か四分の一くらいだろうか。

新しい店舗が開店したものもあるが、空き家のままになっているのも多い。

 

私は、日々の食料品などの買い物は歩いて行く。

さすがに家族と一緒だと、車で行くが、自分一人だったら歩く。

それが散歩でもあるので、音楽でも聴きながらのんびり行く。

だいたい15分か20分くらいで行ける範囲に、スーパーマーケットがいくらあるか数えてみた。

なんと、6か所もあった。

買いたい食料の種類によって、行き先を決める。

 

家族と車で出かける時は、モールに行くこともある。

車で、30分以内で行ける範囲に、数えたら6か所あった。

国道16号沿いに2か所、国道6号沿いに2か所、つくばエクスプレスの駅に隣接して2か所である。

それぞれの、規模や駐車場の状況が微妙に違う。

我が家から最も近くて、三年ほど前にできた「テラスモール松戸」がある。

住友商事系の施設らしい。

住所は松戸市だが、車で10分ちょっとで行ける。

もともとは、松戸市営の北部市場があった跡地である。

まだ、歩いて行ったことはないが、じゅうぶん歩いていける距離である。

40分か、45分か、というところかな。

書店も、電気屋も、百円ショップも、映画館も、なんでもあるのはうれしい。

こんど、歩いてみよう。

 

モールと言えば、「越谷レイクタウン」というのが10年以上前にできた。

江戸川の向こうで一時間くらいかかるが、一時はよく行っていた。

江戸川を越える流山橋が、渋滞常習なので足が遠のいてしまった。

越谷レイクタウン」は、日本で最大の超巨大モールである。

何回行っても、歩ききれない。

今回のコロナで、大丈夫なのだろうか、と思った。

それでなくとも、ああいうショッピングセンターは、店舗撤退がつきものである。

 

我が家の近所に、小学生が行くような駄菓子屋のようなお店が二軒ほどあった。

タバコも売ってるような、小さな店である。

我が家の息子たちも、利用していただろう。

だいぶ前に、店は閉じてしまっている。

店先には自動販売機だけが置いてある。

時代は変わるのだ。

 

 

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