図書館ウォーキング第四弾で、我孫子市立図書館に行くことにした。
借りた本の返却期限がだいぶ過ぎてしまっている。
他の図書館で借りてまだ読んでないものがあるので、新しく借りる訳にはいかない。
返すだけなので、どうしようか迷っているうちに、出発が遅れてしまった。
11時10分出発、8.04km 1時間40分の行程である。
車だと、新柏駅からさくら通りを進み、レイソルの柏スタジアムで右折し、国道16号を渡り、あとは直進で手賀沼北岸の道である。
ナビの最短コースは、新柏駅には寄らず、豊住で踏切を渡り、すぐに住宅街の道を進んで、柏スタジアムの裏側から、スタジアムの交差点に出て、後は車と同じコースになる。
我孫子市立図書館に到着する。
午後1時前くらいだった。
図書館は、アビスタという複合施設の中にある。
アビスタには、公民館も入っているが、考えてみたらむかし我孫子に住んでた頃、ここに中央公民館があった気がする。
手賀沼公園の一角にあるので、いつも小さい子どもたちが遊んでいる。
図書館の隣には、ミニ蒸気機関車が走る遊園地もある。
アビスタ 我孫子市立図書館
我孫子市立図書館は、アビスタという施設の一階フロアの半分くらいを占めている。
さらに、4分の1くらいのスペースが子どものために、設けられている。
全体としては、こじんまりしているが、そのわりにゆったりとしたつくりである。
そして、閲覧のためのテーブルや座席が多く配置されている。
私のお気に入りは、外の景色を楽しむことのできる閲覧テーブルである。
今は、座席は半分に減らされている。
平日だったこともあるが、座席は充分に余裕があった。
本を借りるつもりがなかったので、地図コーナーへ行った。
明治初期に作成された「フランス式彩色地図」が保管されてある。
これは、まだ日本地理院ができる前に、日本陸軍が作成したもので手書きである。
彩色されているので、見ているだけで楽しい。
しかも、欄外にスケッチが描かれている。
目印となる神社などの建物や、道標だったりする。
この地図が軍事的必要から作られたことから、必要な情報だったのだろう。
地図は、平成になってから復刻されたものであるが、すべてパウチで保護されていた。
フランス式彩色地図は、2万分の1の縮尺で、近隣の6,7枚がセットで袋入りである。
我孫子市立図書館には、我孫子市の中心部分の他に、取手、柏、鎌ヶ谷など4組があった。
机の上に広げて、見ることができた。
図書館を出て、手賀沼公園を歩いて帰ることにする。
ハクチョウとカモが水辺にいるので、子どもたちも集まっていた。
手賀沼北岸の歩道は、ずっと桜並木である。
1キロ近く、あるんじゃないだろうか。
しばらく行くと、レイソルスタジアムの交差点である。
ここには、小金の牧の土手跡が残っている。
記念碑には、こう書いてあった。
小金原の野馬除土手跡
柏市は古くから下総国の牧として軍馬の産出地でもあり、江戸時代には市の大半が幕府領小金牧となり、ここはその東寄りに位置するところである。
近隣農民に野馬除土手を築かせ放牧場を山犬や野火から保護し、多くの騎馬や農馬が養産された。
またこの野馬除土手沿いには野馬井戸と呼ばれる馬の水飲み場として湧水地があった。
明治二年に牧が廃止された後に、入植開墾が行われ、柏市地域では豊四季・十余二の新しい村が生まれるに至ったのである。
平成三年七月二十七日
名戸ケ谷郷士会
横断歩道を渡ると、柏スタジアム前の広場である。
レイソルの柏スタジアムの前を通り過ぎる。
ホームゲイトの向こうに神社の赤い鳥居が見えた。
スタジアムの敷地内に神社があったんだ。
今まで、気が付かなかった。
地元の中華屋さん「珍来」の前を、通り過ぎる。
コラボのノボリがはためいていた。
新柏さくら通りを、歩いて行く。
桜並木も30年になるそうだ。
1.5kmにわたって続くので、かなり見事である。
陽射しが強くなって、汗だくになってしまった。
午後3時半、無事帰宅した。
帰りは、2時間くらいかかったかな。