今朝は、久しぶりに青空が見えた。
しばらく、雨模様が続いていたので、何日ぶりだろう。
手賀沼にでも、出かけようと思ったが、気温は上がりそうなので、自転車で行くことにした。
雨がかなり降っていたので、手賀沼も増水しているだろう。
大津川は、どれぐらい流量が増えているだろう。
手賀沼から流れ出る手賀川も、どんな感じになっているか気になる。
とりあえず、新柏方向に向かう。
裏道で自転車に乗ったのだが、この道は昔は細い砂利道で道端に小さな川があった。
一応、光が丘の森を水源とする渓流だったのだと思う。
見た感じでわからないが、わずかに傾斜してるらしく、ペダルを漕がなくても、とろとろと動いている。
名戸ケ谷で、大津川の土手に向かう道に到着する。
将門の王城跡を訪ねて来た時以来なので、ひと月くらいぶりである。
田んぼの脇の道を進むと、稲の穂が大きくなって、穂が垂れていた。
稲は、雨が降って暑くなれば、どんどん実が大きくなっていく。
大津川の土手に着いて、川の流れを見ると、いつもよりは1メートルくらいは、水面が高くなっているように思える。
大津川の土手を進んで、県道に架かる橋の方向を見ると、白鳥が泳いでいた。
なにか花は咲いていないかなと思いながら、土手を進むがほとんど花らしきものは見えない。
わずかに、ヤマブキ色の花がちょっと遠くに見えたが、あれはなんだったろう。
大津川河口に着いた。
さすがに、かなり増水していた。
手賀沼の水面は、いつもよりは2メートルくらいは、高くなっているだろう。
手賀沼の土手は、毎年お盆前くらいに、2メートルくらいの幅で除草している。
花火大会のためかなと思ったりしていたのだが、そんなことはないか。
去年も、今年も花火大会は、中止だったのかな。
サイクリングコースを、道の駅に向かって走る。
道の駅「しょうなん」の新家屋は、かなり工事が進んでだいぶ建物らしくなっていた。
大きな屋根が三つ並んでいて、二つは家屋で、一つは半オープンになってるようだ。
完成予定は、たしか11月だったと思う。
ちょっと、楽しみである。
さらに走って、ハスの群生地に着いた。
今年も、ハスはまったく咲いてなかった。
咲いてないだけではなく、まったく茎もなにもない。
去年も、同じだったので、ほんとに全滅してしまったのだ。
一時は、どんどん増殖して、向こう岸まで広がりそうな勢いだった。
いったい、なにが起こっているのだろう。
我孫子のウェブサイトによると、2018
年頃から群落の縮小が見られた、とある。
原因としては、複合的なものが考えられるとして、七つぐらいあげられている。
手賀沼の東端の曙橋近くの休憩所で、ひと休み。
曙橋は、手賀沼と手賀川の水門がある。
それを見ると、手賀川の水面は通常よりも2メートル以上高くなっていた。
ここからは、手賀川の土手がサイクリングコースとなっている。
両岸に、河川敷があったような気がするが、低いところは水没しているようだ。
手賀沼に流れ込んでいる川は、大津川、大堀川、地金堀などがある。
その他に、田んぼのあるところには「排水機場」というのがあり、これで川から手賀川に流れ込む水量を調整しているようだ。
川というよりは、水田のための水路からの水かもしれない。
手賀川土手のサイクリングコースの左側は、水田である。
水田は、稲の穂が垂れていたが、よく見ると水田の色はそれぞれ違っている。
もう、黄色くなっている水田もあるし、まだ緑っぽいのもある。
私は、水田に囲まれて育ったが、水田は、水路から最初に水を入れた田んぼを、「水口」(みなくち)と言ってた。
その田んぼは、水温が低いので生育が悪く、稲の実も入らなかった。
この辺りの田んぼは、そういうことはないだろうから、稲の品種の違いとか、田植え時期の違いから来てるのだろうか。
この水田の先に、緑の森がある。
この中に、「千葉県手賀終末処理場」という施設がある。
とんでもなく広い敷地の中に、いろんな施設があるが、外から見たところかなりの広さは、ジャングルのような原野である。
何回も、この前を通っているが、詳しいことは知らなかった。
東葛飾地域の下水を処理して、利根川に放流できる水にし、脱水汚泥は燃やして、その灰は各市が引き取ることになっているらしい。
処理区域は、我孫子市の全域、白井市、柏市の大部分、松戸市、鎌ヶ谷市、流山市、印西市の一部分となっている。
週末処理場を通り過ぎて進むと、サイクリングコースは橋にぶつかる。
そのそばにあるカフェ「リバーサイド」が、今日の目的地である。
何年か前に、息子たちと来たことがある。
テレビの「ぶらり旅」みたいな番組で、見て知ったのだ。
とにかく、料理のボリュームがすごい。
二人前くらいの量が、皿に乗ってた。
でも今日は、ここでは食べない。
出かける前に食べて来たので、店の前の自販機でスポーツドリンクを買った。
週末処理場近くまで戻って、ひと休みである。
あとは、のんびりと帰るだけだ。
少し走っているうちに、雨がぽちぽちきた。
空を見ると、青空が見えるのに、自分の上だけ雨雲で、これから行く前方は、雨が降ってるらしくかすんでるように見える。
とりあえず、雨やどりできるベンチのある所まで走る。
小降りになったら走って、雨やどりしてるうちに、雨はあがった。
洗濯ものがあったことに気がついたが、また陽が出ているから大丈夫だろう。
もう、青空がかなり広がっている。
3時前に、帰宅した。
出発は、10時過ぎだったから、所要時間は5時間弱というところかな。