晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

パン焼き入門

久しぶりに、パン焼き機でパンを焼いた。

焼きたてはおいしくて、家族で全部食べてしまった。

今のパン焼き機は、2代目でパナソニック製である。

初代は、フナイ製だった。長年以上愛用していたが、ついにモーターが壊れて動かなくなった。もう20年も経っていて修理はできない。どうしようか迷っていたが、焼きたてパンを食べたい家族のすすめで買い替えた。

最初にパン焼き機を買おうと思ったのは、20年以上前で、子どもたちがまだ小さい頃だった。妻にパン焼き機を買いたいと相談したら、「いいよ。でも私は何もしないから、ぜんぶ自分でやってね。」と、念を押された。

パンを食べるのは好きだったけど、パン作りはやったこともなくまったく初心者だった。

パン焼き器についてきた説明書兼レシピ集だけが頼りだった。このレシピ集が、なかなか優れものだった。レシピ集は、「プライム編」「クッキング編」「ヘルシー編」「ケーキ編」からなっていた。

最初は、いろいろやってみたりしたけど、結局は基本的な「プライム編」のうちのいくつかを作ってた。材料が特別なものでなく、めんどうでない。焼きたてはというだけで、充分においしいのでそういうことになってしまった。

よく作ったのは、「山食パン」「スィートパン」「フランスパン」「アメリカンマフィン」かな。

パンやケーキを作る人には、常識であたりまえだと思うけど、素人の私が初めて知ったり、驚いたこと。

 

①  イース

パン生地を発酵させるために必要だけど、初代のフナイでは3gだったのが、2代目パナソニックでは1.4gになっていて、早焼き食パンだと4.2gになっていた。そのかわり時間が半分になっている。なるほど、イーストを多くすれば発酵時間を短くできる。5時間かかるところ2時間になるわけだ。

②  強力粉

強力粉は、薄力粉に比べて値段がかなり割高である。

フランスパンは、なぜか強力粉と薄力粉を同量ブレンドする。それが、フランスパンの皮はパリッ、中身はふんわりの食感につながるのかな。

③  スキムミルク

スーパーでなかなか見つからなかったりする。スキムミルクを切らしてしまった時は、牛乳で代用して水量を減らす機転が効くようになった。

フランスパンには入れない。

④  ショートニング又はマーガリンと無塩バター

レシピでは、パン系がショートニング又はマーガリンで、ケーキ系は無塩バターである。

でも、フランスパンには、ショートニング又はバターは入れない。

⑤  水あめ

フランスパンでは、なぜか砂糖ではなく水あめになっている。最初の頃は水あめを切らさないように常備していた。今は、めんどうなので砂糖で代用している。

⑥  ベーキングパウダー

ケーキは、発酵させず、ベーキングパウダーで無理矢理ふくらます。水を加えると炭酸ガスが発生するらしい。

 

パンを焼くようになって思うことがある。パンを焼くといっても、材料を用意して材料をセットしスイッチを押すだけだ。

しっとりしておいしいパンとか言うけど、そのしっとりはバター、マーガリン、ショートニングからきてる。フランスパンには、その類いは入ってない。そのかわり、すぐにパサパサ、かたくなる。焼きたてを食べなければならない。

でも、日本で市販されているフランスパンには、その類いがかなり入っていると思う。ヘルシーであるためには、本物を見極めなければならない。

ケーキも、何回か作ったことがある。でも、バターとグラニュー糖の使用量のあまりにも多いことに驚いてしまって作らなくなってしまった。調べればわかるが、小麦粉よりもはるかに多量のバター、グラニュー糖が使われている。それを知ってから、作ることに罪悪感を覚えるようになった。

アメリカンマフィンは、使用量はケーキの半分以下だが、それでもパンに比べたらはるかに多量である。

おいしいものを食べることは、なかなかにむずかしいことだなあ。

 

 

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