毎朝、コーヒーを入れて、それからヨーグルトとパンを食べる。
ヨーグルトは、「カスピ海ヨーグルト」として粉末種菌を市販しているものを、ずっと家で作り継いでいる。1リットルほどのガラス容器に、ヨーグルトをスプーン2、3杯入れて牛乳を注いでかき混ぜる。常温で半日ほど放置しておけば、それでヨーグルト完成である。あとは冷蔵庫に入れる。
ほんとは、ある程度したら種菌を新しいものに変えた方がいいらしいが、ずっとそのままで使っている。
容器や温度管理など特別なものは何も必要ないので誰でもできる。
今のヨーグルトは、三、四年前に始めたものだ。最初にやったのは十年以上前だ。旅行かなんかでダメにしてしばらく中断していたのだが、また再開した。
もちろん、プレーンなので何か入れたくなる。ずっとジャムを入れていたが、毎日なので常備するのはかなり面倒だ。試しに、フルーツ系のジュースを入れてみた。いっしょにパンを食べるので、水分が多くなって食べやすい。今は、ジュースを気分でいろいろ変えて楽しんでいる。
カスピ海ヨーグルトは、免疫研究をされている家森幸男さんがヨーロッパ東部のコーカサス地方から持ち帰った種がもとになっている。コーカサス地方は、カスピ海と黒海に囲まれた長寿地帯として知られていたらしい。
私は、もともとが体が丈夫な方なのでヨーグルトが健康にどの程度効果的なものかはよくわからない。
ヨーグルトに含まれるクレモリス菌は、生きて人間の腸内に届き、腸管内の状態に良い影響を与えているのではと考えられている。また整腸作用、ストレスによる肝機能の低下やアトピー性皮膚炎の抑制、免疫賦活作用、血中コレステロール値の改善、血糖値上昇抑制作用など、様々な健康効果が報告されているらしい。
どこまで信用できるかわからないが、体に悪いことはないだろうとは、思っている。