晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

平将門王城跡を訪ねる

手賀沼の南岸に、「平将門の相馬の大王城跡」という看板があるのを、何年前からか見ていた。

今日は、そこを訪ねようと出かけることにした。

朝から、天気もよく気温もかなり高くなりそうである。

水分を充分にとることに気をつけて、歩くことにする。

 

平将門は、下総国猿島・豊田(現茨城県)を勢力範囲としていたといわれる。

しかし、王城跡がある柏市大井には将門神社がある。

これは、将門の次女如春尼か三女如蔵尼によって創建されたそうだ。

また、我孫子市日秀にも将門神社があり、将門の母が相馬出身だったので相馬のこの地で育ったのではないかという伝説があるようだ。

茨城県坂東市には「国王神社」があり、参拝したことがある。

ここは、将門を終焉の地に祀る神社である。

 

新柏の桜並木は、緑を濃くしていた。

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新柏桜並木

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名戸ケ谷から大津川に注ぐ川は、コンクリートで護岸されたただの用水路になってしまっている。

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大津川に向かって、青々とした田んぼを見ながら歩く。

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大津川の土手に出ると、釣り人が作ったであろう桟橋がいくつかある。

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大津川を、沼南方向に向かう県道282号に中の橋が架かっている。

水質改善の施設があるあたりで、葛の花が咲いているのを見つけた。

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葛の花

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河川敷に降りてみる。

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葛の葉に覆われた木

さらに進むと、国道16号で、ここは橋の下を潜る。

次に、市道の二子橋である。

この橋の上から、上流下流を眺める。

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大津川上流方向 大津ヶ丘団地が見える

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大津川下流方向 柏市街が遠くに見える

大津川の東側の土手を、進んでゆく。

右手に水田、左手に大津川の流れだ。

ねむの花が、咲いていた。

なぜか暑い気温に似合う花である。

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ねむの花

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ねむの木

今日の目的地である、大井の森も見えてきた。

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大井の森

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向こう岸に、コブハクチョウを発見する

大津川手賀沼に合流する。

その辺りの南岸は、ヨシが生い茂って水面を覆っている。

遊歩道を歩いて行くと、「王城跡」の看板を見つけた。

初めて見てからずいぶん経っていて、気にはなっていたのだが、まだ行ったことがない。

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王城跡の看板

看板の案内図だと、近いしわかりやすそうである。

城跡方向に、大規模な墓地や福満寺という寺もあるので、それを目印に行けばいい。

とりあえず、歩いてみた。

ところが、城跡方向への分かれ道が見つからない。

歩いているうちに、とんでもない方向まで進んでしまったようだ。

たまにあることだが、遭難状態である。

 

てきとうに歩いてるうちに、福満寺の案内板があった。

どうも、お寺の裏側に出てしまったようだ。

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お寺の隣にあった香取神社

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福満寺の鐘楼

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福満寺は、平将門ゆかりの寺らしいが、詳しことはわからない。

「大井の七人衆影武者伝説の里 平将門大明神」

いったい、何のことだろう。

ここから、下り坂になっていて本堂はその先にありそうである。

今日の目的は、「王城跡」である。

案内板では、福満寺の手前にあったので門前の坂を下ってみた。

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庄屋だろうか、屋敷門があった

ずっと下ってみたが、「王城跡」の入り口はなかった。

思い当たったのは、先程の福満寺の入り口は裏門だったのかもしれない。

もう一度、戻って境内に入って表門があれば、そちらから出れば「王城跡」にたどり着くかもしれない。

 

歩き始めてずいぶん経っていて、アプリを見たら既に二万歩である。

元気は残ってないので、今日は「王城跡」は、あきらめることにした。

また次の機会に、しっかり準備してこよう。

そういうわけで、平将門王城跡に行きつかなかったという結末です。

 

 

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