久しぶりに行ったスーパマーケットのレジが、すべてセルフレジになっていた。
あちらこちらのスーパーに、セルフレジのコーナーができているのは見かける。
でも、すべてセルフになっているのは、はじめて見た。
このスーパーマーケットは24時間営業であるので、もしかすると、時間帯でセルフではないレジがあるのかもしれないが、気がついた限りでは無いようだった。
レジは、現金対応とカードのみ対応の機械が、半々であった。
ところが、カードのみ対応の機械は誰も使っていなくて、現金対応の機械には順番待ちの行列ができていた。
やっぱり日本人は、カードより現金主義なのだろうか、それとも時間帯による客層の違いなのかも知れない。
どうもカードも、使える種類が限られているらしい。
イオン系列のスーパーらしく、4種類くらいしか対応してないようだった。
しかも、私でも使っている「なんとかペイ」にも、対応してないみたいだし。
すべて、なんでも対応の機械にしないと、せっかくに設備がもったいないのではないだろうか。
確かに、現金対応だと釣り銭の準備も必要でコストがかかる。
レジのコーナーの隅に、係員が待機していた。
お客が、滞りなく処理しているかを、見守っている。
それにしても、レジの機械はよくできているものだと思った。
10種類くらいの商品を、スキャンしたのだが、サッとスキャンのウィンドウの前を通すだけで、反応して金額が表示される。
けっこうすばやく、レジの処理は終わった。
思ったよりも、簡単である。
係員は、10台ほどのレジを担当しているようである。
ストレスのある仕事かも知れない。
これなら、単純に考えれば、人件費は10分の1近くになる。
そのかわり、設備にはかなり投資しなければならないだろうが。
そのうちに、どんどんと普及していくのだろう。
セルフレジって、いつごろからだったかな、と考えてみた。
三、四年前から、たまに行くスーパーに、セルフレジコーナーができていた。
その頃は、商品数が少ない方はどうぞ、という感じだった。
それが、最近になってセルフレジが増えている気がする。
でも、まったくセルフレジのない店舗も、かなりある。
実は、このスーパーは、自宅からかなり遠いところにある。
このスーパーの一角に、地元のローカルなパン会社が店舗を出していて、そこが私の1番の目的である。
私は、ご飯も好きだが、パンも好きなので、ここのパンは魅力がある。
そこの店舗に並んでいるパンは、普通のパン屋とはちょっと品揃えが違う。
あまり、他では見かけない種類が多い。
たぶんこのパン会社の主力は、学校給食や高校などでの販売なのではないかと思う。
私のお気に入りは、「とろりんチーズカレー」、車の中で食べてしまう。
妻には、大好きな「揚げパン」を買って帰る。
あとは、超割安なでっかい大袋である。
おかげで、パン焼き機で自分でパンを焼く頻度が減っている気がする。
胚芽パンが気に入ってるが、不定期でしか置いてないので残念である。
六、七年前に、退職したあと、家族でカナダのバンクーバーに短期の(2泊3日)旅行をした。
ホテルの近くのドラッグストアで買い物したら、支払いはセルフだった。
たしか、商品のスキャンはレジの方がやっていた。
日本でも、まだそういう経験はなかったので、ドギマギした。
セルフレジは、なにかトラブルがあったら対処が大変そうだ。
そいう時に、どう対応するかシステムができてないとダメだろう。
他の国はどうかわからないが、日本ではセルフレジがかなり普及するかもしれない。