外へ出かけると、自動販売機で飲み物を買う。
ランニングの時は、水分補給でスポーツドリンクを買う。
スポーツドリンクも、メーカーによっていろいろあるが、こだわりはないのでなんでもいい。
ポカリスエットというのが、一番古いと思うが、どこのメーカーだったかな。
たまには、水やお茶を買うこともあるが、めったにない。
ジュースやコーラなどの甘いものはまったく買わない。
ランニング以外で出かけた時に、買うのは缶コーヒーである。
私は、あまり食べ物飲み物の違いがわからない人間である。
そんなに、こだわることはない。
ところが、缶コーヒーだけはこだわってしまう。
缶コーヒーなんて、どこのもたいして変わらないんじゃないか、と思うかもしれない。
しかし、飲んでみると、ちょっとちがう。
原料のコーヒー豆が違うのか、豆から抽出する製法の違いなのか、飲んだ時の口あたりがちがうのだ。
私は、コーヒーは無糖しか飲まないので、違いがわかりやすいのかもしれない。
最近は、ペットボトル入りも出てるが、これはどうも私好みではなかった。
ペットボトルという容器のせいか、水出しコーヒーとなっていて、何か水っぽい。
自動販売機は、ほとんどが同一メーカーの製品が収められている。
コカコーラやアサヒなどの大手の自動販売機は、どこの街並みや公園に並んでいる。
私が、好んで買ってる缶コーヒーは「タリーズ」である。
「おーいお茶」の伊藤園である。
今日も午前中に、電気の量販店に出かけていて、近くの自動販売機を探したのだが、伊藤園の販売機はなかったので、近くにあったスーパーで買った。
「タリーズ」がすごくおいしいというわけではないが、他のと比べて飲んだときの違和感がない。
まあ、私だけの思い込みだと思う。
今や、日本の街では何十メートルか歩けば、自動販売機はある。
自動販売機にいつ頃出会ったか、考えてみた。
高校生の時に、初めてコカコーラを飲んだのだが、自動販売機で買った記憶がある。
1970年前後のことである。
その頃は、缶ではなく瓶入りだった。
自動販売機に、栓抜きが付いていて、そこにひっかけて栓を抜いていた。
コカコーラの瓶は、今でも売ってる厚いガラスのがっちりしたやつである。
コカコーラってやつは、クスリ臭いなあ、と思って、好みにはならなかった。
そのうちに、缶入りになったが、スチール缶だった。
売ってるのは、みんな甘くて味が濃くて、のどが渇いた時に飲みたいものじゃなかった。
自動販売機で、お茶や水を買えるようになったのはいつ頃だったのだろう。
画期的だなと、思ったものだった。
日本では、お茶や水はただのものであるのが当たり前だったので、ジュースと同じようにお金をとって売るというのが、感覚的に難しかったのだろう。
今では、自動販売機に収納されている飲み物のうち、無糖のものの割合がかなり高くなっていると思う。
水筒を忘れても、なんとかなるのは、いいことだ。