晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

どうして英語が話せないのか

どうして英語が苦手なのだろうか。

私を含めて、日本人全体についても同じことだろう。

自分のことを考えてみても、中学校で3年間、高校で3年間、英語を学んでいる。

大学でも、英語は必修単位になってたと思うので、いくつかの科目をやっているはずである。

合計すると8年くらいになる。それなのに、日常会話もろくにできない。

学校の授業だけで、英語がペラペラというのは聞いたことがない。

私の世代などは教科書主体の授業で、会話形式などはやったこともない。

テープを使ったヒアリングも、やっていない。

もっと、下の世代だったら、また少し違ってくるだろう。

そんなものでも、受験科目を英語でやってなんとかなった。

話すことはできないが、英語の文章ならなんとか意味はわかる。

英語の歌が好きで、よく聴いていた。聴いただけでは、歌詞は聞きとれないところが多い。

歌詞が印刷してあれば、意味はわかる。それが、現実である。

 

よく言われるのは、日本では英語を使う必要がないから、上達しない。

日本で生活する限り、英語を使わなければならないという機会は、ほとんどない。

職業によっては、英語が必須という職場はあるだろう。

観光立国政策によって外国人観光客が増えているので、そのような機会は増えてくるだろう。

仕事上、英語を必要とする人も多くなると思う。

2回ほど、海外旅行に行ったことがある。

地元の市場などに行ったのは、楽しい思い出である。

もう少し、英語が話せたらもっと楽しめただろうと、思ったものだった。

 

どこで得た知識だったか、忘れてしまったのだが、高等教育において日本人が英語を必要としないのが、理由の一つではないかという説があった。

日本では、ほとんどの専門書が日本語に翻訳されているので、大学や専門学校においても英語を必要としない、というのである。

自国語に翻訳した専門書が刊行されていない国では、英語の専門書で勉強しなければならない。

アジアの日本以外の国は、自国語の専門書が少ないので英語で学んでいる、というのだ。

たしかに日本は、出版大国でもあるかも知れない。日本語の書籍を輸出するとは思えないので、日本国内の需要でまかなえるのだろう。

内需の国」というけれど、こんなところにも現れているのだろうな。

でも、これはほんの小さな理由だろう。

 

世界で自国語として最も使われている言語は、中国語だと思う中国だけで14億人の人口だそうだ。

次に使われているのは、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどで使われている英語だと思うが、どれくらいの人口になるのだろう。

しかも、英語を公用語としているインドの人口は13億人を越える。インドには、400を越える方言があるという。

他にも、公用語ではなくても、英語が話せる人々は世界中にいっぱいいる。

ヨーロッパは、地続きなのでフランス語やドイツ語は、フランスやドイツの国以外にも公用語になっている国があり、それを日常語にしている地域があるそうだ。

一つの国の中に複数の公用語があるような国では、英語の存在は貴重なものなのだろうか。

 

結局、英語を使わざるを得ない状況になれば、話せるようになる。

その選択肢しかなければ、選ばざるを得ないってことかな。

 

 

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