唐揚げは、私がよくやるメニューの一つである。
市販の唐揚げ粉が残っていたので、それを使って唐揚げを揚げてみた。
どうも、唐揚げ粉がうまく絡まず、まだらになる。
味も、なんかもの足りない。
我が家では、通常は妻から伝授してもらったやり方でやっている。
と言っても、やり方はいたってシンプルである。
醤油に酒を入れて、それに生姜をおろしてまぜて、ポリ袋に肉と入れて漬け込む。
片栗粉を入れたポリ袋に、肉を移して片栗粉が馴染んだら、油で揚げる。
我が家では、生姜だけ入れているが、ニンニクを入れるのもあり、らしい。
生姜はたっぷり入れたほうが、美味しい気がする。
唐揚げはこんなものだと思っていた。
片栗粉を使うのは竜田揚げだというのを、どこかで読んだ。
唐揚げは小麦粉を使う、となっていた。
じゃあ、我が家のは竜田揚げだったのか、と思った。
でも、小麦粉でも片栗粉でも、どっちでもいい、と書いてるものもあった。
片栗粉をまぶすと、けっこうきれいに揚がる。
片栗粉が無くて、小麦粉でやったことがあるが、小麦粉が肉に馴染まないのか、揚げると肉から離れた小麦粉で油が白く濁ってしまう。
油が白く濁ってると、ちょっと気持ち悪い。
小麦粉を使う時には、天ぷらのように粉のままではなく、ころもにしたほうがいいと思う。
片栗粉は油に沈んで、小麦粉は油に浮かんでるのかも知れない。
ときどき、中華料理店に行くことがある。
台湾系のボリュームがすごいお店である。
ユーリンチー(油淋鶏)というのが中華の唐揚げのことなのかな。
でも、唐揚げは、「唐」揚げっていうくらいだから、中華からきたんだろうな。
かなり大きめの唐揚げに、タレがかかっている。
肉には塩コショーくらいで、タレが香味タレになっている。
酢と醤油がベースで、生姜、ネギ、パセリなどが入ってるらしい。
タレの中身を変えれば、いろいろとバリエーションができそうである。
肉の味付けはシンプルなので、他の料理との組み合わせも考えれば、可能性が広がるかもしれない。
最近、北海道のザンギという名前を聞く。
唐揚げとどう違うかというと、ザンギの方が味付けが濃くてしっかりしているということらしい。
材料、作り方とも特に大きな違いはなさそうである。
我が家では、揚げ物は私の担当である。
レパートリーとしては、他に天ぷらとトンカツとチキンカツくらいかな。
天ぷらの具は、エビや魚など下準備が必要なものはほとんど使わない。
ピーマンとかキノコとか、いつも冷蔵庫にある野菜を使う。
そして、野菜のかき揚げ。
子どもの頃、秋田でかき揚げを食べた記憶がある。
でも、秋田では天ぷらは甘かったと思う。
お赤飯も甘かったし、なんでも甘いのが好きなのかな。
天ぷらのときは、だいたい蕎麦である。
困った時の、天ぷらと蕎麦というパターンが多いかな。