もう12月である。
テレビのニュースでは、北国は雪景色だった。
一週間くらい前は、小樽だったけど、今朝は青森だった。
それに比べて、ここは別世界である。
陽射しも良く、散歩日和だ。
月一回の妻の通院で北柏に来ているのだが、検査結果が出るまで、手賀沼近くの公園まで歩くことにする。
いつものように、北柏ふるさと公園に向かう。
公園は、大堀川が手賀沼に注ぐ河口沿いにあり、手賀沼の西端に位置する。
ヨシのような背の高い植物が、綿毛のような穂をつけていた。
ススキやヨシの穂は、明るい色だが、これは少し濃い色である。
触ってみたら、ほんとにわたのようにふわふわしていた。
あまり見かけたことがない気がするが、至るところにある。
なんという名前なのか、わからない。
湖岸に着くと、湖面は静かで、釣り人がひとり糸を垂れていた。
水鳥が、ゆったりと泳いでいる。
歩道を進んでゆくと、右手の原っぱにもっこりと土が盛り上がっている。
もぐらが穴を掘った痕跡だろうか。
湖岸を河口方向に進む。
振り返ると、柿の木らしきものがある。
こんなにいっぱい残ってるってことは、渋柿だろうか。
鳥も食べないってことなのか。
公園の広場に出ると、いろんな樹木がある。
でも、樹木に名札がないので、どんな名前の木なのかわからない。
最近、柏の葉公園で、これに似た高木を見た。
葉っぱが鮮やかな茶色に変わっていた。
どうもメタセコイアらしいのだが、この公園のはそれほど樹高は高くない。
近寄って、葉っぱを見てみた。
「メタセコイア」は、「イチョウ」とともに、「化石植物」言われていて、絶滅したと考えられていたが、20世紀になって中国南西部で、自生していると確認されたそうだ。
その後、世界中に植えられたらしい。
葉っぱが、よく見かける樹木の葉とは、違ってるような気がする。
大きなものだと、樹高が50m以上になるとのこと。
公園には、他にもいろんな樹木が植えられている。
私は、花や木などが好きで、散歩によく出かける。
そのわりには、知識が少なく、名前がわからないことが多い。
公園によっては、しっかりと名札や説明文が掲示されている所もある。
そうしてくれると、子どもだけでなく、大人にとっても役に立つのにな、とおもう。
これは、なんだったかな。
この木の下には、どんぐりがいっぱい。
この季節には、数少ない花が咲いている。
公園の広場は、気持ちいい。
大堀川の河口付近は、湿地帯になっていて中之島になりつつある。
公園を出て、橋の上から、大堀川の流れを見る。
水はきれいで、澄んでいて川底が見える。
のんびり歩いていたら、一時間近くになっていた。
病院に戻ろうと、保健センターの脇の道を行くと、臨時駐車場が見えた。
その一角に、大きな黄色いトンネル型、かまぼこ型?のテントがあった。
しばらく前から見かけていたが、なんだろうと思っていた。
見ていたら、テントのそばに防護服姿の人がいて、駐車場に入ってきた車を誘導していた。
考えていて、思いついた。
なるほど、これはコロナのPCR検査場なんじゃないのかな。
黄色のテントは、臨時の係員の待機室ということかな。
はやくこれが必要なくならないものだろうか。