晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

あたりまえであると思っていること

「三つ子の魂百までも」ということばがある。

幼少期に形成された性格などは、年をとっても変わらないということだ。

三つ子というのは、数え年の3歳らしいので、満年齢だと2歳過ぎだろうか。

ものごころがつくということばもあるけれど、これもやはり同じような年頃だろうか。

 

今日は、孫娘を預かる日だったので、朝早く妻と迎えに行った。

帰りに、早くからやっているいつものパン屋さんによって、「アンパンマンパン」を買う。

孫娘は、もう5歳で「アンパンマン」は卒業しているみたいだけど、とりあえず今までのように店に寄って、パンを買う。

パン屋の店頭には、「マスクを着用してください」の貼り紙がある。

孫娘は、子ども用のマスクをつけて入店する。

コロナ禍になる前から、この店に通っている。

 

ふと思った。

孫娘は、あと4ヶ月くらいで6歳になる。

この子は、何歳くらいからの記憶があるだろうか。

コロナで騒ぐようになった頃は、もう3歳半くらいになっていたはずである。

ものごころついたころは、もう外ではみんなマスクをしているようになっていたのだろうか。

孫娘や、もう少し年下の子どもたちにとっては、外ではみんなマスクしているのを見て、育っている。

あと何年くらいなるか分からないが、マスクをつけないで外出できるようになるだろう。

外ではみんなマスクするのがあたりまえと思って育ったこの子たちは、その光景をどんな感じで見ることだろう。

 

あたりまえだと思っていたことがそうでもなかった、そいうことはこの世ではよくあることだ。

同じ日本でも、住む場所によって違うことは多い。

時代によっても、変わっていく。

今の時代だったら、国によってずいぶんと流儀が違うことはあるだろう。

 

私の住む集合住宅は、麗澤大学生涯学習センターが隣接している。

20年ほど前に、日本住宅公団光ヶ丘団地が建て替えによって「グリーンタウン光ヶ丘」という高層集合住宅になるまでは、この敷地には10棟ほどの3階建て集合住宅があった。

建物の周りは車道になっていて、私の住む団地との出入り口で、行き来ができ子どもたちの通学路にもなっていた。

団地建て替えの際に、麗澤大学はこの10棟の区域とともに、南北にある団地中央の車道を挟んだ区域も購入している。

そこには、「光ヶ丘マーケット」と「光ヶ丘商店街」があった。

マーケットの跡地には、学生たちのための「麗沢カフェ」とコンビニが建設され、商店街の跡地は大学の敷地に組み込まれ塀の中にある。

生涯学習センターが建設されることによって、集合住宅の敷地は塀に囲まれて閉鎖された。

ただ、光ヶ丘団地と出入りができるように、その敷地の南側に幅1メートル半ほどで長さ20メートルくらいの細い通路が作られた。

その通路は、途中で直角に曲がっていて、しかも塀の内側に高さ4メートルくらいある樹木が植えられていて、見通しが悪く、圧迫感を感じさせた。

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先日、その通路を歩いていたら、樹木の伐採作業が行われていた。

剪定ではなく、根元からバッサリと切られていた。

塀沿いに、何十本かあった樹木が、まったく無くなっていた。

直角に通路が曲がっていたために、まったく見通しがきかず、うっとうしかったのがウソのようだ。

ずっと見とおせて、すごく明るくて気持ちがいい。

広い敷地の北側に学習センターの建物はあったので、南側には何もなく駐車場と芝生だけである。

考えてみれば、目隠しをしなければならないような施設はないので、今まで何のために樹木が必要だったのだろうか。

20年間、狭くて閉塞感のある通路で、それがあたりまえだった。

ほんとにあたりまえなのかな、ということは考えていいのかなと思う。

なんか変だなと思ったら、どうしたらそれを変えられるかを、考えてやってみることが大事なのかな。

いろいろ、ありそうだな。

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