PCR検査を受けて、陰性だった。
電話連絡を受けて、2、3日して「医療費通知書」が届いた。
請求額が、6310円となっていて、振込先口座が載っていた。
「治療費」が2810円となっていて、これが検査と診察料だと思う。
「自費分」が3500円というのは、他の病院の紹介がなく直接来院したので、初診料相当分であるということは、検査前に受付で言われている。
ところが、PCR検査結果に関する書類のようなものは、全く同封されていなかった。
たしかに電話で結果は伝えてもらったが、なんらかの書類はあるはずなので、入れ忘れたのかなと気になった。
そろそろ医療費を振り込もうと出かけようとして、やっぱり検査結果の書類が届いてないことが気になって、病院へ電話した。
検査結果の電話連絡はもらったが、結果の書類は届いてない旨を、伝えた。
そうしたら、検査結果の書類は発行していませんと、とのことだった。
簡単な書類でいいので、目で見える形の書類を出すべきではないですか、と私が言った。
書類が必要ならば、証明書を発行しますが別料金になります、とのことだった。
ちょっと、腹が立った。
検査をやった以上、結果を当然患者に渡すのは当たり前じゃないかな、と思ってその旨も伝えた。
この、やりとりの間、何回か電話を保留にして向こうで何か話してるようだった。
らちがあかないので、「常識的な処理をしてほしいです。」と言って、電話を切った。
こういうことは、時々あるなあ、と思った。
私は、ものごとにあまり腹を立てることも少なく,おだやかな人間だと、自分では思っている。
たぶん、まわりもそう思っていると思う。
でも、まれに今回のように腹が立つことがある。
そいうときはだいたい、まわりの人たちがスルーしているようなことに引っかかってることが多い。
ピントがずれているのだと思う。
今回のPCR検査は、けっこう重要な検査である。
結果次第では、仕事や家族に大きな変化をもたらしかねないものだ。
認知症気味な人だったら、電話連絡だけでは、後になって問題になるかもしれない。
職場にだって、書類が有るのと無いのとでは大違いだ。
最低限、目に見える形の書類は必要だと思う。
検査結果の書類がなくて、請求書だけあるのは、なにかおかしい。
レシート見たいなものに、病院名と氏名とあとゴム印で「陰性」と押してあるだけでいいのにな。
でも、あんな大病院でもずっとこのやり方でやってきている。
私のように、クレームをつける人はいなかったのだろうか。
検査をやってあげてる病院には、検査をやってもらう患者の立場になって、ものを考えることができないのだろうな。
病院という大きな組織の「常識」。
世間一般の「常識」。
67歳のおじさんの「常識」。
なかなかこの「常識」がかみ合わない。
今回も、ピントがずれてるんだろうな。